初冬の澄んだ黄金色の空間、時間が穏やかに朱色に姿を変えて行く、ほんのひとときの夕景。上昇するガラス越しに遠く水平線があかね色に染まり、眼下には西日に輝く港が見えた。
海岸通りの一番新しい高層のホテルといえば、あなたにも判ってしまうわね。ガラス張りのエレベーターのドアが開き、わたしとジョンは降りた。ファーストクラスの部屋へと続く、フロアのほのかな灯りが写す男女のシルエット。人気のない廊下を、重なるように歩いて行った。
ジョンは、スキンヘッドで185センチはあるレスラーのような体格の黒人男で、見るからに厳ついその顔に、三日ほど剃ってはいないのだろう無精髭が伸びていた。誰が見ても、この街のおしゃれなシティホテルには、まるで似合わない男だった。
肩を抱かれたわたしも、その厳ついジョンと5センチくらいしか変わらない。あのときのわたしは15センチはあるハイヒールを履いていた。銀狐の毛皮のコート一枚に黒い絹のストッキング、濃いめの化粧で、知ってる人が見てもたぶん気が付かなかったと思うわ。その格好は、見るからにハイクラスの売春婦そのもので、わたしはジョンに連れられるまま、そのフロアの最上級の部屋に入った。
まだ暖房が十分効いていない、ホテルのスイートの一室。その部屋にはもう一人、ジョンの友人でボブという名の男が待っているはずだった。
その一月ほど前の事だった。貴子はジョンとラブホテルのベッドの上にいた。貴子が会社の同僚、浩一と結婚することに決めたのを、寝物語のようにジョンに話した。
ジョンは貴子を抱き、笑いながら言った。
「フフン…その男のナニがいいんだ」
「フフフ…ジョン妬かないの……浩ちゃん、ものすごくいい男なの…SEX以外はすべて最高よ…」
「フン、タカコさわってみろよ、お前の口の中にいっぱい子種の液をぶち込んでも、まだビンビンだぜ…男の値打ちは女に快楽を与えるコックの能力で決まるんだ!」
「そうよジョン、あなたのが一番よ…フフフ…わたし、あなたと別れるつもりはないわよ」
「わるい女だな…お前は…」
ジョンはベッドから離れ、椅子に座ってタバコを吸った。
「そうか!お前がそのコウイチという男と結婚するのなら、もう俺の専用じゃねえということだ。タカコお前はビッチだ!俺のダチにもさせるぜ…」
「ダメよジョン、わたし…浩ちゃんの貞淑な妻になるのよ……でも、その人もブラックなの」
「ああ、俺みたいな標準品のコックじゃねえな…」
「ウフフ…あなたのが普通……ウソ……」
「そいつのはデカすぎて、そいつのワイフすら持てあましてるってよ。俺に言わせりゃかわいそうな男だ」
「ねえジョン、わたしその人を助けてあげたいわ……いい人なの」
「面白みはねえが、俺のダチにゃ珍しく金持ちで真面目ないい男だ。ワイフがホワイトの美人だが尻に敷かれてる」
「ウフフ…ジョン、早くその人と会ってみたいわ」
貴子もベッドから離れ、イスに座る全裸のままジョンに抱きついた。
「ジョンの黒くて大きなこの坊やが大好きなの、もう一度元気になって頑張ってね」
貴子はジョンの脚の間で、さも愛おしそうに黒ペニスを愛撫して口に入れた。
まだ少し残っていたのか、さっき飲み込んだスペルマの味がしていた。
そのジョンから誘いの電話があったのは、しばらく経ってからだった。
その日は貴子が、浩一と新婚旅行でオーストラリアから帰った次の日だった。
「浩ちゃんゴメンね、今度の土曜日、横浜の友人が、結婚のお祝いの飲み会だと言って誘ってくれたの、フフフ…色は少し黒いけど可愛い子なの……行ってもいい……」
「…………」浩一はすぐに返事が出来ないでいた。
貴子と二人、家ですごす最初の休みの日なのにと思った。
「浩ちゃんごめん、早く帰ってくるから…ねえいいでしょ……」
貴子は、男達とそのシティホテルのロビーで待ち合わせることになっていた。ジョンからの電話の話では、貴子がハネムーンで浩一から買って貰った水着姿を見てみたいということで、着替えるための一室まで借りてあると、いうことだった。貴子は少し早めの時間に行き、その部屋で水着に着替えるつもりで入った。
ベッドサイドの小さなテーブルの上には、つま先から踵まで透明のアクリル樹脂で出来たハイヒールで、手紙が挟んであった。
その男の趣味で、貴子にそのスタイルでロビーに降りてきて貰いたいと書いてあり、ベッドの上には、貴子にプレゼントだといって銀狐のコート、レースのガーターベルトとシルクのストッキングが並べてあった。
貴子は黒のガーターベルトとシルクのストッキングを着け、シルバーフォックスの毛皮のコートを羽織って、透明な樹脂製の高さは15センチはあるハイヒールを履き、廊下に出た。
素肌にコートだけでは、寒さを感じたが、高級そうな銀狐の毛皮のコートがうれしくて、すぐにロビーに降りていった。
毛皮のコートの襟を立て胸を露出気味に着こなせば、誰の目にもに素肌に来ているのが分かるし膝上の裾から、すらりと伸びたシルクの美脚にバカ高いハイヒール。
その格好でロビーを歩けば、貴子は人目を引く、まるで外人客相手のコールガールのような存在だった。
冷ややかな視線のフロントの前を歩いて、暖かそうなロビーのソファーに座ったが、その場所は、前からは素通しで、コートの裾からはストッキングの端からガーターベルトの一部、黄色いビキニのパンティが丸見えで、まだ5時前だというのに貴子に興味を持った何人かの男から一夜を共にしないかと声をかけられた。
15分ほど遅れてジョンが現れた。
「ファワハハハ…これじゃ、まるでこの辺りにたむろするビッチと変わらないぜ」
「ウフフ…ジョン、何人にも声掛けられたわ…フフフ…あそこでまだこっちを見てるアジア系の男は5万円でどうかって言ったわよ」
「じゃあタカコ、ボブの部屋に行こうぜ、ずっとあのロビーの向こうから、お前を見ていたんだってよ」
「まあボブって、少しおかしな人なのね」
「タカコ、許してやってくれボブは日本の女とは初めてなんだ。ワイフのジェニィーって女が怖いんだってよ」
ジョンが笑いながら、貴子に少し機嫌をとるように声をかけた。
「ウフフ…水着姿をビデオで写すんだって……でもボブってホントにお金持ちなのね。さっき着替えて来たけど、この毛皮のコート高いんでしょ」
「そのスパイクヒールといい、やつの品の悪い趣味だ。まあ、タカコならその品の悪さに見合う値打ちは有るがな……」
「フンなにさそれ…」
「タカコみたいな美人なら何でも似合うってこと…」
「フフフ…そうよね……ねえジョン、その人ホントに撮すだけじゃ…ないんでしょ…」
「当たり前だ!真面目なやつでも、撮すよりやる方がいいのに決まってる」
その豪華なスイートの部屋のリビングで二人の黒人男が、少し離れた位置に座らせた貴子を肴に軽く酒を飲んでいる。
ジョンもかなり体格のデカい男だが、ボブという男はさらに背も高く巨大という感じが貴子にはした。
そのデカい体のボブという男が、初体験の少年のように緊張しているのが、貴子には可笑しかった。
「フフ…ジョン、じゃー始めるわね…」
二人の黒人男が座るカウチの間際で、貴子は少しコートの裾をはだけさせ、組んだ足からガーターベルトにシルクの靴下、股間のビキニのパンティをちらりと見せた。
ボブがあわててビデオカメラを構え始めた。
小さなビデオカメラはボブの大きな手では、まるでミニチュアカメラのようで、とても操作しにくそうに、貴子には見えた。
男達の視線を意識しながら両手で交互にさそる様にシルクの靴下に包まれた脚を撫で上げ、ガーターベルトを外し、男達の前で片足を上げ大きく足を組み靴下を脱いでいく。
貴子は立ち上がりシルクの靴下をボブのビデオカメラに掛けた。
それからストリップの様に艶めかしく踊り出し、男達の前でヒザをかがめコートの裾から股間の黄色い水着のパンティを見せつけ、両手の指でパンティを引き上げるように紐状にして割れ目にくい込ませた。
貴子は後ろ向きになり、割れ目にくい込ませた紐状の水着では隠せない、白い尻肉を二人の黒人男の前で見せつけ、お尻を振って見せながらコートを脱いだ。
その下はヒモと申し訳程度の小さな布で出来ている、黄色いビキニの水着だ。
貴子はその水着姿でお尻をくねらせ、しばらくのあいだ踊った。
「ボブというのね、ジョンよりずっといい男フフフ…わたし貴子よ……撮してばかりじゃなくって…さわってもいいのよボブ」
貴子はボブという、もう一人の黒人男の前で艶めかしくお尻を振り、構えたビデオカメラの前に、ビキニの小さな布きれで、乳首の部分がわずかに隠された乳房を突き出した。
「どうだボブ、タカコはいい女だろ、プッシーの具合は、もっといいぜフフ…俺のでならしてある」
「ボブ、胸が苦しいわ……楽にさせてくださらない…」
貴子は、艶めかしく踊りながら、小さな布からあふれんばかりの乳房をボブのカメラの前に、ブラのヒモの結び目をボブの前に持ってきた。
「はあ…ミセスタカコ、苦しいのならスローテンポでも構わない…あなたのダンスならとてもステキです」
ボブは貴子が言った言葉の意味に気がつかないようだった。
「ボブ、男の人って面白いわね、そんなに撮すのが愉しいの…わたしとしないの……」
「タカコ、あなたのその細い体じゃ……太くて14インチも有るし…近頃じゃワイフにも嫌われてる」
「まあ…ジョンより大きいわ、ボブ素敵よ……」
貴子はボブのそばで、座ったままのジョンを挑発するように言った。
「ふん、男はデカさだけじゃねえぜ……じゃ-ボブ、あんたはシッカリ撮しな…俺が脱がすぜ、タカコここに立つんだ…お前がハネムーンで、その格好を新婚の亭主の前で見せつけ、そいつとやりまくっていたと思うと俺のコックも熱くなるっていうもんだ」
ジョンが立ち上がり上着を脱ぎ捨て、貴子の前に来た。
「フフフ…ジョン、残念ね…うちの浩ちゃんのは小さいのフフ…ジョンの親指ほどしかないの」
「フワッハハハ…ボブ、聞いたか、親指だってよ」
ジョンは笑いながら、肩を抱いた貴子の水着の背ヒモを引きちぎった。
小さな水着が反動で落ち、大きく前方へ突きだした貴子の美乳が、大きくプルルンと揺れながらボブの目の前であらわになった。
「ジョン!あなたはホントに乱暴ね…浩ちゃんとの思い出の水着なのよ」
引きちぎられた後の貴子の肌が赤くなっていた。
「あんたの好きなシルビアセイントよりいい女だろ……おまけにブラックコックに狂ってるビッチだ。14インチでもきっと飲み込むぜ」
ジョンは貴子を無視してボブに話しかけていた。
ボブの前に立たせた貴子の背後から、ジョンの褐色の手が日に焼けた乳房を撫で回す。
いくらタカコが日に焼けたといっても、上半身裸のジョンが貴子を抱くと色の対比は猥褻なくらいの白黒だった。
「お前のプッシーはブラックのビッグコックでしか満足しねえよな…タカコ」
「そうよ、わたしのマンマンは日本人の小さなオチンチンじゃだめなの」
「亭主の小さいコックじゃ物足りないよな」
「ジョン、黒くて大きなオチンチンが、早くほしいわ」
「ボブ、日本の女の中でもタカコはプッシーは最高だ…いい締まり具合だぜ」
そう言ってジョンは、貴子の腰の両側で結び合っているビキニの紐に指をかけ下へとずらせた。
ビキニの水着から白い肌の尻肉の割れ目が現れた。
「ボブ、俺は女のパンティを脱がす瞬間が大好きさ、この肌を見てみろよ」
ジョンの手の中に、その水着が形作った日焼け跡の白い尻肉、白い三角の中にくさび状に手入れされた、薄めの陰毛があった。
「ボブ見てみろよ、この白い尻肉のライン。タカコはかわいそうな女で、ハネムーン帰りだというのに、俺のコックが恋しくてたまらないってよ」
「そうよジョンたまんないわ、うちの浩ちゃんの小さいのはアキアキよ…お願い早く…黒くて大きなのわたしにちょうだい」
ジョンがベルトを外し下着ごと脱いで全裸になった。
黒いビッグコックが中心にそそり立っていた。
「ジョン、今日は大丈夫の日だから、最初からこの子の、お口に出さないでね。わたしのマンマンの中よ…」
貴子も寄り添うように立ち、ジョンのブラックコックを大事そうに手で持った。
「ああ…お前の好きなスペルマのシャワーを子宮に掛けてやるぜ!しかも濃いやつだ。お前の主人が誰か分かる様にしてやるさ、ひざまずけよタカコ、俺のブラックコックにキスしな」
「イエスジョン…わたしの黒い御主人様…」
■最高の女 貴子その2
ジョンは今日、簡単には貴子の中にスペルマを打ち込む気はなかった。
ボブに、自分の女とのファックを見せつける、変な対抗意識もあった。学生の頃、真面目に物事をこなすボブに、ジョンが勝てる物、それは女だけだった。
同じ大学で同じようにフットボールをやっていて、ひとつ違ったのは、ボブのやつがリーグの花形選手になったことだった。いつしか周りを女に取り囲まれ、ジェニィーというチアガールのすごい美人まで手に入れた。
それに比べ自分は女とのトラブルで体を壊し、大学をやめネイビーに入って、この異国の港町、横浜に住み着いた。そしてこの街で再びボブと出会った。自分は飲み屋を営む日本人妻のヒモ状態、やつは小さいながら貿易会社の社長。
でも会えば友情もあった。
そしてジョンにとって何より痛快だったのは、ボブがジェニィーの尻に敷かれた、哀れな亭主になっていたことだった。
貴子は、ビデオカメラの前でSEXするのは初めてだった。
最初はボブのカメラの動きや位置が気になったが、そのうちカメラを意識したポーズをとっていた。
ジョンのブラックペニスを口に喰わえて唾液で濡らしてた。
カメラを構えたボブが近づいたそのとき、カメラの向こうに大勢の視線があるようで躰がカーッと熱くなった。
ワンワンスタイルでジョンに後ろから責められた時も、貴子が股の下から覗くとジョンの足下にボブのカメラがあった。
貴子と繋がったジョンの黒ペニスが、プッシーの中を出入りしてるのを撮しているのが分かりドキッとして肉の襞が収縮した。
ジョンも貴子の反応に気がついて強めに打ち込んできた。
貴子は思わず声を漏らす、今、どんな風に映っているのか見てみたいとその時、貴子は思った。
そのうちカメラにも慣れたのか、いつの間にか忘れてジョンとのSEXにのめり込んでいった。
ジョンが離れ、ベッドの上で貴子は、まだ息があがり落ち着かない状態だった。
何回かは気をやったが、ジョンの精液は貰ってはいない。
ジョンにはワザと途中で止められたようで少し不満だったが、ジョンとはボブに先にさせるという約束だった。
ボブのカメラの前で、ジョンの手で脚を大きく開かれ、今までジョンの30センチの太い肉棒に打ち据えられ、充血しきった女のすべてをボブの前にさらけていた。
「ボブ見てみろよ、これがタカコのプッシーだ。俺ので広げてあるから入れてみなよ、日本の女としたかったんだろ…お前のあこがれていた芸者ガールだ。カメラなんか置いてやってみろよ」
「ボブ…ほら見て、今までジョンの太いコックが入ってた…いっぱい行かされてもう中はヌルヌルよ…ボブ…ジョンのより大きいんでしょフフ…楽しみよ、ネェ…早く来て…」
貴子はボブが写すカメラの前で、エロビデオの女のように、両手の指で赤紫に濃く色づいた肉門を開き、ヌルヌルに光る肉穴の奥まで撮させた。
「ボブ、タカコとやって見せろよ、俺の前でお前の最高のファックを見せな…」
ジョンがベッドサイドの椅子に腰を掛ける、やっとその気になったボブが、その横で服を脱ぎだした。
下着ごとズボンを脱いだボブの股間には、その漆黒の巨大な物がヒザ近くまで垂れ下がっていた。
「フフフ…14インチってすごい物なのね」
貴子は笑いながらあきれて見ていた。
ボブがジョンと交代するようにベッドに上がった。
「ボブ、ここに寝ころんで、芸者ガールがご奉仕するわね…御主人様…」
貴子が両手でボブのブラックコックを両の手で支え持った。
太さの割りに心棒の無い、まるで蛇のような感じが貴子にはした。
漆黒の肉棒の先、仄かに赤みを持った黒紅色の膨らみを貴子は口に入れた。
口の中で舌を使いまわすようになめると、だんだんと力を持ち充血して、その漆黒のニシキヘビは熱くなっていった。
先端をなめあげながら根元から両手でしごき出す、ボブのはそれが一番感じるようで、息使いが荒くなり、時々小さな呻きを漏らす、ボブのニシキヘビの胴は、かなり弾力はあるが貴子の手首よりもっと太く、長さは握り拳四つ分にまだ余った。
貴子は漆黒のニシキヘビを持ち上げた。
そのあまりの大きさにボブの玉袋は、まるでそのニシキヘビの睾丸のように小さく見えた。
貴子はシワシワに縮まった玉袋を口に含んでなめあげ、少なめの縮れた陰毛の部分から裏筋を丁寧に先端までなめて唾液でぬらしていった。
「おいボブ、じっとしてないでタカコのプッシーをいじってやれよ。指を入れて味見をしてみな、もうたっぷりジュースを流してるぜ」
あまりの気持ちの良さに何も出来ないでいるボブに、ジョンは冷やかすように言った。
貴子はベッドサイドのジョンの方に向けていた尻を、すこしずらせてボブの手が届きやすい位置に向けた。
ボブの黒い大きな手が、貴子の白い尻を撫でながら秘肉の唇に伸びてきて、太い指が二本、貴子のよく濡れている肉穴に潜っていった。
「ああうっ」貴子は声を漏らした。
ボブの指が動く、その気持ちよさに負けまいと、貴子はボブのモンスターを大きく飲み込んでみた。
ボブの指が震え動きが止まった。
さすがにいくら柔らかくてもこれだけの物だ、喉の奥でつかえて息が出来ない。
何度か唾液で濡らし続けて喉を通したが、最後にむせるように吐きだした。
貴子は何回か試したがボブの物、すべては口の中には収まらなかった。
「ボブごめんね、全部はムリだった」
「タカコ、すごいよ!あんなに入れたのはタカコが初めてだ」
「ボブ、そう言って貰うとうれしいわ、わたしが上でするわね」
貴子の体が名残惜しそうにボブの指から離れた。
ボブはその貴子のジュースに濡れる指をなめてみた、妻のジェニィーに比べて薄味でほんのり酸味がきいている感じがした。
タカコはボブの上に少し前屈みに尻を乗せるように、唾液に濡れたボブの漆黒のニシキヘビの先端を、秘肉の肉穴の入り口に当て静かに腰を下ろしていった。
貴子は、押し広げられるという感覚ではなくヌルッと入って奥がつかえる、そんな感じで少しずつ入れていった。
「ああ、ああ…ボブいいわよ…感じるわ…この大きさ…」
「タカコ、ムリしないで」
心配そうにボブが言った。
貴子はボブのモンスターを手で支えながら少しずつ体を沈めていった。
「タカコ、僕のコックに肉の襞が張り付く、柔らかいラバーで締め付けられるようだ。日本の女のプッシーって、ものすごく気持ちがいいものだね」
「おいボブ、いいのはタカコのプッシーだ!お前のを全部入れるのは何処の国の女でも、並の女じゃムリだぜ」
「フフフ…そうボブいいでしょ、わたしのプッシーが一番よ……」
少しずつ貴子は腰を上下に動かす、めくるめく気持ちよさの中、その大きさに肉穴をならしながら、貴子はボブのビッグコックを納めて行き、やがて二人の陰毛が絡まるように密着した。
「タカコすごいよ、初めてだよ僕のすべてを納めてくれたんだね」
「ああ…ボブ急に動かないで、もう感じすぎるわ…そうゆっくりよ…ああボブそおっとよ……ゆっくり動かして……ああ…感じるわ……」
「タカコ、こんなの僕が持たないよ…」
ボブの大きな黒い手が貴子の乳房を押しつぶすように持つ、貴子は前屈みでボブの胸に手を付き、ゆっくりと腰を前後に動かした。
貴子は階段を駆け上がるあまりの気持ちの良さに、頭の中が真っ白になる感覚に我を忘れ声をあげていた。
大きなあえぎ声を上げた記憶もなく、気がつけば声がかすれていた。
いつの間にかボブが上に重なり、自身の中にモンスターコックを打ち込まれていた。
その全身を突き上げられるようなひと突き、ひと突きに、下半身の奥底から脳内まで走る、気持ちよさに思わず大きな喘ぎ声が出てしまう貴子だった。
さっき一度、内粘膜に飛沫が当たり、温もりが狭い隙間の体内を埋め尽くす気持ちよさ。
抱かれた腕に力が入りボブがうめき、肉塊がヒクヒクと体内で蠢いて射精したのが分かった。
その精液がボブの激しい打ち込みに、ぬるみを帯びたクリームのように変わり、内面から粘膜を埋め尽くす。
行き場を無くし、狭い隙間から体外へ噴出する感覚。
なんという気持ちの良さなんだろう。
他の男では味わえない感覚に我を忘れ、絶頂の声を出し続けているのが自分なのか、貴子には分からないくらいだった。
ボブが射精したのにもかかわらず、まだ同じペースで激しく打ち込みを続けている。
貴子には、もう全身を貫く絶頂の感覚に何がなんだか分からなくなってしまっていた。
ただ自分を抱く、目の前の黒い肌が愛しくて力いっぱい抱きついていた。
ボブは女の肉襞が自分のコック全体を包みこむ、初めての感覚だった。
貴子が自分のこの打ち込みでエクスタシーを感じ続けている、何て、エクスタシーの時の貴子っていい顔を見せるのだろう。
しかも射精した後のこんな快感は初めてだった。
射精後の気持ちの良さが収まるどころか、貴子のプッシーと自分のコックが奏でる、さらなる気持ちのよさで、自分のコックに血液が充満していき、どんどん熱く固くなっていく感覚に、さらに貴子の中に二回目を打ち込んでいた。
なんて貴子って魅力的な愛おしい女だろう。
欲しい、どうしても手に入れたい、すべてをなげうっても貴子を手に入れたい。
ジョンの愛人だと知っている…人の妻だということも、それでもボブは貴子を心底欲しいと思った。
ジョンは二人のファックに見とれていた。
ボブと貴子のファックに自分のコックが痛いほどギンギンになった。
ボブの能力を引き出した貴子という女のすごさにもあきれていた。
新人の時のボブが、ディフェンスバックとして出たゲームで、ターンオーバーで最初のタッチダウンを自分の前で決めて見せた。
あの時と同じような、うれしさと嫉妬が絡んだ感覚にとらわれた。
「ボブさすがじゃねえか、哀れなことを俺に言って、だましやがったな」
「ジョン、ウソじゃない!ワイフとは出来なかったんだ。タカコは最高の女だ!初めてだ……」
「当たり前だ…。だからお前に抱かせたんだぜ」
「ジョン、ボブったらいっぱい出したわよ……ボブ写して、マンマンからこぼれそうよ」
ボブはあわてて貴子のプッシーから流れ出る、白濁した自分の精液をビデオのモニター越しに写しながら見ていた。
貴子がお腹に力を入れる、次から次に流れ出てきた。
貴子は大事そうに手で受け止め、ジョンに見せ、手のひらからこぼれそうになったものをあわてて口にし飲み込んだ。
貴子の股間からシーツも濡らせてもまだ、あきれるくらい有った。
「フフフ…ジョン、ボブのビッグサイズ良かったわよ、気が飛んでいきそうなくらいだった…次はジョンの番よ……」
「ボブ、タカコとのファックなら俺は負けねえぜ…シッカリ撮影してくれよ」
さあ本番はこれからだ。
ジョンは貴子を抱いてキスをした。
唇を離し顔をしかめ、唇を手の甲で拭きはらった。
くそったれ、貴子の口にボブの残りの味がした。
変態男ならいざ知らず、俺は男のやつなど舐めたくねえぜ、ボブに目にも見せてやる。
貴子も浩一という亭主と、二度としたくなくなるほど行かしてやる。
貴子の足腰が立てねえくらい、俺が本気に打ち込んでやると、ジョンは思った。
■最高の女 浩一
自分が一番の幸せ者、そう思える男は少ないはずだ。
その男は何も知らずに、この二年の間ずっとそう思ってきた。
たったひとつの偶然から、その男が妻の秘密を知るまで……
僕の名前は内田浩一、26歳になったばかり、二流の繊維関係の商社に勤めていて、親の援助で買った新都市のマンションに妻の貴子と住んでいる。
自分の口から言うのはなんだけれど、妻の貴子は最高に素敵な女性だ。
僕は貴子と結婚して1年半、自分は最高に幸せな男だと思っている。
三流大学を出て最初に就職した会社で、自分のようにまともに女と口さえ訊けない男が、社内で一番の美人OL、一つ年上の貴子と結婚できた事だ。
貴子は並のグラビアアイドルより美人だし、顔は日本人的な少し面長の古風な感じで、誰かに似ているのかと聞かれたら困るんだけれど、若い頃の東ちづるって感じかな。
魅力的な二重まぶたの大きな瞳、高くはないが整った鼻筋に少し大きめの口もと、身長は164センチ、今はウェーブを掛けたセミロングの髪でプロポーションも抜群だ。
僕はとても好きなんだけれど、妻の貴子は細身の体にしては、乳房が大きすぎ、外見は漫画ルパン三世の峰不二子の様なセックスシンボル的な女性で、その乳房は弾力があり垂れる事はなく、グラビア写真の女性に比べて、乳首乳輪は小さめで少し開き気味で前にツンと向いている。
その魅力的な乳房から、細く絞られたウエストにつながる、後方に跳ね上がる尻肉、そのヒップラインを支える、魅力的なすらりとした長い足。
それが僕の愛する自慢の妻、貴子だ。
僕はそんな貴子と一緒に買い物に行くのも楽しみの一つだった。
貴子も自分と出歩くのは好きで、近所の奥さんに出会うとワザと腕を組み仲の良いところを見せつけた。
貴子はグラビア写真の女性のように胸を強調したり、決して派手な格好をするわけじゃないが、自分と歩いていても、道行く男は必ず振り返る。
貴子がもし、ハネムーンの時みたいに、胸のあたりが露出したセクシーな格好で街を歩いたとしたら……男たちの反応が想われて自分の胸は激しく動悸した。
僕は時々、他の男達を視線を意識した、超ミニ姿の貴子を想像して、ひとりニヤリとする。
また貴子は仕事先や周りの男にも、声を掛けられ、よく誘われている様だが、歯牙にも掛けず浮かれた様子もない。
知り合った頃の社内の噂とは大違いで、貴子は見かけによらず性的には淡泊なのだ。
「私は浩ちゃん一人で充分、一週間や十日に一回でも満ち足りてるわ」
前に少しお酒に酔った貴子が、そんなことを言った事があったが、自分はほとんど毎日のように愛し合っているのに変だなと、そのときは思った。
貴子は結婚と同時に会社を辞め、家の近くでパートの事務の仕事をしている。
不規則な勤務で給料は少ないが、結婚後は二人とも同じ会社では働けない。
うちの会社の職制上、仕方のない事だった。
その日、残業で九時前に家にたどり着いた自分は、少し遅い夕食を摂っていた。
テーブルの上にはスーパーの出来合いの総菜だが、パックから出して、貴子がこぎれいに皿に盛りつけてある。
貴子と出会う前の、一人暮らしの生活とは比べれられない遙かに優雅なものだ。
貴子もそばにいて、自分の食事の相手をしてビールを飲んでいる。
僕はお酒が飲めないから、お酒で貴子の相手は出来ない。
『浩ちゃんも少し飲めたらなァ…』って、貴子が言う。
貴子にとって、たまに横浜にいる女友達と飲みに出かけるのが、良い気晴らしになっているのだろう。
自分は貴子にはいつも悪いなと思っていたから、帰りが遅くなってもそれで良いと思っていた。
それにしても今日の貴子は、何かあったのだろうか、いつもと感じが違う。
自分は沈みがちの貴子を、そっとのぞき込むようにしてみた。
「ねえ……浩ちゃん…、たいへんなの…また出来ちゃったみたいなの……」
貴子が上目使いにそう切りだし言った。
2回目の妊娠だった。
最初に貴子が妊娠した時、僕はとてもうれしかったが、貴子に自分の給料も上がらない中、ローンの支払いで生活面の余裕がなく、とても子供なんか持てない状態だと言われてた。
僕は、そのまま貴子をじっと見ていた。
「まだ産めないものね…明日近くの産婦人科で堕ろしてくる……」
貴子が寂しそうに言った。
心当たりといえば、一ヶ月ほど前、酒に酔った貴子が、大丈夫だから避妊具なしで、して欲しいと言った、あの日だけだった。
貴子はそう、安全日だと言ったのに……。
「フフフ…浩ちゃんの虫さん達、元気すぎるのかな……」
貴子が自分を気づかい、おどけるように言った。
「貴子ごめんね、悪い事したね、ローン払えないものね……」
前の妊娠からもそんなに月日は経っていないし、貴子の体が心配だった。
あの時は、貴子が言うには使っていたコンドームに不良品があって、妊娠してしまったという事だった。
それからは、貴子の横浜の友人に頼んで海外製品を使っているのだったが……。
貴子に悪いな…子供も持てない自分が情けないと思った。
貴子が産みたいと言えば、無理をすれば何とかなるかも知れないが、自分からその何とかする勇気にも欠けていた。
食事の後の風呂の中で、自分が情けなくてユニットバスの中で一人、涙が流れた。
どうすることも出来ない自分が悲しくなってきた。
■最高の女 昔の男 その1
貴子はその時、白石からかかってきた電話のことを思い出していた。
週末の土曜日に、久しぶりに会いたいと電話があったのは、木曜日の夕方だった。
浩一という夫と家庭を持つ女に、それも休日の昼過ぎの時間に会いたいとは、無神経な厚かましさは昔と変わらない男だと思った。
白石は、貴子がかつて働き、今も夫の浩一が勤める会社で最初に関係を持ち、自分の持っていた淫蕩な性を目覚めさせ、思い知らされた男で、このマンションに越してからは会ってはいないが、目的はすぐに分かった。
貴子は電話の声に白石との過去、愛人時代を思い出し下半身の奥がジンジン火照る、そんな感じが懐かしくもあったが、この男の身勝手さに腹立たしくもあった。
「白ちゃん悪いわね、この月初めの土曜日は浩ちゃんと買い物に出かける予定なの、ホントに残念だけどまたね……」
貴子は意地悪く、そう言った。
「フフ、貴子悪いが、浩一はこの土日、出張に行くぜ」
「えっ!どういう事よ、浩ちゃんからは何も聞いてないよ」
「フフフ…俺が今、決めたんだ。それでいいよなぁ…貴子。我慢できねえんだよ、俺もここ何日か、寂しい一人暮らしでな…」
「フフ…また何かやって、新婚の和恵奥様に逃げられたのね……雅美や知子とはどうしたのさ……」
「知子は故郷に帰って今じゃ良家の若奥様だ。ところがよ雅美がな……」
貴子が白石と別れた後だけでも、社内で白石の毒牙にかかった女は数多い。
そのうち続いていたのは貴子の知るかぎり三人で、半年近く前に和恵と再婚したのは浩一から聞いていた。
「男慣れした貴子ねえさんと同じって訳にゃ、いかねえさ……和恵は俺しか知らないし、雅美もウブだったしな、最初は遊びでもそのうち本気になりやがる。
まさか雅美が俺の新婚家庭に乗り込んでくるとはな……女同士のケンカは怖いぜ…ハハハハ…笑うしかねえがもう修羅場だった。
和恵が最後包丁持ち出して、もう少しで俺が刺されるとこだぜ」
自分が悪いクセにすぐ他人事のように言う、あの白石ならいつもの事だった。すぐバレるような嘘を平気でつき後先考えず女に手を出す、そんなトラブルばかりだ。そのうち愛想を尽かすものは去り、忘れられない女は結局自分を納得させ、収まるところに収まる。
「……な…土曜の昼だ!貴子ねえさんよ、久しぶりだろ。楽しみに待ってろよ……」
「フフフ…和恵に刺されりゃ良かったのに、惜しい事したわね」
貴子から見ても白石は傲慢な男だが、反面やさしさと愛嬌もあり、女から見ればそこそこ魅力のある憎めない男でもあった。
白石の妻になった和恵は、あのころ社内で一番、男性社員に人気があった。
若さに似合わず見事な気配りで、貴子と違い同僚のOLにも好かれ、お嬢様育ちでしとやかな美人、そしてその和恵は、浩一に死ぬほど恋い焦がれていた。
同じ課で同期のライバルだった貴子が見ていても歯がゆいくらいで、浩一を目の前のすると恥じらうように何も言えない和恵。そんな女心に気づきもしない浩一。
…フフフ…浩一も、結構もてるのよね……
…フフ…バカな和恵、知らないの…浩一が好きなのはわたしよ……
…浩一は、わたしの便利屋さんよ……
そうあの時!社員旅行のバスの中、和恵と浩一が隣同士に座った。
和恵が浩一の気を引こうと一生懸命だったのが、少し離れた貴子にも見えていた。
浩一が気遣うように和恵に何か話した。
目を輝かせ愉しそうな顔をして、夢中で浩一と話している和恵の笑顔。
貴子はその時なぜか和恵が許なく、腹ただしく和恵を見ていたのを覚えている。
貴子は、その夜の宴会で和恵に無理やり酒を飲ませ、白石をそそのかした。
「白ちゃん、和恵をやっちゃいなよ!前から目を付けてるんでしょ」
「ああ、だがお前と違ってあいつのガードは堅いぜ」
「和恵、酔ってるしチャンスよ!おまけに浩一にベタ惚れ、あの子ねぇウフフフフ…浩一の話には弱いわよ…」
貴子は白石の顔を、妖しげな目で下からなめる様に見上げて言った。
「へえ……あの浩一にな……ヒョッとして貴子、お前も浩一に惚れてるのじゃねえのか…フッフッフッ…」
「バーカ…!」
「浩一のこと、まんざらでもないんだろが…」
「フン…これ常務の部屋の鍵よ、大原女史とデートだから朝まで戻らないわ」
白石はその後、浩一の話しを肴に、和恵を上手く宴会場から外へ連れだした。
貴子はその後のことは知らないし、興味もなかった。
ただ和恵がその後、だんだんと服装も派手になり白石好みの、お水っぽい化粧をし、浩一に接する態度が変わったのは確かだった。
ふーん、あのおしとやかだった和恵が、雅美相手に包丁ねえ…。
雅美は和恵と一番仲の良かった二年後輩の子だった。和恵を姉のように慕い「わたし和恵先輩みたいになりたい」と、口癖のようによく言っていた。丸顔の笑顔の可愛い子だった。
世の中は、案外そういう風になるように出来ているものだ。
白石が取り合いになるほどいい男じゃないだろうし、やっぱりバカなのは女だ。
貴子はそう思った。
月初めから、何日か過ぎた連休前の会社の帰りだった。駅まで歩く道すがら、後ろから突然声を掛けられた。
「おい浩一、ちょっと暇か、とにかく付き合えよ……」
浩一は、営業部で大学の先輩でもある白石から誘われた。
仕方なくついて行ったが、飲めない浩一にはお構いなく、白石は行きつけの小さな飲み屋に誘った。
「浩一、な!頼むよ…明日からの出張なんだ……代わりに行ってきてくれよ、な!…上海の近くだ。三日も有れば帰れるよ…浩一君、頼むよ…これ航空券だ」
繊維商社には中国出張は付きもので、白石という男は学生時代ラグビーをやっていたとか、185センチで体もでかいが押しも強い、女グセの悪さと強引な営業で出世もしない代わりに、社内ではわがもの顔だ。
「浩一、和恵と雅美の事、お前も噂くらい聞いてるだろ…」
噂どころではなかった。
社内では知らない者がいないというほどの事件で、白石の妻、和恵が包丁で愛人の雅美にケガをさせたということだった。
和恵の実家の父親が手を回し、警察沙汰にはならなかったが、雅美はそのまま退社した。
営業部のアイドルだった雅美の突然の退社に、白石が絡んでいるのが口づたいに伝わり、事件の内容が事実と判ると和恵の件もあり社内は騒然になっていた。
「俺の大変さがお前にわかるかよ!同じ課のやつには頼のめねえんだ……なあ…頼むよ……公司の劉さんには、もうお前が行くと言ってある」
白石の押しに断り切れず、急な中国行きを引き受けてしまった。
浩一は足取り重たく家路についた。
「貴子ごめん……明日の休み、一緒に買い物いけなくなった。白石先輩のムリな頼みなんだけど、断り切れなくて……」
「浩ちゃん、いいじゃない連休だし、土日なら休日出勤や出張手当、たくさん出るじゃない。私のために頑張ってきてよ」
「ふぅ…良かったよ、貴子にそう言って貰って……」
でも貴子はなぜ……出張と分かったんだろう。
まあいいか…貴子のためにも頑張ってこよう…浩一はそう思うことにした。
土曜日、浩一は朝早く家を出て、成田から旅立った。
浩一が出張に出かけた、その昼過ぎだ。貴子が休みの日なのに、きれいに化粧して部屋にいた。
その浩一の自慢のマンションに、男が一人やって来た。白石という、浩一の先輩だという男だった。
貴子がドアをサッと開け、中に引き入れリビングに通した。
「白ちゃんビールでいいよね、浩ちゃんが飲まないからビールくらいしかないんだ」
キッチンの冷蔵庫の前で、うれしそうに貴子は白石にそう声をかけた。
「貴子、いいマンションだ。ん千万だな、俺には買えねえな……」
白石は、初めて訪れた浩一のマンションの室内を値踏みしていた。
「ここがベッドルームか、貴子!ビールはベッドルームにもってこいよ」
貴子がビールとグラスをもってベッドルームに入ってきた。
「結構、明るいベッドルームだな、見せたがりのお前の趣味だな…こりゃ…」
「白ちゃん、それよりどう似合う…きれいにして待ってたのに気がつかないの……いいでしょフフ…ボブに買ってもらったの、浩一には見せてないの」
その時の貴子は格好は浩一には見せた事がない、セクシーな赤と紫のボトムネックのナイトドレス姿だった。
「さすがに貴子ねえさんはスタイルが良いからな、サイドのスリット似合ってるが、お前はオッパイが大きすぎる。胸の谷間や大きなオッパイも露出しすぎだ。あいつが見たら卒倒するぜ……」
「フッフフフ…白ちゃん、でも…あんたほど悪い男はいないわね……私を抱きたくなったからって、無理矢理うちのバカを出張させて、追い出すんだもの……」
「いいじゃねえか、俺なんかに言わせるとお前さんの方こそ、よっぽど大悪人だぜ……まんざら知らねえ仲でもないだろ、たまにゃ俺のもいいぜ、貴子ねえさんよ……」
「もう白ちゃん、そんなに早く抱きつかないの、あわて過ぎよ、ゆっくり飲めばいいのに」
「フフフ…何を言いやがる、その目を鏡で見てみろよ、早くやりてえって言ってるぜ」
「もう、やだぁ…フッフフフフフフフ……」
貴子が突然笑い出した。
「何がおかしいんだよ!変な笑い方しやがって……」
貴子はその時、白石からかかってきた電話のことを思い出していた。
「フフフフ…早くやりたいのは、白ちゃんでしょ……もう待てないの……」
「ああ…」
「じゃあ、ビールをもう一口だけね……」
白石はビールを飲み終えた貴子を抱き寄せて、浩一のベッドサイドで唇をなめるようにキスをする。
白石がキスをしながら太い指で器用に肩ひもを解くようにして外し、貴子のナイトドレスを落とすように脱がせた。
その下はもちろん全裸だった。
キュートなスタイルに目立って大きめの乳房、白石は首筋に唇を這わせ、後ろからお椀状にした手のひらで持ち上げるように揉み出す。
「ボリュームたっぷりの柔らかい肌触りのオッパイだ。浩一にもパイずりしてるのか」
「ううん、浩ちゃんとは普通のSEXだけ…何か恥ずかしいんだ」
「なんだよ!浩一の前では、好き者の貴子ねえさんがお淑やかぶりやがって……」
白石は貴子の乳房を堪能したあと乳首を指の腹ではさむようにいじり、そのまま蜘蛛が這うように下の茂みに這いおりていく。
「白ちゃん待って、先に脱いでよ、着けたげるから……」
「なんでぇコンドーム越しかよ、貴子ねえさんは生が大好きだったのに……」
「それがダメなの。こないだ妊娠して堕ろしたばかりなのよ、オマケにそろそろ危ないし」
「妊娠、誰の子だ…浩一のじゃないんだろ……」
「そりゃそうよ…浩ちゃんとならファイト一発ってフフフ…すぐだから失敗することはないわ、ジョンかボブのやつよ。四、五回目になるとねウフフ…もう夢中、どうにもよくなって着けるの忘れた。フフフフ…バカでしょ……妊娠が分かってあわてて浩ちゃんに中出しさせたの……」
「ふん、なんてぇ奥様だ、まだハマで遊んでいるのかよ……最初は口の中で出すぜ。それでいいだろ……」
白石は服を脱ぎ出す。
トランクスを脱いだ時、現れたペニスは半立ちながら日本人離れした大きさだった。
貴子が笑いながらかがみ込むようにして、白石の自慢のペニスを握った。
「白ちゃんのこいつが悪いのよ、最初からこんな大きいの相手にさせるから、今じゃ日本人なんか相手に出来なくなっちゃったわ。フフフ…今じゃハマで黒専よ、といっても二人だけどね、一度あんなの相手にすると女はダメね……」
貴子は白石のペニスの先にキスをする、大きく口を開け口に含むように亀頭の膨らみを喰わえ前後にゆっくりと動かした。
「いい気持ちだ…さすが貴子ねえさんだ。俺の知ってる女の中でも、お前が口でさせても一番だな……」
貴子は、なめるのと同時に白石が自慢のペニスに唾液を塗りつけていく、口の中で膨らみがさらに固くなり、はち切れそうに成長した。
貴子は喰わえた物を、愉しむようにゆっくりと首を振り顎をまわすようにして、唇で感触を味わっていた。
ゆっくりと頭の向きを変えながら喉を通し、少しずつ根本の方まで飲み込んでいき、またゆっくりと戻す。
「さすがだねえ、俺のでも、そこまで飲み込めるのは貴子ねえさんだけだ。そんなにしつこく遊んでると出ちまうぜ。お前さんみたいな色情狂が、浩一なんかで収まるわけがない」
貴子が白石のペニスを口から外した。
日本人なら超特大で、缶コーヒーくらいの太さの棹に、エラの張った先太りで25センチはあった。
「うちの浩ちゃんとはイヤじゃないんだ。いい男だし……けど、もう少し大きかったらなあ、持続時間も回数もすべて中途半端フフフ……白ちゃん、今日はいっぱい出来るんでしょ」
「さあなぁ…貴子ねえさんを心底満足させるには一人じゃ無理だな……」
白石は貴子を抱き上げベッドの端に座らせ、膝を折り曲げるように脚を押し広げ、丁寧に手入れされた春草の谷間に舌を差し込んだ。
白石は跳ね上げるように舌先を使う、舌先でクリトリスの肉芽をつつくようになめる。
舌先の動きに貴子の体が反応する。
息が荒くなっていき、「あっ……あ-ん……あぅ……」と、白石の舌先の動きにすぐに声を立て始める。
秘肉の谷間の泉からあふれたつゆで、白石の口のまわりはヌルヌルになっていた。ホントに好き者の女だ。
貴子が我慢できず脚で白石を挟むように早く入れろと合図する。
白石は貴子をそのまま押し倒すようにベッドに寝かせ、広げた脚の真ん中で固くなったペニスを貴子の秘肉の肉襞にあて、淫口を押し広げ静かに入っていった。
先端の膨らみに肉の襞が張り付いていくような感触だった。
やっぱり止められねえぜ、この女とは、白石はそう思った。
貴子の顔が朱を差したように上気していく。
「うん、入ってくる。この膨らみが押し広げる感触は、白ちゃんのオチンチンだ。いいわうん…大きなオチンチンの醍醐味ね……
この最初の感触、固くてたまらないわ……マンマンがグッと広がる……
ゆっくりよ……そうよいいわ……少しよ突いてぇ……
いいわ……突いてぇ奥までよ……あたるぅ……あたるわぁ……」
「いいぜ、いいぜ!貴子ねえさんよ、久しぶりだ。もっとわめけよ……ホントにお前はスケベな女だ……」
「こんな女にしたの白ちゃんよ……あんたが悪いのよぉ……いっぱいやってえ……もっと突いてぇ……いっぱいよ……行くぅ……ああん……あああ……あぁ……はあああああぁ……」
それからしばらく貴子は声を上げ体を震わす絶頂が続いた。
白石はその間も突き動かすことを止めない。
腰をまわすように浅く深く、白石のリズムで、いつもより、むしろ力を込めているようだった。
「貴子ねえさんよ、もうダメだぜ……」
白石が動きを止め引き抜くようにはなれる。
貴子が上半身を起こした。白石は這い上がるように貴子の口元に暴発寸前のペニスを持ってきた。貴子がすぐに応えるように、口に喰わえて先端の膨らみを唇でしごくように動かした。軽く前後に動かす、大きく前後に動かした。
「貴子たまらねえ…いくぜ……」
白石の尻肉が引きつる、ペニスがヒクヒクと暴発した。
貴子の咽の奥に白いジュースの一撃が飛び込んでいった。
次々と肉頭の噴出口からドクンドクンと湧き出してくる、もう口の中にあふれそうにあった。貴子はゴクンと美味しそうに飲み込んだ。
「よく禁欲してたのねフフ…最初のは、そのまま喉の奥まで飛んでった。味わう間もなかったフフ…それでも粘っこくて濃くてさ、何日ぐらい体の中に貯めてたのよ、ホントいっぱいあったわ……でも白ちゃんは日本人のくせに、あんなに一回にたくさん出すから後が続かないのよ。…コンドームはたくさんあるからねフフ…久しぶりよ頑張って……」
「今日は、そのつもりだ。しばらくその愛くるしい口で遊んでやってくれ……」
貴子が萎えかけたペニスをいとしむ様に舐めねぶる。
そんなに時間は必要なかった。
白石のペニスが固さを増す、貴子がコンドームのパッケージを破りそのまま口の中に入れ白石のペニスを喰わえゆっくりと飲み込むように口の中に納めていく。
貴子の離れる口の中から薄緑色のペニスが現れた。
「貴子これインポートか?着け心地が良くないし精液だまりのオマケがないな」
「フフフ…色々事情があるのよ…」
色が日本製より濃く肉厚の感じだった。
「フフフ…女はこの方が気持ちいいのよ。向こう製のLだから着けやすいし、と言っても大きいと着けるの大変だけどね、息を止め喉を真っ直ぐにするの、それがコツね、……ボブのやつで鍛えてあるのよ……」
「大変な、ねえさんだぜ…さあ二回戦だ。ヌルヌルだから最初からいっぱい突くぜ」
「ウフフ…白ちゃん、よっぽどの女日照りだったのね、ガツガツしないで、時間はいっぱいあるんだから、やさしくよ……」
「ハハハ…違ぇねえ、俺と満足に渡り合える女は、そういねえからなハハハ……」
「そお、最初は楽しみながらゆっくりよ、そうよ、この感触よ…いいなあ……白ちゃん上にならせて、抱き合いっこしよ」
「じゃあ、ゆっくりと貴子ねえさんの美乳も愉しむぜ」
白石は抜けないように、貴子の背中に手をまわし向きを変えた。
貴子を上にのせたまま首筋にキスの雨を降らせ、押しつぶすように両手で乳房を揉みほぐす。
「貴子ねえさんのオッパイはさすが見事だ。張りがあって手に吸い付くぜ」
白石は充分に貴子の乳房を愉しんだ後、ゆっくりと後方に倒れ腰を持ち、動きやすいように位置を変えた。
「うん…うん…良い気持ちよ、やっぱり大きなオチンチンはいいな……ああぁ…コンドーム越しで残念よねぇ、中出しならもうマンマンの中で行き場のないくらいで、ズンズンブシュッと子宮に打ち込まれる感色味わえたのにな……白ちゃんとは久しぶりよね、アア…いい気持ちよ、私のマンマンにいっぱいしてね……」
貴子は白石の厚い胸板に手をあて、お尻を上下に動かす、白石の反応を確かめるように時々はまわすような動きも重ねた。
「貴子ねえさんよ、その顔、ぼちぼち行きそうなんだろ、上下代わらねえか、女任せは性に合わねえ」
白石はそのまま貴子の尻を持ち、後ろに倒すように上に重なり、打ち込みにかかる。
白石の背に貴子の白い腕が絡まり、脚は股を締め、尻を突き上げるように白石の動きに合わす。
すぐに登り詰め、声を上げ始めた。
「あん…あん…あん…ああっ……いいわ…いいわよ…気持ちいい……白ちゃん一緒よ……きて…きて……あああぅ……」
白石は貴子の反応を見ながらたたき込みにかかった。
「貴子いくぜ……!」
■最高の女 昔の男 その2
それから貴子は何回絶頂に昇っただろうか、ずっとだった。
白石はくず箱に捨てた、丸めたティッシュの山、コンドームの数の倍以上には貴子を行かせたはずだ。
もう動くことも出来なかった。
二人は心地よい疲れに、いつの間にかそのまま眠りについた。
この白石という男もタフだが、貴子にはかなわない。
いつの頃だったか白石は、貴子のしつこさを持て余し別れた。
それでも時々は貴子を呼び出したりして抱きに来る。
白石が和恵と一緒になる、しばらく前まではそんな仲だった。
貴子は白石と別れた後、いろんな男と付き合ったが物足りず、元町辺りの酒場でジョンというネイビーあがりの男と知り合ってすぐ誘われ、一夜を過ごした。
黒人の巨大さやスタミナは噂に聞いてはいたが、ジョンのは噂以上の代物だった。
一晩中、数え切れないくらい行かされたのは初めての経験だったし、朝には体の真ん中に穴が開いたような感覚だった。
それからは肌にあったのか黒専になった。
ジョンは柄に似合わず真面目な男で、酒場の女主人の日本人妻と普通に暮らしてた。
だがジョン夫人の酒場の女主人は店が忙しいのか元々淡泊なのか、ジョンは有り余る精力の、はけ口を貴子に求めただけだった。
黒人男と関係を続ける貴子にとって、浩一は言うことを何でも聞く、便利な遊びの隠れ蓑のつもりだった。
ジョンの子を妊娠したついでに、浩一に生でさせたら変に責任を感じたのか、結婚するハメになった。
浩一は、女から見ても結構いい男だし、貴子はそれも悪くないと思っている。
ブランド物のバッグを持って街を歩くのも良いが、並の女でも金さえ出せば買える。
自分の言うことなら何でもきく、金では買えない良い男がそばにいる。
この生活もいいものだ。
白石が目を覚まし辺りを見回す、少し眠ったようで、辺りは暗くなっていた。
あれからどの位経ったのだろうか、倒れたようにそのまま全裸で、貴子と抱き合ったままベッドで横になってた。
白石は起きあがりタバコに火を点けた。
「白ちゃん、タバコは吸わないで…うちの浩ちゃん、吸わないから……」
「そうだったな、浩一は吸わないものな」
白石の動きに貴子も目を覚ましたようだ。
「やっぱり貴子ねえさんにゃ、かなわねえ、よう…そのジョンとかボブという野郎は、あっちの方は達者なのか……」
「聞きたい……」
「ああ、気になる。貴子ねえさんをそれほど夢中にさせる男ってどんな奴だってね…」
「フフ…ジョンの体形や、オチンチンの大きさも、白ちゃんとはそんなに代わらないわね。でもスタミナがすごいわ、一晩中でも大丈夫よフフ…スペルマの量もすごいの、ジョンが私の中でね、続けて二発なんてやられるとマンマンの奥から吹き出すし、おケケちゃんや、あそこの周りも真っ白で生クリームみたいにヌルヌルよ……女なんて面白い物でさ、あんなに気持ちいいと、ジョンの厳つい顔が愛おしくなるのよね」
貴子はベッドに座り、身を乗り出すように白石に話し出した。
「ボブは最近チョットお疲れね、スタミナはないけど、とにかくでかいの、測ったことないけど白ちゃんのを一回り太くして、10センチくらい長いかな。先の膨らみはそんなに大きくないけど、太くて長いから中に入ってるだけで充実感がある。フフ…突かれるともう行きっぱなしよ。今でも覚えてる、初めての時、ボブのすべてがわたしの身体の中に収まってホントにいっぱい出したの。14インチをすべて入れたの初めてだって感激して、わたしも泣いちゃった。若いけど小さな貿易会社の社長さんで、お金持ちのジェントルマンで優しくて、ジョンと違ってホントにいい男なの…」
少し思案してから、貴子はおもむろにベッドから立ち上がった。
「フフ…白ちゃん、じゃぁ…いいもの見せてあげようか」
そう言って貴子はクローゼットからビデオテープを取り出してきた。
「浩ちゃんには判らないように衣装ケースの奥に隠してあるんだ。白ちゃん見ていいよ」
「見ていいって、黒ちゃんとやってるとこかよ」
「フフフ…男って面白いわね、日本人でも黒人でも、すぐに写真やビデオを撮りたがる。いい女とやるの自慢なのかな……」
「へん、なに言いやがる、お前は撮されてよろこんでだろが……」
「この前、三人で遊んでる時、ボブが途中から撮ったんだ。フフフ…すごいから」
白石は早速スイッチを押しビデオを見た。
貴子が最初からよがり狂ってる場面から始まっていた。
「おいおい、いきなりモロかよ」
「だから途中からって言ったでしょ」
貴子が絶頂に声を震わせ、スキンヘッドの黒人の開いたヒザに手を付き上に乗り、足の方を向いた格好で、大きく股間を開き自らお尻を上下させ、盛んに動いて絶頂に浸り切っていた。不自然な形で後ろになったスキンヘッドが、褐色の大きな手のひらで、貴子の乳房を揉みあげている場面からだった。
黒い巨大な肉棒が貴子の中に突き入れられ、その肉塊を包み込むように卑猥に色づいた貴子の秘肉がいびつに変形していた。
「さすがにお前がイレ込んだ黒人だ!この大きさ半端じゃねえぜ」
白石も感嘆の声をあげた。
乳房を離れた黒い手が貴子の下半身に伸び、三角に手入れされた陰毛の先をまさぐっている。
黒人男が太い指先で、ツンと飛び出たクリの肉芽をなであげるたび、黒褐色の巨体の上で、絶頂の声をあげ続ける貴子の細身の体が何度も反り返る。
黒い手を追うように大きく開かれたタカコの股間がズームされ、アップされた画面の中で男の濡れた黒い肉塊が、赤紫に濃くいろづいた小陰唇を押し広げながら上下に動いていた。
白石が、黒人男と貴子の後ろに映るサイドボードに気がついた。
それに見たことのあるベッドだ。
よく見れば今居る、このベッドルームだった。
「貴子ねえさんよ!これ、この家じゃねえか……しかも同じベッドの上だ……ハハハ…お笑いだぜ、浩一ほど見事な寝取られ男はそういないぜファハハハハ……」
「浩ちゃん見たら、怒るかな……」
「フッフッフ…当たり前だろ、いくら人の良い浩一でも、お前をおっ放り出すぜ」
笑いながらも白石は画面に見入った。
画面の中の貴子が何か言っているが、録音状態が悪いので良く分からない。
「貴子お前、何て言ってんだよ」
「フフフ…お口が寂しいから、ボブに早くオチンチン頂戴って、インマイマウスって言ったのよ」
「お前が英語をしゃべれるのかよ……」
「フフフ…得意よ!習うより、やれと言う事ね……」
ガサガサという音がして急に画面が揺れた。
どうやら撮影の途中でビデオカメラを三脚にセットしたようだった。
「あっちは達者でもビデオは素人以下だな、音も悪いし、もう少しきれいに撮れねえのかよ」
白石が毒づいた。
「フフフ…そうかも知れないわね、ボブったらすぐわたしに夢中になるから」貴子が笑いながら同意した。
画面を横切るように裸の黒人が貴子の方に歩いて行き、ボソボソと何か言って、貴子の口の前に向けようと、体の正面がカメラに向いた。
その中心には漆黒の巨大ペニスがうつむき加減に見えた。
貴子が首を少しかしげ、右手で支えるように巨大な黒ペニスのコックヘッドを、口に頬ばりゆっくりと前後に動かした。
貴子の口の中で、その巨大な漆黒のペニスは少しずつ固さを取り戻しては行くが柔らかさは残ったままだった。
「貴子ねえさんよ、このでかい真っ黒のと3Pか?」
「うん、この時はビデオが気になって失敗だったんだ。失敗もそれなりに面白いけどね」
「失敗ってどういう事だ」
「フフ…この後、見てれば分かるけど、タイミング合わせるんだけどね、ホントに三人同時ってのは滅多にないのよ、呼吸が合って、あの行く時の頭が真っ白になる瞬間に、ブッシュっと子宮に打ち込まれるのと同時にお口の中にもピュッ飛び込んでドクドク。生で中出しされた時の良さなんか、言葉じゃ言えないよ。温もりのあるシャワーが内側の粘膜に張り付くようにかかるんだ。それも信じられないくらい…たっぷり……この二人とのスリーサムは最高なんだけどなぁ…」
「貴子お前は、本当に好き者だな。感心するぜ」
「でも最近、ボブのは刺激がなければすぐに萎えるし、固くなればすぐに行っちゃうし、ジェニィーが煩いんだってさ」
「誰だよ、そのジェニィーというのは…」
「ボブのワイフ!どうしようもない変態女よ」
ビデオは同じような画面が2分くらい続いたが、画面の中の漆黒の巨大生物がさらに力を得て、固く成長してきたのが、苦しそうな貴子の口の動きで判った。
スキンヘッドのベッドの反動を利用した執拗な攻撃に突き上げられながらも、貴子はお尻をまわすように動かして応える。
貴子に舐め吸われる男は、支えるように両手で自身の巨大生物の根元を握り扱き上げ、貴子は先端の膨らみを唇でしつこく攻め、だんだんと動きが速くなる。
貴子は口の中の巨大生物に、「ホゴ……ホゴ……ホゴ……」と、息をするのも苦しそうにあえぐ呼吸音だ。
貴子になめ吸われた黒人男も「ウゥ……ウゥ……ウゥ……ウゥゥ……」と、貴子の口の動きに手の動きを合わせ、うめき声を上げた。
黒い尻の筋肉が引き絞られ、黒人男の射精が近いのが分かった。
貴子もスキンヘッドに責められて、絶頂に登りかけていた。
男が呻き声を上げ片手で貴子の頭を手で押さえ、尻の筋肉を引きつらせた。
射精の瞬間だ。
貴子が先に絶頂を迎え、一瞬遅れで咽の奥に巨大生物のスペルマが直接飛び込んできた。
咽に詰まってか貴子はフガフガとしか声を発せず、口から射精中の黒人のスペルマが流れ出て胸の谷間を滑るようにつたう、口元を震わせゆっくりと後ろのスキンヘッドにもたれかかり横に倒れた。
射精中のその黒人男は、口から離れた巨大な黒ペニスを貴子の顔に近づけしごき続け、歓喜の嗚咽にむせぶ貴子の口にその巨大生物のコックヘッドを近づけ、精液を口内に流し込もうとするが、ドクドクと飛び出した巨大生物のスペルマは、貴子の顔中に飛びかかった。
黒人男は、最後の残り汁まで搾り出すように出し尽くす、タラタラボタっと口元や目、鼻にかかり、貴子の顔を白く汚した。
文句でも言ったのか、ブツブツと声が聞こえニヤッと笑ったスキンヘッドの男も、貴子から離れ、ヒザ立ちの姿勢で貴子の頭の上から、巨大なブラックペニスを顔に乗せるようにして、大きき開けた貴子の口を狙ってスペルマのジェットを飛ばした。
最初の噴射は強力な物で唇をかすめ顔を飛び越し貴子の腹にかかった。
貴子は乳房から腹まで降りかかった精液を手で身体中に塗り広げ、男の抜けた秘肉の空洞を指で埋め激しく動かしていた。
スキンヘッドの巨大なブラックペニスからは、次から次にブシュブシュっと白い液が飛びだし貴子の口の中や周りに降りかかる。
貴子の顔は二人の黒人の精液まみれで、息も出来ないくらいなのか、むせるように激しく口に入った白濁のスペルマを噴き出し、悲鳴に近い声をあげエクスタシーに浸っていた。
「本物のすげえ-ぶっかけだ。貴子ねえさんが精液で溺れるぜハハハハハ…まあすごいほど出しやがるぜ」
「フフ…ボブったら焦って手で押さえつけるから、オチンチン咽に詰め死ぬとこだった。おかげでジョンにもぶっかけられ、ホントに大失敗、息も出来なかった。ワンワンスタイルでサンドイッチなら上手くいったんだけどな」
「よく言うぜ、この時の顔を見てみろよ!ぶっかけられて喜んでたじゃねえか、男がスケベなお前に合わせただけじゃないかよ」
「…ねえ…白ちゃん、あんなの見てたら、また濡れてきちゃった」
ビデオを止め、貴子は体を伸ばすようにして、白石の内股から股間に手を這わせ、艶めかしく顔を見た。
「ねえ白ちゃん、もう一回だけ…しよ…」
「おいおい、堪忍してくれよ!もう今日は立たねえしスッカラカンだ。続きは明日だ。
ところで貴子ねえさんよ、洋物によくあるアナルに入れたビデオは無いのかよ……」
「ウフフ…イヤね…私は変態じゃないわよ、SEXに関してはノーマルなの、後ろの穴はまだ処女よ……」
「じゃあ明日、俺に入れさせろよ……」
「イヤよ、白ちゃんのもでかいもの……ジョンやボブにもさせないの。処女をあげるなら、うちの浩ちゃんね…!。結構、私の後ろのホールは可愛いのよね。フフ…白ちゃんが変態物、見たいというのならジェニィーのなら有るわよ」
「へん!黒人のワイフか、そんなのツマらねぇ…じゃあ…この後はビデオにどんなのが入ってんだ」
「この後、ジョンとボブが交代でやってる。3・4回目にコンドーム着けるの忘れて、いっぱい中出しのファックが映ってる。この前、妊娠したのこの時かな……」
「すごいねえさんだ。あきれて物も言えねえぜ……。なあ貴子、今度そのジョンとかボブというやつと、やってるとこライブで俺に見せろよ。少しなら金出すぜ!ついでに日米決戦だハハハハ……」
「さあどうかな、でも面白そうね、じゃあ一度に三人でというのはどう……うちのバカには、また出張してもらってフフフ…うちでホームパーティね……」
「じゃ明日も昼過ぎにな……」
「ねえ白ちゃん、いっそ今晩泊まってっかない」
貴子が、しなをつくり片目を瞑った。
「そんな体力は俺にはねえよ、それに明日の午前も和恵の実家にお百度さ…」
次の日も白石は、また昼過ぎにやって来て、リビングでビールを飲みながら、よほど気にいったのか、昨日の続きでビデオを見ている。
「貴子ねえさんよ、なんだこのビデオ!お前のストリップか?なんでえ、ビキニの水着で踊ってるだけなのかよ、それにしても裸同然だな……」
「フフフ…少し露出しすぎかな、でも似合うでしょ、オーストラリアで買って貰った水着なのよ、浩ちゃんが『ホントに貴子が着るの』って、びっくりしてた」
「お前、尻の振り方上手じゃねえか、いつも此奴らの前で裸踊りやってんだろ」
「フフ…わたしの水着スタイルを撮してみたいって、ボブが真面目に言うのよ」
「昨日のやつより巧く撮れてるじゃねえか、このスキンヘッドの黒人がジョンだな、ふん…黒い腕で脱がされる貴子の日焼けの白い尻はエロチックだな」
「白ちゃんもジョンと同じ事言うのね、水着から、ちらりと見える日焼け残りの白い肌がいいんだって…」
「何がチラリだよ、見てみたいじゃなく、脱がせてみたいだろ…」
「ねえ…それより早くしようよ…ねえ…」
貴子が待ちきれなく声をかけた。
「そうせかすなよ、オーストラリアって言ってたな、このビキニの日焼け、ビデオはいつ頃のなんだ」
「ウゥン…もう…ハネムーン帰り、浩ちゃんと式を挙げたすぐ後よ」
「フッ…やっぱりな…俺は、つくづくお前と一緒にならなくてよかった思うよ」
白石はビデオを見たままそう言った。
「貴子ねえさんよ、すごいフェラだな、すぐにこのデカチン、ビンビンだ」
「わたしが黒いオチンチンなめてるとこって興奮する」
「ああ、上手えもんだ……お前、カメラ意識してただろ、妖しげな目をしてるぜ」
「フフ…この日がカメラの前で初めてだったから……じゃあ…白ちゃんのオチンチンもなめたげる」
貴子は、初めてボブにビデオで写された時のこと思い出した。
そうなのか…浩一と式を挙げた、そのすぐあとだったんだ。
貴子は白石の股間に顔を埋めて、まだしなだれる白石のものをシャブリだした。
画面の中では、スキンヘッドの黒人男に抱きかかえられ、貴子はベッドの端に転がされた。
スキンヘッドの黒人男は両膝を広げるように持ち、股間に顔を埋めた。
「さっそく貴子の股間に顔つけやがって、この黒ちゃん気の早い野郎だな」
「フフフ…白ちゃん固くなってきた。ジョンって、あの分厚い唇が良いのよ、フフ…キッスされてもなめられてもね……なめるのも白ちゃんより上手で、気持ちよくってよ」
白石の股間で貴子は妖しげな目で見上げ、両手で固く上を向いた肉棒を持ちながら、白石を挑発した。
ビデオの中のスキンヘッドは、ベッドの横に立ち、後ろ向きにカメラの前に尻を向けていた貴子の中に突き入れた。
黒人男が貴子のくびれた腰を持ち、股間の秘肉に黒い肉塊を突き入れるたびに、パンパンと尻肉と当たる音が聞こえ、日に焼けた肌に浮き出たビキニの水着が隠した、鮮やかな白い肌の尻肉がプルルンと揺れた。
「こんなの見てたら、俺のやってることなんてかわいいもんだ。貴子も酷え女だが、この黒いの浩一を完全になめてるぜ!まるで貴子がオモチャじゃねえかよ、さすがだな!ウォッ、すげえ生出しだ。浩一が哀れになるぜ。この黒いの、ベッドでそのまま続けるのかよ!二発目だ。すげえ射精だ!この黒いのと貴子の股間が、つながったまま真っ白だ!」
さすがの白石も少し興奮していた。
「もう白ちゃんビンビンよ、早くやろうよぅ」
カウチに座る白石の下で声がした。
白石のむき出しの股間に顔を埋めていた黒い下着姿の貴子が顔を上げた。
白石はビデオを止め、貴子を抱いた。
白石のものもビンビンに張りつめ、反り返っていた。
その夕方だ、浩一から電話があった。
浩一は明日朝、帰ってくるということだった。
もう充分すぎるくらい貴子を堪能した白石は早めに退散することにした。
「じゃ…また都合をつける。早めに言うよ、それでいいな……」
白石は帰っていった。
■最高の女 哀れ浩一
月曜日の朝一番の便で、成田に着いた浩一から貴子に電話があった。
「貴子、真っ直ぐ帰る。お昼、何処か外で食べようか…」
浩一の弾む声が受話器から聞こえてきた。
「ごめんね浩ちゃん、早く逢いたいけど、パート仕事でも休めなくてさ、浩ちゃんには今晩ご馳走するから…」
貴子がすまなそうに言っていた。
今日は休んで待っていると貴子は言ってたのに……。
残念そうにため息一つ、浩一は携帯を閉じた。
11時過ぎに自宅に戻った浩一だった。
貴子のいないマンションのドアを開け、中に入る。
ホテルの部屋に比べ、それでも自宅って良いものだ。
そう思った。
正味たった二日間なのに、家を空けると何か匂いも違うように感じた。
リビングで一人、紅茶を入れて飲んでいる。
今、考えても浩一にとって、この出張は何か訳が分からなかった。
白石に無理に頼まれた割りには何のトラブルもなく順調で、行った目的もよく判らなかった。
ただ、あわただしく出かけたために、いつも持って行くレコーダーさえ忘れていた。
中国語が堪能でなく、現地の劉さんの日本語も分かりにくい。
レコーダーで録音し聞き返す事が、いつか浩一の癖になっていた。
気になって何処に忘れたのか落としたのか、部屋の中を探してみたらベッドの枕元の隅に隠れるように落ちていた。
あの朝、何か忘れ物が気になってバッグの中をもう一度調べた時に落ちたんだ。
余計な心配をするからだと思った。
浩一はレコーダーを手に取った。
旅行バッグからこぼれ落ちた時なのか、電源スイッチがオンになっていた。
この状態なら会話とか音が入ると自動的に録音する。
音質はあまり良くないが長時間使えるホントに便利なものだ。
浩一は、何気なく再生のスイッチを入れた。『ぅん…白ちゃん…?』貴子の声だ。
どういう分けか聞こえてきたのは、白石と貴子の親しげな会話だった。
白石先輩が何の用事で……。
貴子がきれいに化粧して白石を待っていたって……。
レコーダーから次々と再生され、浩一が耳にしたもの……。
まさか!……貴子が白石と不倫……。
まさかそんな…!ウソだ…!おもわずレコーダーを持つ手に力が入った。
手が体がふるえだし、最初はとても信じられなかった。
ええっ!……貴子の妊娠……、自分の子じゃない……。
ウソだ!ウソだ!……貴子はそんな女じゃない!。
どうしても信じることなんか出来やしない。
悪い冗談じゃないのか?…浩一は、再生をスタートからやり直した。
やはり何度再生しても同じ言葉の繰り返しだった。
貴子と二人、ずっと仲良く普通に暮らしてきたのじゃなかったのか?……。
普段の生活、普通の顔の下に隠されていた、貴子の裏切り……。
貴子くらいの女だから、処女じゃないくらい判っていたつもりだった。
白石との事、少しは噂には聞いたことがあった。
すべてが自分と付き合う前のことだと思っていた。
自分が何か貴子に悪い事をしたのだろうか……。
食事も摂ることも忘れ、じっと聞いていた。
あまりきれいではない音質の中に、白石と貴子の不倫のSEXが再生されていく。
とぎれとぎれに白石と貴子がベッドで抱き合っている音がしている。
ベッドのきしむ音が大きく聞こえた。
貴子だ!貴子の声だ!貴子の声で、白石が今、自身の男性器を貴子の中に挿入しているのが分かった。
今まで耳にしたこともない卑猥な言葉を、貴子が淫らに白石に語りかけている。
浩一の体の中で心臓が早鐘を打ち、胃は縮み上がる様に痺れ、手が躰が震えて止まらなかった。
貴子なのか、女が絶頂の声を上げ続けているのが聞こえていた。
浩一には、ウソっぽく、まるで映画かビデオの音声のような感じがした。
あれが貴子の本当の絶頂の声なのか、浩一にはよく判らなかった。
耳をすませ聞き入った。
やはりそうだ、貴子の声だ。
でも…どうして…貴子があんなに……!。
いつもは淑やかに、その瞬間だけ小さな声をあげる貴子が……。
浩一は自分の時とのあまりにもの違いに、ショックを受け、体は震えた。
貴子の長々と続く絶頂の声に、浩一の下半身の奥底から湧き上がる鳴動、そのうごめきに気がつけば、どうしようもないほど固く勃起していた。
それからしばらくの物音、浩一は小さなスピーカーの部分に耳を当てた。
湿り気を帯びた何かをなめ吸う音か、突然だった。
『たまらねえ行くぜ』そう聞こえた、白石の声だ。
「クチュッ……チュッ……チュッ……ジュッ……」
勢いよく吸い、なめねぶる女の唇が出すあの時の音だ。
ベッドがきしみ、うなり声、白石が射精した。
絶対間違いはない貴子の口の中だ!……。
怒りと悔しさ、嫉妬と後悔と、頭の中の混乱……。
そうだ、これは事実なんだ!でも混乱して何も考える事も出来ない。
何も思いつかない空白の時間……。
いつから聞こえていたのだろうか、気がつけばまた、二人の声が聞こえていた。
なぜ!……聞いた事もないような淫らな言葉が、次々と貴子のあの愛らしい口から出るんだろう。
浩一には見せた事のない様な、白石にみせる貴子の悦びの反応、そのまま受け入れるには辛すぎた。
それでも白石と貴子の録音されたSEXに、さっきより性的に激しく奮する自分がいた。
レコーダーから聞こえてくる、会社の先輩と自分の妻の不倫。
男と女が抱き合い、肌がすれる音。
男の動きに合わせるかのような、女の吐息。
男が女の中を突き動く、湿り気を帯びた音。
肉が肉を叩く、乾いた音。
男の寸前のうなり声と女の絶頂の声。
また、あの時の声が聞こえてきた。
白石が、貴子の中で今、射精している。
痛いくらいの膨張、下半身のうずき、ズボンの中に納めておけず暴発寸前の分身を取り出した。
レコーダーから流れる貴子の裏切りの性行為に興奮して、手が震えながら自分で処理した。
異常な胸の高鳴りの中、初めての強烈な快感だった。
あっけないくらい早く、信じられないくらいの量が、ドクドクとティッシュの上に飛び出した。
そして無常観につつまれた、自己嫌悪のしばらくの時間。
レコーダーからは、まだ聞こえていた。
浩一の耳には貴子の絶頂の声がずっと聞こえていた。
白石は…まだ、貴子の中で続けていた。
荒い呼吸は収まらず、崩れるようにリビングの床に座り込んだ。
とてもショックだった。
浩一にとって貴子とした後にでもすぐにも萎える自分の物が、何時までも固さを保ったままだった。
なぜ……!こんな事って…!。
貴子と白石の不倫のSEXでこんなに事になる、自分が哀れだった。
…情けない…情けない…惨めな…自分……。
貴子を妊娠させた男は横浜の黒人?……えっ黒人!。
白石と貴子の言葉に、浩一は、さらにも増してショックを受けた。
ウソだ!ウソだろ……そんなことが…信じられない……!。
何で、そんなに次から次に出てくるんだ……!。
でも、心当たりがあった。
貴子は月に何回か、横浜の友人に会いに行く。
女友達だとばかり、そう思っていた。
えっ!ビデオテープ……!。
貴子が衣装ケースに隠しているって……。
こんな事が本当にあるんだろうか、浩一は呆然と立ち上がり、録音の内容が事実なのか、確認するかのように、クローゼットの中、衣装ケースを覗いてみた。
初めて見た妻貴子のクローゼット。
その奥には、貴子が着ている姿を想像できないくらい、露出度の多い派手な衣類が掛けてあり、衣装ケースの中には、見たこともないようなカラフルなナイティや下着類……。
そしてその奥底には、浩一のささやかな希望に反して、何本かのビデオテープが、そこに有った。
見てみたい気持ちと、いまさら見てどうなるのだと、二つの心に揺れていた。
浩一は、意を決し一本のビデオテープを取り出して見た。
ケースから出したビデオ上面には日付が書いてあった。
手が震えていた。
そのビデオの日付は貴子と結婚式を挙げた、翌週の土曜日だった。
そうだあの日だ、覚えている。
『横浜の友達が祝いの飲み会をしてくれるの』と、早くからいそいそと出かけた。
浩一が終電に迎えに行った。
その夜、貴子は疲れたといって、そのままリビングで寝てしまった。
今、思えば酒のにおいの他に、ソープの匂いと服にはタバコとかすかな男のにおいがしていた。
他の何本かも1年半か1年以内の物で、どれも貴子と結婚後の物だった。
そしてつい最近の物もあった。
その日付にも記憶があり、たしか出張中の日だった。
浩一は最初の1本を手に取って持ち出し、デッキに入れ再生しようとしたが、やはり恐くて、すぐにはスイッチを入れる事が出来なかった。
しばらくの間……、思い悩む時間などいくらでもあった。
見てみたい誘惑には勝てず、思い直すようにスイッチを入れた。
すぐに再生された映像は途中からで、何度かダビングされ編集された物なのか、画像は汚れ音声も歪んでいた。
何処かのホテルの一室で、両肩の筋肉が盛り上がる頑強な体躯のスキンヘッドの黒人の首に、全裸の女が正面から抱きついていた。
黒人男の太い腕、その大きな手のひらに尻肉を持たせ、まるで駅弁売りが抱え持つように軽々と抱き上げられた女の姿だった。
男の声か雑音のような英語が聞こえ、アングルが揺れながらその男女のそばに移動した。
そのスキンヘッドの黒人に抱え上げられ、その男の首に腕をまわし、ディープキスをしている女が、口元がアップになった。
貴子だ…!。
ビデオの画面の中には、隆々とした厚みの有る胸板の黒人男に抱かれ、男と舌先を絡ませる貴子が映っていた。
心臓の鼓動が爆発しそうだ。
カメラが退いて、立ち位の黒人男に抱かれた貴子、その全体を映しだした。
黒人男の手の中には、水着がやけ残した白い肌が残る尻肉の柔肌。
浩一は停止ボタンを押した。
新婚旅行で貴子と二人、珊瑚礁の海辺で遊んだ。
あの時の日焼けの跡だった。
オーストラリアでの開放感からか、シドニーで買った。
日本では着れない露出度の、貴子に似合ったレモンイエローのビキニの水着。
ほとんど隠さないビキニの水着が残した誰にも見せないはずの、ひときわの白い肌。
黒い大きな手のひらが、貴子のそのむき出しの尻肉を持ち、褐色の股間に密着させていた。
浩一はまた、ズボンの中で痛いくらいギンギンに張り、下着を湿らせる自分の物が情けなかった。
一時停止の乱れた画面の中の女は、自分の知らない別人の…貴子…だ。
そうあってほしい、いや、そう思いたかった。
意を決してもう一度再生ボタンを押し、ボリュームも上げてみた。
雑音の中、ビチャピチャとかすかな音がする。
ズームアップされたモニターの画面の中で、黒人男の薄黒い分厚い唇から伸びた舌先と舌を絡めた貴子の口元からは、男の唾液がしたたり落ちていた。
浩一を嘲笑するかのような男の笑い声の中、カメラアングルが下に移動し、貴子の尻の下から見上げるようなアングルになった。
黒人男がその大きな手のひらで貴子の尻を少し持ち上げるように動かす、隠れるように貴子の中に埋まっていた黒い肉の一部がのぞいた。
浩一は、その映像を目の当たりに見た。
黒くうっすら毛の生えた玉袋に、テカテカに黒光りしてそそり立つ肉塊の一部分。
その異様に押し広げられた貴子の秘肉の中に、その黒人の男性器が入っていた。
浩一の心臓がバグバグバグっと音を立てる。
下半身にある活火山の奥底から、精のマグマが噴き出しそうになった。
ゆっくりとした男の手の動きの中、貴子が催促するような声をあげ、腕を引きつけ張り付くように、隆々とした褐色の胸に抱きつき、脚を黒人男の尻を挟むように絡めた。
黒人男がそれの応えようと声を上げ、貴子の尻肉を軽々と大きく上下に動かしだした。
黒鱗を光らせた生き物のように、そいつは動きだした。
アヌスの上を秘肉の谷間を、埋めるように出入りする、妖しげに光る黒色の男性器。
貴子の湿りきった秘肉と黒人男の肉棒が奏でる「ジュブ……ジュブ……ジュブ……」と濡れ動く音が聞こえる。
隆々の筋肉で、軽々とお手玉をするように貴子を上下に動かす、スキンヘッドの黒人男。
その大きな上下の動きに貴子の白い尻肉がプルプルと揺れ、ときに「パンパン」と尻肉が黒人男の肉塊の麓とあたる、乾いた音が聞こえた。
浩一の目に、濡れた秘肉の中に埋め込まれた、そそり立つ巨大な生き物のような黒色の肉塊が貴子の出す愛液で濡れ、だんだんと光をおび、肉穴を出入りする様が見え隠れしていた。
カメラは引き、立ち位のスキンヘッドの黒人男の手の動きに、オモチャのように扱われる貴子の顔を映し出した。
目はうつろで唇が震え、黒人男の手の動きに垂れ下がる貴子の髪が上下に揺れていた。
「あゥ……あゥ……あゥ………」
黒人男のされるがままに、絶頂へ登り詰める前の、リズミカルな貴子の声。
訳の分からない言葉、英語か?その黒人男の促す声だ。
「ジョン…あなたのが欲しい…ああ…いっぱい欲しいの…」
聞き取りにくいが貴子の声が「あかしよ…男のあかし……」そう聞こえた。
「ジョン、そうあなたが…わたしの御主人様よ……」
貴子は、そのスキンヘッドの黒人男の首に手をまわし、顔を男のヒゲ面顔に密着させ、さも愛しそうに頬ズリしながら言っていた。
黒人男の笑い声「リディ!」…命令?……。
「ああいいわ…アイムユアビッチ…そうあなたのビッチよ……やって…やって…そのままよぉ……」
黒人男に従う貴子の大きな声が聞こえた。
今度は確かにそう言っていた。
貴子は、その黒人男の生出しをせがんでいた。
吠えるような男の声、引きつるような男の尻肉。
そのスキンヘッドの黒人男は、貴子の尻肉を何度も押さえつけるようにして深く、深く、貴子の体内へ黒色の肉塊を沈め込む。
貴子の絶頂を迎えた苦しそうな裏返るあえぎ声。
黒人男は、貴子を抱える手の動きに合わせ、小刻みに引きつらせるように突く。
射精前の尻肉の動き、うなり声とともに黒人男は、貴子の尻肉を股間に密着させ、ヒクヒクと脈打つように、いびつな肉塊をポンプのようにけいれんさせ、そのまま抱き上げた貴子の子宮の中に黒人の種液を打ち込んでいた。
貴子が身をのけぞらせ足を突っ張り、まるで背面の空中遊泳のような姿勢で、犬の遠吠えのようにすすり泣く。
搾りだすような絶叫で「いいぃ……もっとぉ…もっとお……」と、その黒人男に催促をしていた。
スキンヘッドの黒人男は、貴子とつながったまま歩きだし、そのままベッドに倒れ込んだ。
貴子のエクスタシーの中、黒人男は、黒い腕で広げた貴子の足を抱え、重なるようにのしかかり、本格的に打ち込みだした。
さらに二発目を貴子の中に深々とたたき込もうと、激しく腰を動かす。
カメラは男の背後から、低い位置で撮す。
黒人男の引き締まった尻肉が激しく前後運動して、貴子の白い股間に肉棒が突き入るたび真っ黒の玉袋が、あふれた精液の糸を垂らしながら前後に揺れていた。
カメラは挿入部分を写そうとして、さらに降りて行き、男のヒザを付いた少し広げた足の間から写しだした。
見えた…黒い肉塊が……。
少し見上げるアングルで褐色の股間が、貴子の大きく広げられた白い股間と重なり、黒い肉塊が自身の玉袋の陰で見え隠れしながら、丸くいびつに変形した貴子の秘肉の中に挿入されているのがアップになった。
大部分を貴子の体内に埋め込み、何度も前後運動を繰り返す、黒人男の白く汚れた肉棒。
小さなうなり声、黒人男の激しく打ち込み続ける粘りをおびた音も、貴子の絶頂の声にかき消される。
男の体に力が入る。
黒い肉塊がたたき込むような、最後の素早い小さな動きに変わったのが判った。
浩一の握りしめていた拳がヒザの上で震えていた。
そのまま黒人男は大きく吠えるようなうなり声を上げ、小刻みに褐色の尻肉を振るわせ、貴子の体内に二発目を打ち込む。
「ああぅ…またよ…またきたぁ!……あふれるぅ……いいわ…いいわぁ…ジョン……本物の男よ!……アアアアアアアウゥアァ……」
信じられない貴子の絶叫だった。
肉塊の付け根がヒクヒクと脈動していた。
浩一は唇を振るわせ、画面の中でアップになった射精時の挿入部分を見ていた。
目の前には、愛する妻、貴子の中で射精し自身の新たな精液に白く濡れを増す、黒人男の巨大な黒光りした肉塊が激しく動いていた。
貴子の中に注入された大量の精液は、男の強力なピストンにこね回され白濁し、黒い肉の棒にねっとりと張り付く、粘りを増したスペルマの白い泡のゼリーが、ジュルジュルと肉棒と肉襞の僅かな隙間から次から次に吹き出し、黒人男の肉棒につながれた貴子の股間のつけ根を陰毛を白く汚し、とろりと秘肉の谷間を伝うように下って行った。
浩一は、呼吸するのも苦しくなるほど動悸が激しくなり、震えは止まらず、もうまともにビデオを見ることも出来ず、ビデオを止めた。
涙が、とめどなく流れて、とまらなかった。
あの信じられないような貴子の絶叫に、さわりもしないのに二回目の射精をしていた。
なさけない…なさけない…惨めな自分…!。
黒人男の嘲笑が頭の中で響いている。
あのとき、貴子が黒人男に生で中出してと言っていた。
『男の証し』確かにそう聞こえた。
貴子は、黒人男にオモチャのように扱われ、内粘膜をなめ濡らす黒人男の生出しの快感に歓喜にふるえていた。
浩一の目に焼き付いた、貴子の股間を流れ出た白濁した精液の流れ、その何倍もの精液が貴子の子宮を埋めていたのだろうか。
肉躰の奥深くから沸き出した貴子の絶叫に呻き、あんなにも簡単にタカコを絶頂に導くあのスキンヘッドの黒人男。
貴子が絶叫で言った……あれが…『本物の男』……。
そうだ、彼等と自分とでは男としての能力が違うんだ。
白石を始め、あの黒人といい、あんなにも長く貴子に悦びの時間を与える事が出来るのに、自分には…自分の…この小さなものでは…。
自分には抱き上げるだけでやっとの貴子の体を軽々と抱き上げ、空中遊泳のようにもてあそび、絶頂の声をあげ続ける貴子をオモチャで遊ぶかのように扱う、あの黒人男の体力。
自分なんかには無理なんだ、男として二級品以下なんだ。
浩一は自分が貴子とSEXする、その行為自体が意味のない事であり、貴子にとって自分と一緒になったことが間違いじゃなかったのか、そう思えて打ちひしがれていた。
貴子にしてきた、ひとりよがりの貧弱なSEX、あれはいったい何だったんだ。
やりきれなくて、浩一は初めて飲めない酒をグラスに一杯、一気に飲んだ。
不味いものだった。
きっとあんな風にして貴子は、あの黒人男の子を妊娠したんだ。
あの時の貴子は、女として、あの強大な黒人男の子を身ごもりたいと、そう思ったんだろう。
その方が自然の摂理に合致しているんだ。
自分のなんて……分かっていた。
分かっていたが二度もの貴子の妊娠、浩一はそう思わなければ、心が保たない。
「本物の男の証し……妊娠か…」
手で顔を覆ってうずくまった浩一の口から、そんな言葉がかすれるように漏れ、自嘲するように涙目でかすかに笑ったようだ。
そうだ浩一…お前は弱いオスだ。
自然界では存在さえ許されない弱いオスなんだ。
お前には妻の貴子を妊娠させる値打ちもないんだ。
他の強い男に妻を抱かれ、歓喜に咽ぶ妻の性行為を横目に、一人下着に精を漏らす最低の男なんだ。
なぜ、貴子は僕を選んで……一緒になったんだ。
自分って、いったい何なんだ!……。
そう貴子の主人なんかじゃ絶対ない。
それだけは間違いのない事実だった。
浩一は、苦い酒をグラスにもう一杯のんだ。
不思議に貴子への怒りはもう無くなっていた。
あるのは貴子に取り残されたような寂しさ、男たちへの劣等感、嫉妬心、救いのない自嘲。
だんだんと頭がクラクラしてきた。
もう何もかもどうでもいい、そんな気がしてきた。
■最高の女 貴子の懺悔
夕方5時半を過ぎた頃、仕事帰りの貴子は近所のマーケットで買い物をすませ、いつもより急いで帰ってきた。
出張から戻った浩一が家で待っている。
『今日くらいは、ウンとサービスしときゃなきゃ……』
貴子は、浩一の大好きなお肉屋さんのコロッケに、トマトたっぷりのサラダを作るつもりだった。
勢いよく玄関のチャイムを鳴らすが、浩一がいるはずなのに反応はない。
何回か鳴らしてみた。
『おかしいな……』貴子は、ふと不安な気分におそわれた。
浩一が貴子に黙って出かけるはずもなかった。
貴子は鍵を開け、明かりのない室内に入り声をかけた。
「浩ちゃん、…いてるんでしょ」
玄関のドアが閉まる、薄暗い室内にカーテンの隙間から漏れ込む僅かな明かり、外はまだ昼間のように明るいのに、自室のカーテンを閉じ、灯りさえ点いていない部屋。
「浩ちゃん…!」
もう一度声を掛けても、浩一の反応はなかった。
貴子はリビングのドアを開け、灯りをつけた。
部屋のフロアの隅に、うずくまるようにじっとしている浩一がいた。
その前にはお酒の瓶とグラスがあった。
「浩ちゃん!お酒飲んだの!……どうしたの……」
返事もしない、というより出来ないみたいだった。
浩一の体がふるえ、顔をクシャクシャにしていたのが貴子にも判った。
「浩ちゃん……」
貴子は浩一の異常な状態に不安を覚え、早まる心臓の鼓動をはっきりと意識した。
そのまま、買い物袋を手に持ったまま、かぶさる様にうずくまる浩一に抱きついた。
「浩ちゃん大丈夫!何があったの……」
ゆっくりと顔を向けた浩一の目が貴子を見つめた。
焦点の定まらない虚ろな目だった。
浩一の目が、力なく貴子から離れる。
「浩ちゃん、お願いよ!しっかりして……」
貴子は、遠ざかる浩一の気を呼び戻すかのように激しく肩を揺する。
浩一の口元が僅かに開く…小さな声だった。
「…貴子……偶然だけど……白石さんと貴子の………出張前…このレコーダー落としたんだ……ベッドの隅っこにあった……二人のが……録音されてた……」
浩一の震える言葉に、貴子は一瞬で凍り付いた。
浩一の肩を抱いた手が、震えた。
「浩ちゃん、ごめん……別れたつもりだった……白ちゃんが逢いたいと……」
唇が震えた。
貴子には、その後の続ける言葉が出てこなかった。
浩一に悪い事をしてしまった…そう思った。
貴子は、肩を抱いた憔悴しきった浩一から目をそらした。
すぐそばのテーブルの上には、あのビデオテープもあった。
「浩ちゃん!あのビデオも……見たの……」
「少しだけ……後は恐くて…とても……」
貴子は、頭の中で何かが空回りする感覚に混乱した。
そして現実としての浩一との生活が今、足下から崩れ落ちて行くことを、あらためて意識した。
どう話して良いか分からない。
でも浩一に嘘は言えない、貴子はそう思った。
「浩ちゃんごめん!あのビデオの二人とはずっと以前からなの……」
「二人!…?」
浩一のとまどった顔が貴子を見つめた。
考えたらその通りだった。
もう一人が撮影しているのだから、そんな事にも気がつかなかった浩一だった。
「浩ちゃんは……ホントに最初の方だけしか見てないのね……ジョンとボブと言うの、普段は三人でするの……」
「三人!…?」
浩一は、頭の中に二人の男と貴子のSEXを描こうとした。
二人の男と女の行為、そんな知識もなかった。
ショックを通り過ごした混乱の中、何も考えられない浩一。
しばらくの空白の時間。
「浩ちゃん…わたし……浩ちゃんと別れるの……」
「…わからないんだ……自分が…どうしていいかさえ……」
「そうよね……ひどい女だよね……」
「情けない男さ……貴子にバカにされるはずだよね……貴子さえよければ…もう僕は……」
飲めない酒と涙、憔悴しきった浩一が、振り返り貴子を見た。
「浩ちゃんごめん!ホントにごめん!……何をしても、今の生活が崩れていく事なんか、考えもしなかった。……浩ちゃんと別れるのずるいようだけどイヤ!……イヤだ!一緒にいたいぃよ…!。……今、気がついたぁ……!」
貴子はうずくまる浩一の背中に手をまわし、肩口に顔を埋め泣き出していた。
カサリと音がして、スーパーの買い物袋からトマトが一つこぼれた。
浩一と別れる……その時、貴子は初めて浩一を意識した気がした。
ふり返れば、いつも浩一がそばにいた。
やさしかった浩一と平凡かもしれないが、そこそこ愉しかった普通の生活が終わる。
その瞬間に気がついた。
『浩一が好きだ…!好きだったんだ……』と……
今まで浩一にとってきた自分の仕打ち、ゆるされるはずなどなかった。
「僕は貴子が好きだ。でも世の中には、愛だけでは埋められない物があるんだね……いくら頑張っても…僕には黒人男や白石さんみたいにはなれない……貴子を喜ばせる、自分の妻を……そんな男として当たり前のことさえ……出来ないんだ……」
「浩ちゃん!違う、私が異常なんだ!」
「…貴子は誰が好きなの……白石さん……それともあの黒人なの」
「ちがう!、ちがう!、ちがうぅ…!」
貴子は叫び、激しく首を横に振っていた。
それでも、今さら浩一が好きだなんて、とても言えなかった。
貴子は思った。
いつから…忘れていたんだろ、愛するってこと……。
男なんて快楽の道具、そんな風にしか見られなくなっていた。
気がつけば愛する男を、浩一を今、失ったところだった。
なんてバカな女、ホントにバカな貴子だよ……。
貴子は涙が止まらなくなっていた。
「…浩ちゃんごめんね…白ちゃんから電話があった時、あの固くてでっかいオチンチン、思い出したらたまらなくなって、頭の中は、もうそれしか考えられなくなった。浩ちゃんに悪いなんて、その時は考えもしなかった。……白ちゃんが言ってた。『お前は色情狂』なんだって……」
あんな男達とは代えられない…別れたくない…浩一をなくしたくはない。
貴子の涙が、ぽつりぽつりと雨だれの滴のように浩一の肩口を濡らした。
浩一は部屋の隅をずっと見てた。
変わり映えのしない部屋の隅を……
時間だけが二人には関係なく、流れていく……
浩一は貴子の匂いに気が付いた。
しばらく忘れていた自分の好きな匂いだ。
初めて貴子を抱いた、仕事帰りの汗のにおいが混じった、女の匂いだ。
あの時と匂いは変わらない。
「フフ…貴子は、出会ったあの時と変わらない。知らなかったのは僕だけだね……」
浩一が、ぼくとつと、つぶやくように言った。
「浩ちゃん、ホントにごめん……許してなんかもらえないよね……後で荷物まとめる……しばらくでいいの…このままいさせて……浩ちゃんが好き…最後になって気がついたぁ……!」
貴子は、泣きながら、のしかかるように浩一の顔にほほずりしていた。
「…貴子は病気なんだね……もう直らない病気なんだね……僕では、どうしようもしてやれない病気なんだね……辛いぃ!……。さみしいよね、でも…貴子と…暮らしたいんだ……」
「浩ちゃん!いいの!…私を許してくれるの!………」
「行くところなんか、ないんだろ……貴子は病気なんだ……出て行かせる分けにはいかないよ」
「浩ちゃん!うれしいぃ!……もう白ちゃんや他の男とは絶対しない。ジョンやボブとも我慢する。きっと我慢するよ……約束する」
「いいよ、無理しなくても、自分の男としての能力、思い知らされたよ…」
浩一は振り返るようにそっと貴子を見た。
「きっと嫉妬すると思う、心が押さえきれないかも知れない。でも僕にはあんなに出来ないから、…抱かれてもいいよ…」
「えっ!どういう事、浩ちゃんいいの!ジョンやボブと関係続けて…いいの……」
「貴子が病気なら、僕はきっと変態なんだ。もし貴子が自分の目の前で黒人男に抱かれたらと、そうも考えたんだ。貴子が妊娠や病気さえ気をつければ、もういい。コンドーム着けるの、忘れないようにしてくれれば、もう…それでいい…」
「浩ちゃんうれしい!そうよね、コンドーム越しだものね、直接じゃなければいいよね。コンドーム着ければオチンチンもバイブと同じだよね、浩ちゃんがビンビンになるくらい見せて上げる。浩ちゃんもきっと気に入るよ、だってジョンやボブ、白ちゃんもホントにすごいんだから……」
貴子は浩一に抱きつき押し倒すように上になり、浩一の顔とはいわず、あちこちを舐めまわすようにキスをしていた。
買い物袋から飛び出た物など、その辺にいっぱい転がっていた。
「浩ちゃん、ホントに聞きたい…絶対怒らない…約束して……」
貴子は今までの事を浩一に話し出した。
話し始めると夢中になり白石のことから、次から次とジョンやボブの事を話し出した。
白石と別れ、ジョンとの出会いから三人でのSEX…。
浩一に話す事によって、浩一の反応を確認する為なのだろうか、話している間にもだんだんと貴子の顔が上気して行くのが分かった。
浩一にとって、こんな貴子を見るのは初めてだった。
目の前の貴子は妖しく目を輝かせ、息を弾ませ下唇をなめる。
淫乱の牝にと変貌していった。
「浩ちゃんやってよ、私を抱いてよ!…したいのよ…いっぱいしたいの……」
「危ないんだろ……」
「最後はお口でして上げる……上手なんだから……」
貴子が浩一の上にのしかかるように抱きついてきた。
浩一の手を取り白いパンティの上から触らせる。
「そう浩ちゃん指でいじって…もっと…もっといっぱいよ…そうよ…そうよ……浩ちゃんおねがい…なめて……」
貴子は脱ぐ間も待ちきれないと、スカートをまくり上げパンティを脱ぎ捨て、浩一の目の前で大きく足を開いて見せた。
浩一は貴子の大きく開いた秘肉の中を、マジマジと覗いたのは初めてだった。
浩一は貴子の恥毛の茂みの中、秘肉の陰唇を初めて自分の舌でなめた。
淫茎のピンクの肉芽が小指の爪の先ほど顔を出し、濃く色を変えた淫部、ラビアの羽根が浩一の唾液に濡れ淫口が妖しく口を開けていた。
「浩ちゃん気持ちいい…なめるの上手よ……やって…浩ちゃんの固いの中に入れて……」
貴子の激しく色づいたこの秘肉の中に、浩一は自分の15センチを入れた。
あの黒人男や白石の大きな男性器も、この貴子の中に入ったんだな、ジョンと言うあのスキンヘッドの黒人男の精液を、あふれるほどこの中に入れられ貴子は狂喜したんだ。
浩一は押さえきれない感情をどうにも出来ず、貴子に初めて野獣のように激しく責め、突き動かした。
「ああ……いいわ…いいわよ…浩ちゃんすごくいい……」
貴子も浩一相手に淫らに叫び、激しく燃えた。
「貴子、もうダメ、でそうだ……」
そして最後は貴子の口の中に……。
「浩ちゃん、すごかったよ。浩ちゃんとこんなSEX初めてだよね。こんな事ならもっと早く、浩ちゃんに見つかればよかったよ」
「僕には男としての能力が足りないんだ、さっきまでそう思ってた。でも…」
「ウフフフ…浩ちゃん、オチンチンは大きさだけじゃないのよ……あれだけ出来れば小さくても合格よ。ビデオで何発抜いたの、味薄かったわ。これからは貴子ねえさんがフフフ…教えて上げるわね」
貴子はその後、浩一が許してくれるのなら、浩一の前でジョンやボブ、白石と思う存分してみたいと言った。
「浩ちゃんに見せたいんだ。もっともっとスケベな私を……」
「じゃあ、休みの日に、みんなを呼んでしてもらえばいいさ」
浩一は承知した。
そうホントに簡単に言ってしまった。
それが次の大変な事態の始まりだとも知らずに……。
■肉体の宴 1
浩一は壁にもたれて、ベランダ越しに見えるかわり映えのしない、朝の風景をずっと見続けていた。いつもの駅への道も、わずかな通勤の人通りも途絶えた。のどかな休日、土曜日の朝も9時をまわった。このマンションに住む誰もが、こんな時間にこんな事が、自分の近くであるなんて誰も想像もしないだろうな、浩一はそう思った。
浩一は、今朝早くから目覚めていた。やはり落ち着くどころか、時間とともに余計に体がこわばって行くのが判った。もう1時間もすれば、貴子の肉体の宴が始まる。
妻の貴子が自分の目の前で白石や二人の黒人に抱かれ、彼等の男性器を受け入れる。
どういう事になるのかは判っているつもりだったが、気持ちの整理が出来ずに、わけもなく下半身の奥が、縮上がるようにうずいた。
その時、自分はどんな心境で貴子を見つめるのだろう。
まさか、浩一にはそんなにすぐにだとは思わなかった。確かに休みには違いないが、今日は、まだその週の土曜日であの日から1週間も経っていない。
「健康的な乱交パーティだから明るい間でいいのよ…」
貴子が強引に、この日のこの時間に決めた。
「女は生理上、排卵の前後が一番したくなるの、最初からコンドーム着けるし、浩ちゃんがそばにいるから大丈夫」と、貴子はそう言った。
浩一に告白してからというもの、さも愉しそうに貴子が、毎夜のように浩一の嫉妬心を煽るように白石や黒人男との出来事を聞かせる。
「もう!浩ちゃんったら…愛する妻の過去が知りたくないの…」
浩一が、『もういいよ…』と言っても、貴子はやめない……。
「ウソ…!だって浩ちゃん、元気になるんだもの…ウフフ…ホントは聞きたいんでしょ」
本当にあの日から、貴子と二人の性生活が変わってしまった。貴子が前戯のように話す、心をかき乱れさせる、黒人男達との性行為。寝物語のように夜な夜な話す、今までの男達との秘め事の数々、そして今日の日のこれから始まる、男達と貴子のエロスの宴。
浩一は心を落ち着けようと勤めるが、嫉妬で狂うのじゃないのか、ビデオさえ恐くて、少ししか見られなかった自分なのにと、不安がよぎる。でもあんなに喜んでいる貴子を見ると、自分には…して上げられない女の悦びだからと……。自分は、やはり……間違っているのだろうか……。心の動揺で今から、もう震えているというのに……。
答えは前から判っていた。
浩一に出来ること、それは出来るだけ平静を装うことだけだった。
白石には最初からコンドーム着用が条件で、あの黒人二人と、貴子が満足するまでして欲しいと、それにそのための用意も考えると、浩一から言った。遊び馴れた白石さえ、いざ浩一に電話でそう言われた時は驚いて、しばらく返事が出来なかったくらいだ。
白石は見せるのは構わないが、「俺はシャイだからな!じろじろと見られるのはイヤだ」と勝手なことを言い、スウィングパーティのような直接という感じではなく、スワップのようにじっくりと貴子を抱かせろと注文をつける。浩一は出来るだけ貴子と1対1で、落ち着けるように配慮し、モニターで映し出す方式にした。
浩一にとっても直接ベッドの横で見ているより、その方が良かったし、あのときのビデオの映像を意識しカメラにも凝ってみた。そうする事で、なにかあの貴子を抱いた黒人に少しは勝てるような気がした。
ベッドルームにカベ側から足下側や正面から、レンタルしてきた3台のリモコンでズームや操作が出来る、本格的なプロ用のビデオカメラを取り付け、スイッチャーで切り替え、リビングの50インチの大型モニターに映し出す、そんな仕組みだった。
ボブは何故か、奥さんの希望もあって二人で来ることになり10時過ぎには、全員やって来る予定になっていた。
さっきまでご機嫌で鼻歌交じりに化粧していた貴子が、深紅のナイトドレスを着てハイヒールを履き、浩一の居るリビングに来た。最初に貴子がその格好を見せた時、浩一は米国映画でセックスシンボルと呼ばれた女優を思い浮かべた。バスト98センチの貴子の大きな乳房をほとんど隠さず、乳輪と乳首のすぐ上が三角の頂点で、その先は肩ひもがあるだけ、アンダーバストで絞られ、ボディラインに張り付いて貴子の美乳や59センチのウエストにかけてのラインを引き立てていた。
背中は大きく開き腰の近くまで見せ、丈は膝上で左前に腰まである深いスリット。貴子はボブの希望でドレスの下に、紅いガーターとストッキングを履いて、モンローウォークで浩一の側に来た。
「浩ちゃんどう似合う、フフフ…全部ボブのプレゼントよ…これファックミーヒールって言うんだって、今日の日にピッタリでしょ…二人とも、こんなの好きなの…」
室内にもかかわらず、足元は派手な紅色のストッキングにボブのアメリカ土産だという透明な樹脂製の、かかともつま先もバカ高いサンダル式のハイヒールを履き、175センチの浩一よりも5センチくらい背が高くなった。ボブの好みなのか、あまりそのドレスとは似合っていないが、品のない猥褻感だけはたっぷりだ。
浩一の前で貴子は左足を膝から少し前に上げるように出す、ノーパンでギリギリ以上の深いスリットだから、紅いストッキングの端から白い太股のつけ根から、きれいにそり上げられた陰唇までチラリと見えた。
貴子は浩一の座る横の肘掛けに、ハイヒールを履いた足を載せ、愉しげに微笑んで
片目を瞑る。わざと剃り跡を見せつけに来たのか、目の前には貴子のすべてが丸見えだった。肉の襞の濃い色づきまで判るし、妖しげに口を開き、さすがによく使い込まれているのが、剃毛し裸にすると浩一にもよく分かった。
「ウフフフ…私はツルツル女、浩ちゃん好きよ…濡れたわよフフ…また剃ってね……」
浩一もそうだった。さっきシェービングクリームを塗りカミソリで剃った時、手は震えたが股間がビンビンに張った。そんな浩一を貴子が見逃すはずがない。
「浩ちゃんが、お客さまの前で粗相したら恥ずかしいもの……」
そう言う貴子に風呂場で迫られ、最後は口の中に抜かれてしまった。それなのに貴子は、ドレスに着替えてからも性懲りもなく、浩一を挑発にきた。
「フフ…浩ちゃん、まだ時間があるわよ……しよ……」
「ダメだよ、そんなには時間がないし、それにきれいな化粧や髪が乱れるよ」
「もう…愛する妻が、他の男に抱かれる前に、したいと言ってるのよ」
「貴子のマンマンは、処女のようにきれいだよ」
浩一は心にないことを言い、貴子を抱いた。
「ウフフ…浩ちゃんのウソつき…もう知らないから……」
貴子をさっき剃毛したのは白石の希望だった。白石は浩一に承諾する条件として、ビデオ撮影で貴子の中にペニスの出入りがよく分かるように、貴子のアンダヘアーを剃り上げろと言った。品性の悪い男だから、浩一に見せつけるつもりらしい。浩一は貴子におそるおそるそう言った。
「ウフフフフ…浩ちゃんが剃るの……」貴子が笑ってた。
「浩ちゃんホントにありがとう……」
「フフフ…さっきはすねていたのに、おかしな貴子だね」
「今、ものすごくドキドキしているの……ホントに良いの……」
「僕の方がもっとドキドキしているよ。貴子にとっては僕がいるか、いないかだけの違いだけだろうけど……」
「そうよね、浩ちゃんに見せるの楽しみよ、浩ちゃんが見てると想うだけでも感じそうよフフ…でもあのカメラ、ポルノ女優になったみたいで……フフフはずかしい……」
貴子はおかしそうに笑い出した。
そのとき玄関のチャイムが鳴り二人で迎えに出た。最初のお客はジョンだった。目があったその瞬間、浩一の心臓がズキンと痛んだ。ビデオの中で貴子が抱かれ本物の男と言った、あのスキンヘッドの厳つい男だ。
「ジョンどおぅ…似合うウフフ…」
貴子が玄関先のフローリングでスパイクヒールを履いたドレス姿をジョンに見せつける。スリットから左足を前横に出し裾を割り、紅いガーター、ストッキング見せた。
「オオッ…タカコ、今日は特別似合ってる。まるでスリースターホテルのコールガールのようだぜ」
貴子にそう言ってから「さあ開けてみてくれ」と、浩一に少し大きめの紙ケースもたせ、「フッ…お前には、心からの感謝のプレゼントだ…」と、バカにしたように上手な日本語で言った。
浩一はケースを開けた。中は、巨大な樹脂製の作り物の黒ペニスで、内側が空洞になっており、固定用のベルトが着いていた。
「俺のと同じものだ。型を取って作らせた。貴子から聞いたぜ、お前のは小っこいのだろボーイ、今度それを着けてタカコとやってみな、きっと喜ぶぜ……」
ジョンは口元に冷笑を浮かべ浩一を見ていた。
手に持ったそれは、見るまでもなく内側の空洞でさえ浩一の15センチの物ではガサガサだった。弓なりに反ってはいるが、缶コーヒーより太くて30センチ以上はある。いくらジョンのが大きくても、こんな物が現実にあるわけない。こんな巨大な物が女性の中に収まるものか、ましてあの腰細の貴子の体内に……。ブラックジョークにしてもきつい…貴子の言う、どこが真面目な男なんだと、浩一はそう思った。
浩一とのやりとりもそこそこに、ジョンは貴子を抱きよせキスをしていた。舌を絡ませた、かなり長いキッスが続き、褐色の腕を貴子の背に回し、ドレスの後ろの裾を引き上げ、大きな手でむき出しの白い尻を撫で上げていた。
目の前で妻の貴子が、ジョンの褐色の手で白い尻肉を愛撫され、舌を絡ませたディープキッスをしている。浩一は、その横でじっと見ているのは辛いものだったから、一人先にリビングに入った。
その熱いキッスも終わったのか、二人は恋人同士のように抱き合いリビングに入ってきた。カウチに腰掛け、浩一の前でまだ二人は抱き合っている。ジョンの手が貴子の乳房をドレスの上から揉むようにまさぐって行く。
「あん…もう…ジョンやめて髪が乱れるわ。まだ早いわよ、飲み物持ってくるわね」
貴子が名残惜しそうに、そう言って立ち上がった。貴子の顔は、ほんのりと赤らみ上気していた。
浩一は、にわかに起きた嫉妬心を貴子に悟られないように目線をそらせた。
「浩ちゃんどうしたの、髪は乱れてないですよ……ああジョンとのキスの事ね、フフ…濡れても落ちない口紅だから大丈夫よ…ホラ…」
貴子は、浩一に唇を突き出すように見せ、そのままキッチンへ入っていった。
ジョンは目の前の大型のモニターに映るベッドルームに気がついた。
「ハハハ…コウイチあれが今日、貴子とやるスタジアムか!」
ジョンは浩一のセッティングしたモニターに映るベッドを見て、首を振り呆れたように笑ってた。
チャイムがまた鳴った。貴子はあわててキッチンから出て、浩一と出迎えにでた。
白石とボブ夫妻がほとんど同時に来たようで、ドアを開けると三人並んでいた。
「いらっしゃい、あら白ちゃんも一緒だったの、どう似合う」
貴子はそのスタイルでクルリと一回転して見せた。白石は「ああ……」と簡単に声を掛ける。ボブ夫妻に圧倒されたのか、浩一の前ではバツが悪そうにし、そのままリビングに一人で入っていった。
「浩ちゃん、こっちがボブと…ジェニィーよ」
「オオ…今日のタカコはムービースターのようです。あなたがコウイチさんですかヨロシク……」
上手な日本語でその巨体の黒人が浩一の手を取り握手してきた。
ボブは貴子が言ったとおり色はジョンより黒いのだが、確かに顔立ちも整ったいい男だ。身長は195センチは有ると思う、学生時代にフットボールをやっていたとか、がっしりとしたスポーツマンて感じだった。
ボブは夫人を「ジェニィーと呼んでくれ」と言った。日本人好みの清楚な感じの美人で、年齢は30過ぎだが子供がいないせいか、はるかに若く見え、髪はプラチナブロンドのロングの髪でちょうどバービー人形の様な感じ、目はブルーよりグリーンに近い、引き込まれそうな印象的な瞳だった。身長は10センチを超えるハイヒールを履いているので、浩一よりも遙かに背が高く、三人並んだ時の白石と同じくらいあった。
浩一は平静を装ってはいたが、内心は彼女の前でドキドキとしていた。何より一番先に目についたのは、ブラジャーを着けない彼女の胸の膨らみだ。形の良い乳房が浮き出る、黒のシースルーのドレスをジェニィーは着ていた。
浩一の目にはジェニィーの乳房は貴子より小振り、大きめの普通サイズという感じに見え、そのドレスからは、小さな布きれと紐だけのパンティまでもが透けて見え、ガーターを使う、シームのある薄手の黒のストッキングがものすごくエロチックな感じだった。
貴子が二人をリビングにエスコートし連れて行く。浩一は、彼女の透けたドレスの後ろ姿を見て、あることに気づきドキリとした。人出も多い休日の10時前だというのに、ジェニィーはノーブラで下着まで見えるその格好で、少なくとも、このマンション内を、回廊を歩いて来たはずだったからだ。ジェニィーのことを知っている貴子が「あの女は変態の見せたがりよ…」と、言っていたが、そうかも知れないなと思った。
さすがに白石をはじめ大男揃いだから、リビングのカウチに腰掛けても迫力がある。
あの普段から押しの強い白石が、気後れしているのが、浩一にはおかしくて仕方なかった。貴子が特製の梅酒を使ったカクテルドリンクを運んできた。浩一がドリンクをテーブルに並べていく。ボブ、ジョン、白石のドリンクの下にはトランプのカードをコースター代わりに引いて行き、しどろもどろに浩一が、貴子の相手の順番を決めるの説明をしだした。
浩一の説明では大きな数字の者が、最初に貴子の相手をすることになり、次の数字の者がビデオの操作係をするという事だった。白石はダイヤの9、ボブがスペードの5、ジョンがハートのキング、ジョンが親指を立てた拳振り上げた。
順番は決まったがジョンが一番だなんて、浩一には貴子が一番抱かれて欲しくないと思っていた相手だった。そのジョンが最初とは皮肉な物だと思った。浩一は誰と目を合わせるのも気まずく不安で、隠れるように隅に座った。
浩一の気持ちとは裏腹に、貴子はジョンとボブとお酒を飲んだりしてくつろいでいる。貴子と男達の笑い声も、今の浩一には剣のように心を突き刺した。
「おい浩一、いい女じゃねえか…あの外人女ともやらせてくれるのか」
白石が浩一のそばに来て声をかけてきた。
「いや僕は何も…」
「フッフッフッ…気があるんじゃねえか……さっきから、お前ばかり見てるじゃねえかよ…お前の粗チンでも見せてやったらどうだファッハハハハ……」
白石は浩一をからかいながら、ボブの横に座るジェニィーを値踏みしていた。ジェニィーが白石を無視するように向こうを向いた。
「ふん、させないのなら目の毒だ。浩一、早く貴子と黒いのと始めさせろ」
やはりどこか落ち着かず不安げな浩一が、白石にせかされて、フウッと一息つき、客達の前で貴子に声をかけ抱きよせた。始まりを告げるように貴子を前に立たせ、肩ひもを外してナイトドレスを下に落とすように脱がせた。二人の黒人男も、貴子の裸体を見慣れているはずなのに声を上げた。
「タカコ!今日はシェービングプッシーなのか…」
貴子はうれしそうに男達に微笑んだ。紅いガーターにストッキング姿、はみ出した分厚い唇のような、無毛の股間が猥褻な感じで貴子に似合った。
浩一は、もう一度貴子を軽く抱きしめ、送り出すキスをして、お尻を押し出すようにジョンの方へ行かせた。
「浩ちゃん、今からなのね……見ててね……」
ガーターに紅いストッキング姿の貴子が、舞うように白石の頬を撫でて通り過ぎ、寄り道するようにボブの首に抱きつき軽くキスをして、ジョンのヒザの上に座る。ジョンが後ろから貴子を抱き寄せガーターに手をかけた。
「ジョン、肌触りのいいシルクのストッキングまで脱がせるのか」
「ボブ、前にも言ったろ、俺は女の下着を脱がせるのが大好きなのさ…」
ボブが「オッー」と声を上げた。
「一番になれなくて、これほど残念に思ったことは生涯のうちでなかったよ」
ジョーク混じりにボブが笑いながら日本語で、浩一の方にそう言った。ジェニィーが、冷ややかだが笑ってたところをみると、どうやら彼女も日本語が充分、分かるみたいだ。
ジョンがにこやかに笑い、貴子を抱きかかえ、ガーターを外す。貴子は、白石をからかうようにウインクして、ジョンのヒザの上でボブや白石に剃り上げた裸のプッシ-を、脚を動かし大きく広げ、見せつける。ジョンの太い指がシェービングされた秘肉のすべりを、確認するように撫であげ、指が二本、貴子の秘肉の割れ目に潜った。
「ああっ…ジョン、ここじゃダメ、さあ行きましょ、今から始めるの……」
貴子はジョンの腕を挟むように、足を組み替え、ストッキングを片足ずつ脱ぎジョンに手渡す。
「フフフ…白ちゃん、約束通りジョンのファックを見せてあげるね……」
うれしそうに微笑えむ貴子。ジョンはその貴子のストッキングをボブに放り投げた。
「ささやかだがストッキングフェチのボブ君、あんたに、俺からの最高のプレゼントだ」
そう言ってジョンは全裸にスパイクヒールだけの貴子を軽く抱きかかえて、親指を立てた拳で浩一に合図し、リビングから壁一枚隔てただけのベッドルームに消えた。
浩一はベッドルームにジョンと貴子を見送った。いつも自分達が使うあのベッドに……。
これが嫉妬というものなのか、荒い鼓動と息が止まらない。浩一は胸の苦しさに耐える。
今から始まること、最初から判っていたことだから……。
■肉体の宴 2 ジョン その1
浩一は二人が消えた空間を呆然と見ていた。開いたままのドアから漏れる灯りが、女を抱いた男の薄い影絵を壁に揺らめかせていた。もう浩一には、ただ成り行きに任せるしかなかった。
白石がモニターカメラを何度もズームし、切り替え操作を確認する。何度か切り替わるモニターには、ベッドルーム全景が映し出されていた。
「ジョン、浩ちゃん見てるかな」
突然、貴子の声がモニタースピーカーから聞こえた。浩一はハッとしてモニターに目を移した。
「ああ弱虫男が、小さなコックおっ立てて震えて見てる。タカコ、コウイチに見せつけてやるぜ、俺のファックを、お前が最高のビッチだってことをな……」
モニターの中には、ベッドの周りのカメラの位置を確認するジョンと抱かれた貴子が映っていた。浩一は、ジョンの言葉にまだ小刻みに震えている自分に気がついた。
ジョンがベッドの手前の端に貴子を座らせ正面のカメラに向けて、黒い手で貴子の白いヒザをゆっくりと広げて行く。白石は早速ズームアップした。カメラ操作を愉しんでいるのか画面いっぱいに、無毛の丘から熟しきった淫部陰唇の、どアップを写し出した。大型モニターに拡大されて、あまりにもリアルに映る裸の淫部の唇は、湿りけをおび、妖しく口を開き、淫茎は固さを持ち小指の爪くらいの肉芽を露出させ、数多い男達との激しいSEXに、赤紫に濃く色づいたラビアの肉襞まで濡れ、妖しくてかっているのがはっきりと見えた。
「すげえカメラとモニターだ。陰毛の剃り跡、毛根の一本一本まではっきり見えるぜ」
白石は声をあげ浩一を見た。
「浩一!ここまで凝ったら異常だぜ、なに考えてんだ!貴子が黒いのにやられるのが、お前はそんなに好きなのかよ……フッ、さすがまともに貴子も抱けねえ変態男だよ!」
浩一を見る、白石の人を見下した冷たい視線だった。
モニターの画面に映る貴子の白い肌を這うジョンの黒い指の動き、太ももに口をつけ、ゆっくりとその貴子の股間にジョンが顔を埋めていく。長い舌が這うように無毛の肉襞に届き、吸い込まれるようにジョンがダイブして行く。
白石がミキサーのマイクのボリュームをいじると貴子の漏らす吐息まで聞こえてきた。ジョンの舌が丸められ、貴子の汁を吸い上げる。卑猥な音を立てて、まるでバキュームのようにクリトリスを舐め上げる。ジョンが唇まで押し当て、「ベチュ…ビチュ…ビチュ…」と、大きな音を立ててなめるたびに、貴子は顔を反らせ、その唇から悩ましい声をあげ乳房を揺らす。
「浩一よ、貴子のあの目だ!あの目を見てみろよ!俺は早くやりたくてたまらないぜ。あいつは画面に映し出す方がそそるぜ」
そう言った白石は、乾いた下唇を舌で濡らす。貴子の顔から上下にプルプルと揺れる美乳の上半身をなめるように映し出す、もうこのチャンスを逃さないカメラマンのように真剣な顔だった。
「コウイチの前だがジョンのマフダイブに、タカコの表情はとびきりのポルノスターのようです」
ボブまでそう言った。
浩一には、二人の男みたいなそんな余裕はなく、モニターの画面に映る貴子を見ると、短距離走者のような荒い息で、バスドラムの動悸の音がズンズンズンと体中に響き、何処か心が浮つき、目の焦点が合わないそんな状況だった。
そんな浩一の横には、いつの間にかジェニィーがいて、もたれかかるようにして隣に座り、手が浩一のヒザの上を這うように伸びてきた。浩一は「ハッ!」っとした。
どうしたものかと、しばらくはそのままにしていたがジェニィーの手が、浩一の股間まで伸びてきた時、浩一はそっとその手を軽く押し戻した。ジェニィーが浩一をみて微笑んでいた。妖しいまでの微笑だった。浩一はジェニィーを意識してモニターの貴子を集中して見るどころではなくなったが、それが結果として、少しは浩一も楽になれたようだった。
モニターに映るジョンの頭が、貴子の股間で上下に激しく動いている。舌先だけでなく激しく唇まで使っているのが、その音だけでも判る。貴子をなめ続ける頭の動きが順々に加速され、貴子は後方に右手を付き、左手は自ら乳房を揉む、体を反らせ、さらに脚を開いてジョンの舌を動きやすくさせた。
壁のカメラを始め三台のカメラの映像が、白石の手でフラッシュのように次々と切り替わった。
ジェニィーに気がそがれたのも一瞬だった。ジョンが貴子の肉芽、肉襞をなめ吸い上げる音、あまりにも猥褻なその音が、どうしても耳に入り自然とモニターの画面に目を運ばせる。貴子が顔を反らせ美乳を揺らし、その大きく広げた両脚の間でスキンヘッドのジョンの黒褐色の頭が上下に激しく動いていた。
ジョンのダイビングはどのくらい続けたのだろうか、浩一にはその時間の感覚さえ判らなかった。モニターの中の貴子はジョンの舌で限界に達した。上半身が弓なりに反り、支える右手の震えが止まらない。
「ジョン…ダメよ……ダメェ……」
貴子はジョンの頭を押さえて前屈みになる、上気した顔をそらせ髪が乱れる。体を震わせ、揺れる唇から激しく喘ぎ声を上げる。それが貴子の最初の絶頂の瞬間だった。
「ああぅ…ああ……あああぅ……」
スピーカーから、ドアを開けっ放しのベッドルームからと、貴子の喘ぎ声のデュエットが、静まるリビングに大きく響いた。
白石がモニターに映しだす、貴子のプルプルルとリズミカルに揺れる白い形良い乳房。浩一は見ていて震えた。喘ぎ声をあげ唇を振るわせ、顔をのけぞらせた貴子は、自分が抱く貴子とは違って、とても官能的な女の表情だと思った。体の震えが止まらない。浩一の股間でギンギンに子鬼の角が痛いほど張りつめていた。
ジョンは舌を使っただけで貴子の絶頂を引き出す。
「フン、あきれた野郎だぜ」白石が小さくつぶやいた。
しばらくしてエクスタシーの波が引いたのか貴子は体を起こし、ベッドの端に座りなおして、ジョンに向き直りベルトに手をかけズボンを脱がしに掛かった。ジョンは手早くシャツを脱いでいく、褐色の盛り上がるような筋肉の上半身だ。
ハチキっているジョンのズボンを、とてもやりにくそうに貴子はベルトを外しパンツと一緒に下げた。ジャマをしていたギンギンの大きなつっかい棒が、50インチのモニターの画面にアップになった。
画面で初めて見た、ジョンの巨大サイズのブラックペニスの全身は、浩一の心臓を激しく直撃した。
「あぁっ…!あんなのが貴子に…!」
唾を飲み込み、思わず声が出た。
貴子がにぎる、その手首より太い筋張った黒褐色のいびつな太い棹。引き締まった股間からニョキッと左前方に異常に突きだして弓なりに反り返り、先端の暗紅色のコックヘッドの膨らみが黒い胴の先で異様に目立っていた。
モニターの画面でアップされ先端の膨らみを自身の液で光らせた黒い巨大な化け物。
貴子を白く汚した、あの化け物の大量の精液。ビデオのあの時のシーンがフラッシュムーブように、浩一の記憶が再現されていく。そうだ…あんな黒い化け物が貴子の中に確かに入っていたんだ。そしてあふれるほどの精液を貴子の子宮に注入していたんだ。
浩一にはもう自分が押さえきれないと思った。早い息の音が聞こえた。狂おしいほどの下半身の奥のムズがゆさが浩一の体を震わせた。
白石がズームを退き貴子を映す。素っ裸になったジョンのお尻を、もう一方の手で抱くようにして貴子は、軽く握ったギンギンになって反り返る巨大サイズのブラックペニスを早速、丸い大きなキャンディを嘗めるようにおしゃぶりを始めた。
貴子は本当に愛しそうにその巨大サイズのブラックペニスをなめ口にした。軽く首を振りながら上目使いに、愛しげにジョンを見る貴子の妖しい目の輝き。暗紅色の膨らみを口に頬ばり、小さく前後に動かす、舌をまわすように動かし唾液をなめ塗りつけていく。
モニターの画面に大きく映る貴子が、そのブラックペニスをなめ、口にする姿。浩一は耐えるのに手でヒザを押さえるが足がガクガクと震えた。手で顔を覆った。これ以上見ることはできないと下を向いた。
「おい浩一!なんだお前それ、みっともねえ……フン、小便以外、役に立たねえようなチンコ押っ立てて震えやがって…フッ…情けねえ男だな…漏らすなよ……」
ズボンの中で勃起した状態を知られてしまった。白石が浩一を見て鼻で笑っている。
浩一には、いたたまれないほどの屈辱だった。
「本番はこれからだ。貴子を自分の妻を黒ん坊に抱かせて見せ物にしたんだろうが!しっかり見ろよ…ほらよアップで見せてやるぜ……哀れな亭主様よ…」
白石が下を向いた浩一に、無理やりモニター画面を見させた。モニターの画面の中でズームアップされた貴子は、ブラックペニスを口から外し、今度は両手でその太い肉棒を支えるように持ち上げ、下から毛の生えた真っ黒な玉袋を吸い、口に含み丹念になめてから、パイプ状に盛り上がる裏筋を念入りに唾液を塗りつけなめ上がる。
ヒクヒクと微動する、いびつに筋張った黒い棹を、貴子が舌先で濡らせていく。ジョンも何度か気持ちよさそうに口元を震わせ、息をもらす。上目使いで見上げた貴子と、目を合わせたジョンは、愛しそうに貴子の後頭部をなで声をかけていた。
貴子は大きく口を開け、先端の暗紅色の膨らみを喰わえた。はちきったジョンのブラックペニスを貴子の唇が前後に動きながら飲み込んでいく。
「クチュ……ジュ……クチュ……クチュ……ジュ……ジュ……」
浅く深く、貴子の唇が奏でる音。ジョンが気持ちよさに上げる低いうなり声、貴子の口の中に黒い肉塊が少しずつ潜り込んでいく。10センチくらいは簡単に口の中に消えた。そして15センチ、ゆっくりと20センチ、貴子の口元が異様に膨らみ、苦しそうに25センチと最後はジョンの陰毛が貴子の唇に着いた。
数秒間ジョンの陰毛に唇を埋め、満足そうに顔を軽く左右に揺すり唇を振るわせた。
貴子がジョンのすべてを飲み込んだ。
「浩一見ろよ、黒ちゃんの気持ちよさそうな顔、あの喉の膨らみ、すげえ女だ!」
「プアアッ……」貴子が吐く息と共に、濡れた巨大なブラックペニスが飛び出した。
海面に浮上した海女のような大きな呼吸をし、口からは唾液が糸を引きしたたり落ちた。
貴子は荒い息をつきながらジョンの顔を笑顔で自慢げに見上げていた。
白石の言葉なんか耳に入らない、浩一の心臓は早鐘を打っていた。なんで貴子は、ジョンにあんな素敵な微笑を見せるのだろう……。
浩一はジョンに激しい嫉妬心を覚えたが、数回深く息をつき何とか気持ちの整理をつけると、モニターの画面でタイミングを計りながら、ベッドルームに行った。
浩一はコンドームの一袋を持ってベッドルームに入って行った。やっぱり貴子が忘れないか気になった。
「ウハハハハハハハ……」
ジョンが浩一の手にある一袋を見つけ、バカにしたような大きな笑い声をあげた。
「コウイチ、タカコのディープスロートちゃんと見てたのか、いいタイミングだ。お前は良く気がつく最高のコンドーム係だ。これからおまえのベッドでタカコとやる時にゃ…お前に持ってこさせてやるぜ…ファハハハハ……」
ジョンの侮蔑の笑いの中、コンドームのパッケージを破って開け、震える手で取り出し貴子に渡した。
「浩ちゃん見てくれたディープスロート。浩一なら喜ぶとジョンが言ったの、浩ちゃん見てると思って頑張ったんだ」
貴子がそう言って笑顔でコンドームを受け取った。
浩一はジョンの笑い声よりも、貴子がまたなめねぶる、目の前の巨大な黒ペニスに目を取られていた。やっぱり現実に有ったんだ。
貴子の唾液に濡れ、黒光りするジョンの本物の生々しさは、あの樹脂製の作り物より巨大に見え、まるで何か別の生き物のように見えた。
「浩ちゃん好きよ…見ててね、着けるのも上手なんだから……」
貴子は、にっこりと笑いながら、コンドームを軽く口先に含み、唇と舌先を上手に扱い、その口でジョンのブラックペニスをほおばるように喰わえて暗紅色の亀頭に被せ、窄めた口を前後にゆっくりと動かしながら、さっきよりゆっくりと体を浮かせ下を向くように深く飲み込んでいく。大きく開いた口と真っ直ぐにつながった喉が異常にふくれる、ジョンのペニスが貴子の喉の奥にまで届いているのが、今度はそばにいた浩一にもはっきりと分かった。それからゆっくりと頭を回転させながら退いていった。
貴子の口から、テカテカに光った黒緑色のペニスが姿を現す。リビングで今度は拍手が興ったのが聞こえた。浩一は出来る限り平静を装い、そっとベッドルームを出て行った。
今や、ジョンのシャトルは発射準備OKで絶頂へのカウントダウンが始まった。
■肉体の宴 2 ジョン その2
リビングに戻った浩一の目に飛び込んで来た、モニターの中の光景。
白い肌と黒い肌、抱き合う男女の燃えあがる様な激しいディープキッス。ジョンは、そのまま貴子を抱え持つように抱きあげた。ハイヒールの片方がその衝撃で外れ落ちた。そうだ、あの時も貴子は、あのハイヒールを履いていたんだ。
あのとき……だ。
浩一はビデオで見たショッキングなシーンを思い出していた。同じようにモニターに映る抱擁、妖しくうごめくジョンと貴子の白と黒のコントラスト。あの時のようにジョンに抱かれて恍惚の表情で舌を絡めたキスをしている貴子。抱き上げた手の黒い指が、貴子の白い尻肉をまさぐっている。黒い肉厚の胸板に抱かれ、押しつぶされ歪む貴子の白い乳房。ジョンの舌を吸う貴子の口元が歪んだ。ゆっくりと退いたモニターの画面の中で、ジョンの指先が貴子の股間で露出した肉の中に潜って蠢いていた。
モニター画面が突然切り替わった。モニターは二人の口元をアップした。数秒だが離れぎわに唇を浮かせ、あの時のように舌先どうしでなめ合う、ジョンと貴子の唾液をしたたらせた濡れた口元を、白石はクローズアップで映した。
「フフッ…浩一、あのビデオといい、あの黒いのホントに舌なめのキッスが好きな野郎だな……」
白石が浩一を振り返り見て笑っていた。体がカーっと熱くなった、白石もジョンに抱かれた貴子のビデオを見たんだ…!。浩一は瞬間そう思った。白石なら平気で最後まで見たんだろうな……浩一の心は、千路に乱れた。
今、モニターの中でジョンは貴子を後ろ向きにさせ、両膝を広げベッドに手をつかせる。ジョンはラテックスの鎧を着たブラックペニスの先端を、右手で支えて貴子の濡れた陰唇の淫肉の襞にあてがい濡らすように擦りつけ、貴子を焦らしにかかった。
「タカコ、俺のコックのご馳走は久しぶりだよな……フッフッフッ…あんなとぼけたジャップ野郎とお前が浮気してたとは気づかなかったぜ。コウイチには感謝するよ」
「もうジョン、嫌な人、たった一度だけよ」
「さすが俺が仕込んだビッチだぜ。悪い女だ。今日はたっぷりと責めさせてもらうぜ」
「うれしいわジョン、浩ちゃんの前よ…いっぱい責めてね…」
「フン…コウイチって野郎は酔狂な男だよなタカコ。浮気野郎とボブと俺に、目の前でお前とファックさせるんだものなフフフフ…カメラもボブ以上だし…」
「それよりねえ、早くってばぁ…たまらないよう…早く入れてよジョン…」
「さあな…あの浮気野郎ならフフ…どうしたかな…」
「ジョンお願いぃ、早くぅ……早く入れてぇ……」
モニターのスピーカーから、もう待てないと期待に声を震わせる貴子の声が聞こえた。
待ち望む貴子に、ジョンは先端の膨らみをグッと押しあて、裸の肉襞を押し広げてはまた退き、何度か繰り返した。
「ジョン…!もう白ちゃんとは浮気はしないよ…、だからお願いだから、ジョンの黒いオチンチンをわたしのマンマンに入れて下さい。お願い…!」
貴子の哀願する声を合図するかのように、白石はカベ側のカメラに切り替えズームアップした。挿入直前の二人の結合される部分のアップが大型モニターに拡大され、黒緑色のペニスの先端が貴子の汁で糸を引いていた。
「浩一よ、あの黒いの相当の悪だぜ。あれだけじらしゃ貴子は何でもやるぜ…しっかり目を開けて見てろよ!やつがいよいよ貴子の中に入れるぜ」
心臓が高鳴る、白石に気づかれないように小さく肩で息をする浩一だった。
白石が声をかけたその何回目かで、先端がゆっくり紅色の肉に絡まり、黒緑色の膨らみが白い尻肉の間にゆっくりと潜る……。貴子の色づいたビラビラのラビアが、ジョンの巨大な物に押し広げられ、最後巻き込まれるように貴子の中に消えていく。
その瞬間だった。貴子の突然の呻き声に体が異常に震え、血液が沸騰するような熱さが浩一の体に広がった。震えが止まらない。
「ああぁ…いいわ……はいってく……ああっ来る……ジョンとてもいいわ……ああぁ……ジョンが好き…世界で一番好きな御主人様よ……」
貴子は、その部分から巨大な黒ペニスに肉が押し広がられる快感が、じわじわと広がってくるのを堪能しながら、女の幸せを感じるかのようにゆっくりと目を閉じた。
貴子の細いウエストを太い両手でささえ持ち、押し当てるように肉塊を沈めていくジョンの腰の動きは、貴子の深みを探るように入れる、ゆっくりとした動きだった。
30センチの極太ペニスを貴子の中に押し込んでは、ゆっくりと引き抜く。貴子の秘肉の襞が、巨大な黒緑色の肉塊になじむのを待って、ジョンは浅く深く、入れては引き抜く。
その繰り返し。
モニターに映る、巨大な肉塊に馴染むように、丸く大きく変形した弾力のある肉襞。
その中を出入りするラテックスの鎧を着たブラックペニスは、だんだんと貴子の淫汁で輝きを増し、所々に白い泡状の愛液に濡れいやらしく映っていた。次第にジョンのペースは上がってきたが一定のリズムで、人に見せるというより貴子の体を愉しんでいる。
モニタースピーカーに聞き入る静けさの中、ベッドがきしむ僅かな音。スゴ…ズゴ…ジュジュとリズムのある黒緑色の肉棒の出し入れの音。モニター画面にアップで映る、貴子の濡れた肉襞がジョンの巨大な肉塊の形に合わせ、柔らかく包む。
「ァハァ……ハア………アハァ………ァハァ……」
貴子の口から漏れる呼吸音。ジョンの平凡な動きだが、5分ほどの間、艶めかしい貴子の中への巨大な肉棒の出し入れが続いていた。
独り言か、ジョンのかすかな声が聞こえ、その単調な動きに合わせ貴子に何か言っていた。
「あぁ…もう浩一にさせないの……いいわよジョン……素敵よ、うん……だれよりもいいわ……ああ…男はジョンが一番よ……私はジョンの物よ、言うこと何でも聞くわ……誰かに抱かせるって……ボブともしたじゃない…いいわよ……ああっ…今度は誰とすればいいの……」
突然、貴子が体を強張らせ、手の力をなくしたように頭から崩れた。あの単調な動きと卑猥な言葉を言うだけで、再びオルガスムスが襲ってきたのだろう。ジョンが貴子を、その褐色の腕で持ち上げるようにささえ、白い尻肉を密着させ、その巨大な物を深々と突き込んだ。
「ジュ……ジュ…ズゥ…ズ…ズ…ズツ……」
音が変わる、ジョンは責める時の早めの打ち込みに変えた。
深く早いジョンの打ち込み、肉どうしがたたき合う乾いた音。ジョンのブラックペニスに突かれるたびに、貴子の白い尻肉がプルルと揺れる。
「あッ…あッあッ……ああァウッ……ああゥ……」
貴子が甲高い声を漏らす、モニターからもその喘ぎ声は聞こえているが、貴子の押さえきれない裏返る泣くような声が、ベッドルームからも直接聞こえていた。ジョンが細くくびれた腰を持ち、激しく尻肉を前後に動かし貴子の中にしつこく打ち込む。長い絶頂にモニターに映る貴子の髪は乱れ、その顔は浩一が未だ見た事もない、まさに純粋なエクスタシーを感じている顔だった。
浩一は両手をヒザの上でそろえるように置き平静を保とうとするが、自分の体の奥、下半身のうずきや、震えをどうしても押さえることが出来ないでいた。いつか体を預けるようにしてジェニィーの手が、浩一の肩を後ろ手に抱いているのさえ、もう浩一には気がつきもしなかった。
■肉体の宴 2 ジョン その3
貴子の快感の波が少し収まったのを見計らって、ジョンは、ドッギィスタイルからいったん黒緑色のペニスを引き抜き抜いた。今度は貴子を仰向けにさせ、片足を抱えるように持って脚を大きく広げ挿入にかかる。モニターを意識してか、ベッドに片足だけを掛け、カベのカメラに良く映るアングルで、巧みにジョンは黒緑色の巨大ペニスを、貴子の必要以上に濡れたプッシーにゆっくりと収めていく。
モニターが映し出す画面の中、やっぱりジョンの男性器のサイズは半端ではなかった。膨張しきったジョンのペニスが貴子の肉襞を押し広げながら体内へ侵入していく。
反り返る肉の膨らみが貴子の下腹部で蠢き、ジョンが深々と根元まで納めた時、先端の膨らみがヘソ近くまで届いているのが皮膚の盛り上がる動きで分かった。あれだけの容積の肉塊をスリムな体内に押し込まれた貴子の淫唇とジョンの黒緑色の肉塊の間から汁がジブジブとあふれ出ていた。
いよいよだという高まりゆく緊張感の中、始まりのピストン運動はジョン独特の、さっきと同じゆっくりとした動きだった。その撫でるような出し入れでさえも、貴子の細身の全身を震わせ異常に目立つ乳房を揺らせた。ジョンは貴子の片足をそのまま折り曲げるように重なる。貴子の息に合わすかのようにジョンの腰の動きは次第に力を込めた突き上げに変わり、貴子の漏らすあえぎ声に合わせ早さを増し、最後はたたき込むような力強い褐色の尻肉の動き、貴子の声もまた、あえぎ声から泣くような悲鳴に近く変わっていった。
白石が、足下からモニターに映すジョンの尻肉の突き動きに、貴子の中に挿入された黒緑色の肉塊が大きく見え隠れする。白い尻を持ち上げ気味に抱えられて、正面に向いた貴子のアヌスを毛の生えた玉袋が音を立てて叩く。
上気した顔をゆがめ、唇を震わせ裏返る喘ぎ声をあげ続ける貴子。ジョンは貴子の脚を放しそのまま貴子の上に重なるように被さり、唸り声を上げ激しくたたき込む。
もう誰にも見せるつもりはない。体力に物を言わせた強大な黒人男の本能の証しだった。褐色の野獣が自ら支配するメスにのしかかり巨大な性器を打ち奮わせる。白いメスの体内への精の打ち込みだった。
貴子の嗚咽の泣き声とジョンのうなり声が響き、今モニターの画面には激しく腰を動かすジョンの褐色の尻肉と貴子の迎える白い脚だけが映るだけだった。
貴子は悶え、声は裏返り我を忘れ、腕は褐色の肌にしがみついている。白い指先に力が入り、震え抱く黒人男の背。
そうだ、まだジョンのような強大な黒人男の方が良かったのかも知れない。浩一はそう思いたかった。自分が貴子に認めた代償は、男として妻と幸せな家庭を持つという、普通の男としての夢を捨てた事だから……それでも…それでも…!。
浩一は抑えきれない衝動に、さらにも増して足が震え、次第に震えは全身に広がった。心が押さえきれず、ベッドルームの貴子のところに駆けつけた。
ベッドルームに駆けつけた浩一の目の前には、力強い本物の黒人男が自分の妻、貴子の中で射精する直前だった。ジョンは絶頂間近の最後の一突きとばかりに、貴子の中に深くペニスを埋め込み、尻肉も小さな小刻みな素早い動きに変わり、そしてうなり声と共にジョンの射精が始まった。
貴子の中に深く埋め込まれ女体の最深部にまで届く太く長いジョンの男性器から、確実に女性を妊娠させる事が出来る量の精液が放出される瞬間。ジョンの男性としての快感がジョンの厳つい顔の表情を緩める。ペニスにつながる玉袋の中の睾丸が射精と同時に引き動き、その下で表面近く浮き出た尿道の管の中を、ヒクヒクと拍動しながら勢いよく前方に射出されるジョンの精液のジェット。
貴子もクライマックスに達したままに、浩一が聞いたこともない苦しそうな大声の喘ぎを上げていた。ジョンが射精を続ける、長い何秒間かの間の小刻みな速い動き、貴子の白い手が褐色の背でわななく、二人はそのままの形でしっかり抱き合っていた。
ジョンの尻肉は、その小刻みな前後の動きを続けたまま、終わることはない。貴子は気を飛ばせたのか、目が虚ろに唇を振るわせ、かすれたような声をあげたままだった。
うって変わった休息のようなゆっくりとした大きな突き動きの後、続いてジョンがまた打ち込み始めた。強く早く、うなり声を上げ貴子を突くジョン。躍動感のある黒褐色の筋肉がうっすらと光を帯び貴子の白い体の上で打ち込みの全力疾走を始めた。
「ああっまた……ああそうよ…そうよ…ジョン!もっともっとよ……男よ…ジョンこそ男よ…いい……」
浩一はゴクリと唾を飲んだ。コンドーム越しでも貴子には分かるんだ。激しい前後運動の中に精液を射出するジョンの男性器の脈動が、それがジョンの2回目の射精だった。
ジョンの持つ黒人特有の玉袋から後方にまで伸びる、巨大な海綿体の動きからどれくらいの精液が今、飛び出しているのか、そばで見ていた浩一にはよく分かった。2回目だというのに、ヒクヒクと脈動し貴子の中で打ち出される、力強い黒人男のスペルマの液。今、貴子の体内で確実にジョンの子を妊娠させる大量の精液を隔てる物、それは薄いゴムの膜一つだった。
浩一の耳から、裏返りかすれる貴子の絶頂の声が離れない。あれほどに貴子を絶頂に導くことが自分にも出来たならな…自分には貴子の中であそこまで射精を我慢することも出来ないし、あんな体力もない…浩一はそう思うと、ジョンという黒人男に嫉妬するというより敗北感でいっぱいになった。
すべてを出し切ったのか、長い長い射精が終わり、しばらくしてジョンは貴子の上から、がっくりと体を崩すようにして離れ、浩一のすぐ横で仰向けになった。目の前には貴子の愛液に濡れた生々しいジョンの巨大な黒緑色のブラックペニスが力をなくしていく。しなだれかけたコンドームの中で行き場を失っていた、その大量のスペル
マの白い集団が、ゴムに詰めた牛乳ゼリーのように重そうに垂れ下がっていた。貴子の中で2回も射精したとはいえ、浩一にはそれは信じられないくらいの量だった。
コンドームがなかったら、あの大量の精液が貴子の粘膜をなめ濡らし、体内を満たしている。浩一はそう考えている自分に気が付いた。そうだ、この大量の乳白色の熱い黒人の種液が、貴子の子宮にシャワーより激しく浴びせられ、ドクドクと女の中を満たして行く、その感覚がきっと貴子を狂わすんだ。
白濁するスペルマのクリームに包まれるジョンの黒い巨大なペニス。目の前の貴子は、ジョンの生出しの射精なら、どのように感じたのだろうか……。そして現実として目撃する自分は……。コンドームがなかったら貴子はもっと、これ以上のエクスタシーを感じたのだろうか、あの悶える苦しそうな喘ぎ声よりもっとすごい絶頂が……。
あの時の心に焼き付いたビデオの情景が、浩一の心に……。
いけないと思いながら見てみたい。浩一の心の中に、そんな危険な情景が浮かんだ。
快感の波が穏やかに引き、貴子がやっと浩一が横にいるのに気が付いた。目を合わせた浩一に微笑み、身体を起こしジョンの萎えかけた黒ペニスからコンドームを抜き取る。そのまま柔らかさの出たジョンのコックヘッドの膨らみを口にし、残り汁を吸い取り、精液に濡れる黒ペニスをなめ洗いながら、口にしたその顔で満足そうに目を細め浩一に微笑んでいた。
「浩ちゃん、ジョンのオチンチンってすごいでしょ、ものすごく良かったからフフ…いっぱい行っちゃった。これ見て……」
貴子が浩一に、手にしたジョンの使用したコンドームを見せた。
「フフフ…2フィンガーどころか、ショットグラス一杯ね、喉乾いたから飲み込むね」
貴子はコンドームの口を逆さに向け、ジョンのスペルマの白ジュースを口の中にたらし込んだ。
「フフフ…結構ジョンのは苦いの…通好みね…」
浩一は貴子の手を握る、貴子が愛しかった。
「ジョンたらね、耳元で浩ちゃんに二度とさせるなって言ったのよ、もちろん断ったわ…フフ…おかしいでしょ、浩ちゃんにヤキモチ妬いてるのよ。だって浩ちゃん、いい男だから……」
貴子が立ち上がり浩一に抱きつきキスをした。貴子のキスは何か生臭くてヌルッとした感触だった。
「浩ちゃん、どんな時でもずぅーっと、わたしを愛してると言ってね、ジョンに抱かれたら、あんなに大好きな浩ちゃんのこと、忘れてしまうもの……ねえ貴子を愛してるって言って…」
「コウイチ、タカコを愛してるって言ってみなよファハハハハ……お前は最高に幸せな男だ。目の前でワイフがビッグコックの黒人とファックしたんだぜ。白人のウインプ夫なら泣いて悦ぶぜ!まあ後でゆっくり見るのもいいもんさファハハハハ…」
ジョンが浩一に声をかけリビングに戻っていく。リビングから拍手が興った。
■悩める結末
「お前がジェニィーとやるんだ!俺がタカコに何をしたって文句を言われる筋合いはねえぜ」
「待ってジョン、大好きな浩ちゃんを失う事が、わたしには耐えられない。ましてジェニィーなんかに」
「ボブ聞こえているの、あの女を黙らせて…いい!10数える間よ、早くタカコを連れて出てって……!」
「ジェニィー、タカコをそんなに悪く言うものじゃない。今は、まだコウイチのワイフだが僕の愛する人だ」
「ボブ!どういうことなの……」
「ジェニィー、会社は順調だし社長は僕だ!……もうすぐ僕とタカコのベイビーが出来る。そういう事だ…!」
「コウイチ、そういう事だよ…タカコは僕のベイビーを出産する」
「タカコ!ボブでよけりゃ…あなたにあげるわよ!……あなたよりずっと!…コウイチを愛してるのよ……!」
「浩ちゃん、もう信じられない!わたしとジェニィー、どっちを選ぶの」
「コウイチ、わたしはもうすぐ33のなる。あなたのように若くないわ」
「タカコ少し待って、もう少しコウイチと話がしたい。ジェニィーは一人には出来ない女なんだ。コウイチにしか頼めないし、お互いもう判っているはずだ。ジェニィーを君の妻にしてほしい」
「ボブそれはダメよ!浩ちゃんお願い…浩ちゃんはわたしのものよね……」
「貴子、今も愛している。その気持ちは変わらないつもりだ。でもジェニィーには、僕しかいない……」
安物のメロドラマのようなエンディング。
最悪のパターンになりそうな結末。
どう考えても36センチ戦艦の巨砲相手に15センチの駆逐艦、粗チンで体力もない浩一君がボブの白人妻ジェニィーを寝取るのは無理がありすぎる。
誤算、浩一君のキャラが弱すぎたのかな。
寝取られ物をパロディにするのは難しいのかな。
その時、本編にベストガールフレンズ・メイド…主流から外れた変態物。
「コウイチ、この前までタカコを抱いてた野郎とはとても思えないぜ」
「浩ちゃん、ジョンのオチンチン舐めてあげて…」
「なんだタカコのパンティをはいているのか、こうしてみるとまるで女じゃねえか」
「そうその調子よ…もっと舌を使うの口の中でペロペロとまわすように、そう浩ちゃん上手よ」
「フッフッフ…タカコより上手じゃねえか」
「なによ!ジョン、わたしの調教が上手なのフフフ…」
シメイル変態物で終わろうかな…?。エンディングに悩みながら書き進めています。細切れに書くのは前後のつながりが気になってむつかしいものです。少しお時間をください…。泡立つ酔っぱらいの脳細胞より…
■肉体の宴 3 白石
貴子はジョンとの濃密な性行為を、夫である浩一の目前で晒けだした。強靱な黒人男の肉体にもてあそばれ、巨大なブラックペニスに幾度も女体を貫かれた、甘美なエクスタシーに酔う、我を忘れたあられもない妻の痴態を、浩一は見ていた。
ジョンとの激しいSEXの心地よい余韻が、下半身の奥深くに残り、埋み火のように火照っていた。浩一がずっとそばにいる。うれしくて貴子は、浩一の肩に甘えるように全裸のまま抱きついた。
「ねえ浩ちゃん、こっちを向いてわたしを見て……」
「どうしたの…急に…」
「ちゃんと目を見て!お礼が言いたいのフフ…ありがとう浩ちゃん、大好きよ…」
「おかしな貴子…」
「ウフフ…うれしいの…浩ちゃんは世界一やさしくて、世界一いい男で、世界一の旦那様よ…」
貴子は浩一の胸に体を預けた。抱かれて裸の背にまわる浩一の腕、胸を合わせた乳房に感じる温もり、浩一の淡い匂いがここちよく、沸々とわき上がる幸福感に貴子はいつまでも浸っていたかった。
入れ替わるようにして、白石が興奮気味に目を輝かせ、ベッドルームに入ってきた。
「よう、貴子ねえさんよ、抱きつく男を間違えちゃいねえかい。俺がお前さんの相手なんだぜ」
「フフフ…妬かないのよ白ちゃん、浩ちゃんはわたしの愛する旦那様よ…そこで裸になって待っててよ…」
「貴子ねえさんよ、そりゃつれないお言葉だぜ…」
「浩ちゃんいいのよ、白ちゃんなんか気にしなくて、もっと強く抱きしめて…」
浩一は気にしたが、貴子は白石に見せつけるように浩一に強く抱きついた。
「浩一よ!ジョンって野郎のファックは凄いよな。さすがに貴子が本物と言うだけあってよ、あの黒人野郎は俺の強敵だぜ。まぁ、オリンピックじゃねえが、俺が日本人の代表で頑張るぜ!お前は向こうのテレビの前で日の丸振って応援していろよ。奴らみたいなフニャチンで突くだけじゃねえ、ひねりの入った日本人のウルトラCの技を見せてやるぜ…」
白石には、貴子の夫として男としての浩一の存在なんか、微塵も気にする様子もなく、平然と話しかけながら、二人の前で服を脱いで裸になった。全身、ラクビーで鍛えた隆々たる筋肉で、腕や足など浩一の倍ほどの力強さだった。
白石もジョンのファックを見て、早くやりたくてたまらなかったのだろう。最後にトランクスを下ろし、現れたものを浩一は初めて見た。社内の噂にもなったし貴子にも聞いていたが、白石のものは、天空を向きそそり立ち、まるで性風俗を描いた浮世絵にある、誇張された男性器のようだった。
ついさっきまで浩一の愛情にあふれたやさしさに、最高の女の幸せだと思っていた貴子だったが、愛人時代から数え切れないほど抱かれた、白石の鍛え上げた裸体。その股間にそそり立つ肉太の男性器を見た瞬間、麻薬のような快感の記憶が、全身を熱くさせた。
何度も何度も貴子を絶頂に打ち震わせ、肉体の奥深くまでしみ込んだ、白石の男性器の記憶。異常に膨らんだ亀頭に肉の襞が押し広げられる感触、陰唇を刺激し続ける肉太の胴、子宮に噴射され内粘膜を舐め濡らすシャワーのような射精。白石の濃厚なSEXがもたらす、気の遠くなるようなエクスタシーを想い、慣れ親しんだ貴子の女の部分がジンジンとうずきだす。
浩一に強く抱きついてた腕が離れた。もう浩一のやさしさより、白石とのSEXの方が貴子には魅力的に思えてきた。
「浩一、お前はえらい!自分をよく知ってる。お前の早漏の粗チンじゃ日本人の恥だものな…お前に頼まれりゃ俺もイヤと言わねえ…貴子の相手は俺がしてやるぜ」
「ウフフ…白ちゃん、そりゃ浩ちゃんに言い過ぎよ、いくら浩ちゃんのオチンチンが小さくてもさ、浩ちゃんはわたしの愛する人なのよ……ごめんね浩ちゃん、今から白ちゃんのオチンチンの相手するから…見ててね…」
「どうだ浩一、こいつで貴子とやりまくって、ヒーヒーとよがらせてやるからな…」
白石はそのヘソにまでとどきそうに反り返る、自慢の逸物を手で握り、浩一の目の前で見せつけた。
凄い物だった。浩一が一番驚いたのは、先端の膨らみとその角度だった。白石の手が離れても腹を打つように上方にそそり立ち、その先端のキンキンに張りつめた亀頭の肉の張り出しのすごさだった。本当にそれはすごい物で、長さは25センチは有り、太さは白石の大きな手でも握り余し、ジョンの物を見ていなければ、とても人間の物とは思えない信じられない大きさだった。
目の前の白石の物は、浩一や貴子の前でそそり立ち、張りつめた肉頭の噴出口から漏れ出た透明な液で、その異常にふくれた肉の膨らみを濡らし光らせていた。そばで見ていた貴子の瞳が妖しく輝いたのが横にいた浩一にも分かった。
「ウフフ…白ちゃん、気合いが入ってもう先チョッ濡らしてる。おまけにビンビンに張ってる」
「あったりめぇだろが!黒いのとあんなに見せつけやがって」
「白ちゃん興奮してたんだ。ウフフ…まだオチンチンがよだれ流してる…」
「貴子、早速なめてくれや」
貴子は、浩一の存在も忘れ、目の前の白石の股間で反り返る肉太の男性器にひざまづくように屈んで、目を輝かせ愛おしそうに手を添えて、舌でペロペロと裏筋からなめ上げた。
浩一の目の前で、貴子は白石の股間で陰毛に顔を埋め、持ち上げた肉棒から垂れ下がるふぐりの睾丸を口に含み、しつこくなめ濡らし、大きな口を開けてしっかりと握った肉柱に唇を上から被せるように口に含みなめ吸っていた。舐めつけられた貴子の唾液で白石の陰毛は、ねっとりと濡れていた。
白石の肉太の男性器に両手を添え、先端部の肉の膨らみを紅い口紅の唇に喰わえて、白石を見る時の悩ましく妖しいまでの貴子の目の輝き。
「ジュブ…ジュ…ジュブ…ジュブ…ジュ…ジュブ…ジュブ…」
白石の肉の膨らみを吸う、濡れた貴子の唇が奏でる卑猥な音も、すぐそばの浩一には生々しく、さっきから股間の奥が反応するようにうずきだし、ズボンの中で浩一の物は痛いくらい勃起した。情けなくて、上から手で押さえても片手に余った。浩一は目の前の二人を、ただ見ているだけで何も出来ない自分に震えていた。
仕方がなかった。誰に抱かれてもいいよって言った。貴子にそう言ったのだから、でも、そう思っても、心が、心が、張り裂けそうだ…!。自分はホントに弱くて情けない男なんだ。男として最低なんだ。もう貴子には口に喰わえてなめ吸っている。巨大な白石の男性器しか頭にないんだ。白石の肉太りの男性器がもたらす、快楽の事しか考えられないんだ。浩一には、そうとしか思えなかった。自分には貴子を悦ばせる最低限の能力すら無いのかも知れない。
浩一の目に、手で貴子の後頭部を押さえ、股間に引きつけた満足そうな白石の顔。
白石の尻を抱くように持ち、深く飲み込む貴子のディープスロート。浩一の位置からはベッドの横で白石の股間で動く貴子の頭だけが見えるだけだった。
取り残されたように浩一は、貴子が白石の男性器をなめ吸う、後ろ姿をぼんやりと見ていた。
「浩一、みっともねえ!いつまでも貴子の尻を未練たらしく見るもんじゃねえ。フッフッフッ…心配するねえ…俺のでかマラで貴子をよがらせてやるさ…黒ちゃんには負けねえ…おとなしく向こうのテレビの前で見ていな…」
白石は野良犬を追っ払うように、シッシッー!と浩一に向こうへ行けと手で追う。
「しつこい野郎だな、お前のは小っこくて、貴子にフェラをさせた事がないのかよ…フン、そうか…!目の前で、俺のでかマラをフェラする貴子が見たいってワケだフッファハハハ…さすがに変態男だ…!」
浩一は、白石の見下す笑いに、そのままそっとリビングに戻っていった。
リビングに戻った浩一は、そっと端に座った。ベッドルームでの事をモニターで見ていたのだろう、ジェニィーが横に来て座り、氷が溶け薄くなった自分の口紅がついたグラスの梅酒サワーを浩一に飲むように勧め、体を寄せ、肩を抱いて浩一を慰めるようにした。
浩一は震える唇を噛みしめていた。貴子が、あの男達の巨大な男性器に夢中になることくらい……。そう、最初から判っていたつもりだった。でも…ジョンや白石、男達がいかにもというような態度で、貴子のことを自分の女だというように振る舞う事。
判っていたけれどこれほど辛いものとは思わなかった。
氷が溶けたグラスの縁の水滴がポタリポタリと垂れ、膝を濡らした。グラスをそっと口にした。炭酸が抜け、水のような中に梅の酸味と僅かな甘みがした。
モニターの大画面にアップで映されていた。貴子が口にした白石の男性器にコンドームを上手に被せていた。浩一は、しばらくぼんやりと見ていたのか、スピーカーから流れた貴子の漏らす吐息に、気がつけばカメラは引き、コンドームを着け終わった貴子が、ベッドに手を付き白石にお尻を向けて、されるがままに弄らせていた。白石が貴子の股間に顔を入れ、太ももの間から無毛の陰唇へとなめ上がる。
舌先のねっとりとした快感に吐息を漏らし期待に尻を震わせる貴子。その舌先の快感を求めるように貴子の淫唇が尻が白石の舌先を追うように動く。
白石が肉襞を舌先で軽くつつく、色づいた淫唇の濡れた周辺をペロペロと味わいながら貴子をじらす。ボブも夢中でカメラを操作し、足下側のカメラに切り替えた。白石は貴子の尻の割れ目から背の方へ舌を這わせてなめ上げ、両の手で貴子の体を撫で乳房をまさぐるように揉んだ。
「貴子ねえさんよ、ツルツルマンコのなめ心地もいいもんだな」
「ああんもう…白ちゃんたら、まだ我慢できるの、すぐに暴発させないでよ…」
「お前こそ、もう我慢できねえだろ…、よく発情して匂いがプンプンだぜ…、浩一が向こうで見てるぜ、もっと股を開いてあいつに見せてやろうぜ」
「ああぁ、浩ちゃんに猥らしいマンマンをもっと見せるのね」
「そうだ貴子、ケツを突き上げろよ。俺が広げて浩一に奥まで見せてやるぜ」
50インチのモニターの画面には、ジョンとの行為で充血しきった貴子の裸の陰唇が大きく拡大された。固く張ったクリトリスの肉茎が隆起し皮が剥け顔を出すピンク色の肉芽。膨れてめくれたような小陰唇の襞が妖しく濡れ、白石を受け入れる準備が出来ているというように、さらに色を増した赤紫の肉の唇が白石の両手の指で大きく開かれ、男性器を向かい入れる肉穴の粘膜が赤ピンクに濡れ光り、差し込まれた指にいびつに奥底まで黒く口を開けて映っていた。
「お前のは好き者の卑猥な色だよな、おまけに黒いのにいっぱい突かれて奥まで充血してるぜ」
白石が太い指を3本潜らせ、こねるようにまわし前後に動かした。
「ああんもう…白ちゃん早くぅ…したいのよ…いつまでも触ってないでオチンチン入れてよ…」
貴子は、後ろ手に白石の男性器をきつく握りしめて放さない。
「痛いじゃねえかよ、お前は少しくらい待てねえのか、あきれた女だぜ」
「もう、指マンなら浩ちゃんの方が上手かもよ」
「フン…あいつと一緒にするねえ!お前は男のプライドを傷つける女だな。入れるぜ…」
「白ちゃんゆっくりよ…」
「分かってるよ…貴子ねえさんのツボくらい…」
白石が膨張しきった先端を当て、湿めった肉襞を押し広げるようにズブリと貴子の中に入っていく。貴子の好きな瞬間だ。
「よく濡れてるぜ」
「ああっ…いいぃ…白ちゃんの固いわ、ああっ…マンマンが感じる…………」
浩一の耳に、白石を迎える貴子の声がモニタースピーカーから流れてきた。
白石はさっきのジョンをまねるように、ゆっくりと抜き差ししながら、両手は貴子の尻から重そうに垂れる乳房までゆっくりと撫で上げる。
「白ちゃんのオチンチン、ホントにいいわ…感じるの…この固さ最高よ……」
「いいぜ!貴子、俺のビンビンの、でかマラはいいだろうが…何ならゴムを外してお前さんの好きな精液の生出し、してやろうか気持ちいいぜ…」
「もう…白ちゃんたら、中出しは絶対ダメよ…」
「フフフ…まあ今日は仕方ねえか…さっき浩一の野郎、お前が黒ちゃんにやらせてた時、ビンビンにテント張ってたぜ。貴子ねえさんよ、もっといい声聞かせてやれよ、あいつはお前の淫らな言葉で、漏らすかも知れねえぜ」
「ウン…ウン…白ちゃんいいよぉ…感じるの…ものすごくいいぃ……マンマンが気持ちぃいい……小さいのじゃダメよ……ああこの感じよ……白ちゃんの太いのがいい……ああ気持ちいい……」
「そうだ貴子…お前は浩一の小さなものじゃ…感じないよな……」
「そうよ…浩ちゃんのじゃ感じないわ……ああっ…白ちゃんのがいい……太いやつよ…ああ…かたいの感じる……ああマンマンが気持ちいい……」
「そうだ貴子、いま、お前の中に入っているのはなんだ…」
「大好きなオチンチンよ…」
「誰のだ!。浩一の小さなやつか…」
「ああん…もおぅ…浩ちゃんの小さいのじゃないわ……白ちゃんの…固くて大きなオチンチンよ…」
「いいぞ貴子、スケベな女だ……黒いのにも聞かせてやれ」
「ああ…かたいのよ……あたるわ…ああぁ…ジョンよりハードよ…白ちゃんのオチンチン最高よ……あぁマンマンが…いい……あぁ白ちゃん…もっとディープよ……インサイドミィー」
白石は貴子の性癖を知り抜いているのか、ゆっくりと貴子の中で前後に動くだけ、あとは誘導するように、貴子に卑猥な言葉を語らせる。貴子は自分の言葉に酔い上気して行く。浩一が聞いた、あの時の不倫の録音よりも、みだらな言葉の連続だった。
浩一にはジョンや白石にバカにされても、我慢が出来たし仕方がないと思ってた。
でも貴子までが白石に合わせるように、自分の小さな性器をバカにするのは、余りにも辛く耐えられない…体の震えは押さえきれずもう止まらなかった。
ジェニィーの手が指先から浩一の震える手に重なった。浩一にはもうジェニィーの手から逃げる力もなかった。ジェニィーがもたれかかるように浩一に体を預けてきた。
ずっと聞こえている貴子の喘ぎ声が鼻にかかり、泣くように変わって行く。白石が少し早めリズムで突き動かしだした。自慢の性器の固さを強調するように、ジョンとは対照的に張り詰めた先端の膨らみを、濡れた貴子の肉の襞に浅く絡めるように出し入れさせる。
「ジュジュッ…ジュッ…ジュッポ……ジュジュ…ジュッポ……」
湿った肉襞をこね回す卑猥な音をワザと立てて、それはモニターを見ているジョンやボブを意識しているのは確かだった。
白石が貴子の尻を合図するかのように叩きクルリと反対向きにさせ、貴子を腰を抱き、繋がったまま背中越しにベッドに座り込む、ヒザを広げた白石の脚の上に貴子が乗るように足の裏を付け自ら動きだした。夫婦以上に、お互いの求める事がアウンの呼吸で分かるそんな素早さだった。
最初は確かめるようなゆっくりとした動き、白石の手は抱いた腰から撫で上がるように、揺れる乳房をまさぐり、わしづかみするように揉みあげる。のけぞるように貴子は白石に体を預け、自らの動きを早めて行った。
やはり貴子は愛人のころから今も、白石が好きだったんじゃないのだろうか、浩一にはそう思えて仕方がなかった。
ボブが正面からのカメラに切り替えた。それはまるでポルノ映像のような画像を意識した男性器の挿入だった。モニターの画面には白石の肉柱の上で、白石と貴子の、男女のつながった性器を見せるために、めいっぱいに開脚し、上下に動く貴子の女としてのみだらな姿。
ボブの手でズームアップされた開ききった白石と貴子の股間。白石の肉柱を喰わえた貴子の無毛の陰唇、クリトリスが固く張り薄皮から剥け出たように見えるピンク色の肉芽が大画面の中央で上下に動く、陰唇は妖しく濡れ、光りを帯びた白石の肉柱を包む貴子の肉襞が50インチの大画面でリズミカルに躍動し、5センチほど余したコンドームの境目が肉襞に吸い込まれるように何度も見え隠れしていた。
白石と貴子のSEXは相性がいいのか、貴子は「ウン…ウン…ウン…」とリズミカルにずっと鼻にかかった声を上げっぱなしだった。
自分はいったい何をしているのだろう。浩一よ、お前は貴子のこんな映像が見たかったのか…!。妻の貴子を黒人や不倫相手の白石に抱かせ、ハイビジョンでそれを大画面のモニターに映し出して、少しはあの男達に勝った良い気分にでもなれたのか。お前はバカだ!惨めになっただけじゃないのか!。
胸が苦しくなるほどドキドキと震えながら、股間はギンギンに張りつめ下着まで湿らせている。もう知られてしまっただろう。もたれ掛かるジェニィーの手がさっきから浩一の太腿にあった。
「コウイチ、ビールは有るのか、咽が渇いたぜ」
突然の声にハッとしたが、ジョンがそう言ったので、浩一が立ちあがり冷蔵庫からビールを何本かとスポーツドリンク、グラスを6つ出して持ってきた。小さなリビングのテーブルに広げて「僕は飲めないからビールは皆さんでどうぞ……」力無くそう言った。
ジョンが判ったと拳を突き出し、早速ビールをボブやジェニィーに奨め、飲み始めた。
「最初からいっぱい出したから咽がカラカラだ……タカコのプッシーは最高だ。あれだけの女はいねえな。タイトなのにラバーみたいにフィットする、最高の女だぜ」
モニターを見ながらジョンがビールを旨そうに飲み、ボブに話しかけた。
「ジョン気になるのか、あの日本人。あれこそウタマロだ」
「バカ言えボブ、気になんかなるもんか。コウイチ、このモニターシステムはグッドだ。そう思わないかボブ、俺はいつもより意識して最初から飛ばしたよ……」
「ジョン、画像も素晴らしいしカメラ操作も面白いものさ…男なら夢中になる。タレントもグッドだしロードショー出来ないのが残念だな」
「コウイチお前は幸せなボーイだ。次のも見てろよあいつにゃ負けねえ、俺の最高のファックがただで見れるんだ。あのジャップ野郎にゃ負けねえ」
ジェニィーは相変わらずやさしい、飲めないコウイチにスポーツドリンクを勧め、もう当たり前のように横に座った。
白石がまた姿勢を変えたようだ、モニターが切り替わる。ヒザを開いた白石が、貴子を抱いたまま腹の上に乗せベッドの中央へ寝ころび、下から乳房を揉むようにささえ、ベッドの反動を利用して今度は白石がマシンガンのように突き上げている。ボブの手で壁側からのアングルに切り替わり、貴子の中に深く浅く、スピードを高めた肉柱のピストンが出入りしている様子がありありと分かった。
「うん…ぅん…ぅん…ううぅん……ああぁっ……あっ…あっ…あ…あ…あっ……」
ズン、ズン、ズンと貴子の陰唇を突き挿す、白石の肉棒の高速ピストンの動きに同調するように、貴子がまた絶頂に上ったようだ。今度は白石の動きも本気のようだ。
「ホッホー……コウイチ、いよいよだ…Mr.ウタマロがタカコにたたき込むぜ…」
憔悴している浩一の事など気にかけもせず、ジョンが陽気にはしゃいでいる。
ジェニィーが、ジョンを無視するように浩一の肩を抱き、話しかけた。
「コウイチ、タカコはコウイチが好きなのです。でもタカコはビッグコックマニアでSEX中毒。黒人男がするための女よ。あの下品な男達と同じ、言うこと気にしないことよ。ほらコウイチ見て、タカコのエクスタシーよ、声をたててあの日本人の上でお尻を振ってるわ……タカコはあの男達とすることがうれしくて仕方ないの、コウイチは知っていて、それを許したのでしょう。もうコウイチも後戻りは出来ないの……あとタカコのファック、しっかりと見て上げること、もうフィニッシュよ、そばに行って上げたら、愛する女はそがうれしいから……はい、タカコもきっとノドが渇いてるわよ」
ジェニィーが浩一にボトルを手渡した。浩一はそのスポーツドリンクを大事そうに持ってベッドルームに入って行った。
白石が、最後なのか、貴子を下に正常位で重なった。尻の間から続く黒々とした陰毛から垂れ下がるように見える陰嚢が、白石と貴子の重なる股間で前後左右に揺れ動く、白石が言ったとおり貴子の中で、固い肉棒で突きながらまわしている。深く浅く、白石のお尻の動きで、貴子の中に差し込まれた見えない部分の動きまで浩一にも判った。
「ああぁ…あぅぅぅぅぅっ……」
甲高い裏返るような絶叫で貴子が叫き声をあげた。悲鳴のように貴子がすすり泣く。
貴子が何度目かの長い絶頂を迎えていた。
白い貴子の手が、指が、わななくように白石の背を掴む。白石も貴子の絶頂について行くように激しく前後に尻の動きを重ねた。
「く…貴子ぉ!たまんねえ…」
「ああぁ…きて…きて……ああ…一緒よぉ……白ちゃん……」
「行くぜ……!」声を掛けたその瞬間だ。
白石もジョンには負けていなかった。ググと深く貴子の中に、尻ごと沈み込むようにたたき込む。手で貴子の腰を持ち上げるかのような格好で深く突く、貴子のすすり泣くような嗚咽に、合わせるように白石がうなる。白石の尻肉が数秒間ヒクヒクと小刻みに動く、大きく突いてはまた小刻みに尻を震わせる。
浩一の目に、白石がフーッ…っと息を吐き口元が引きつったのが分かった。白石は下唇を噛み締めて、強く奥へと貴子の体内へ打ち込む。射精だ!白石の射精だ!浩一には、あのときの録音と目の前の光景が一瞬重なるように感じた。
貴子の連続的に搾りだすような絶頂の声に、かき消される白石のうなり声、尻肉の動きはストロークを短くし、さらに激しくたたき込む。浩一の前で、それが二回目の射精だった。
白石は、目の前の浩一よりジョンを意識しているのが浩一にも分かった。ラストスパートをかけるマラソンランナーのように疲れをものともせず、腰を打ち振り貴子の中へと激しく精を打ち込む。貴子の上気しきった赤ら顔に唇の震え、白石の顔が安堵するようにゆるみ、白石は「ウン…ウン…ウン……」と、大きくうなった。長々とそれが白石の三回目の射精だった。
果てどなく続く、貴子の絶頂に合わせるような長い長い、白石の射精の打ち込みだった。ぐったりと荒い息の二人はもうそのままで動けない。
しばらくして二人の息がやっと落ち着き始めた。白石が貴子の顔にかかる乱れた髪をかき上げていた。貴子が白石に微笑みかけた。
「白ちゃん、すごく良かったわ、フフ…いつもより早かったけど三つもしたでしょ」
「生でなくても分かるのか、貴子、今度は中出しでさせろよ、もっと感じるぜ」
「フフフ…ダメよ、浩ちゃんとの約束……出したいのならお口の中よ…」
「三発もやったんだ。もう薄くなって妊娠なんかしねえのに」
「だめぇ…白ちゃんの赤ん坊なんて、間違えてもや~よ」
「フフッ…じゃあ仕方ねえ…次は口の中でだ…」
貴子が横で見ていた浩一に気がついた。
「白ちゃん重いわ……早くどいてよ……」
「浩一よ!貴子のよがりよう見たかよ、抜かず三発だぜ……」
白石が貴子から離れ、さも自慢そうに浩一に声を掛ける。ティッシュをガサガサとワシづかみして拭き、床のトランクスを履き衣類を拾い上げ、リビングに戻っていく。
ジョンと白石のあまりにも巨大なサイズのペニスが二本、しかも異常なくらいのしつこさでジョンと白石に責められ、何度も激しく男達の股間に叩かれ、うす紅くなった無毛の陰部から、飛び出すように見える締まりの良い貴子の陰唇もゆるみ、充血し紅く口を開けていた。そのヌルリとひかる、口を開けた秘肉の中に萎んだゴムが垂れ下がっていた。白石の忘れ物だ。その忘れ物のコンドームを大事そうに貴子が取り出した。
「フフフフ…浩ちゃん見ててくれた。ねえジョンと白ちゃんのファック、見ててさフフ…どっちが良かった」
貴子が浩一見上げ、微笑ながら話しかけていた。
「白ちゃんのオチンチンもジョンに絶対負けてないし、最初ならいっぱい射精するの。ほら白ちゃんたら…こんなにもよ…」
浩一の前に座った貴子は、白石の使った湯気が出そうなくらいのコンドームを前に突き出して見せる。浩一は、あまりの量の多さにヨーヨーのようになったコンドームを、目の前で揺らす貴子に、もう言葉もなく、今度も白石の精液を飲み干す貴子を眺めるだけだった。
「ウフフ…白ちゃんのが一番美味しいのよね…栗の匂いがしてねっとりとした舌触り、日本人の口には日本人のが合うのかな…」
浩一は、あきれたように貴子にスポーツドリンクを手渡した。
「浩ちゃん、女はみんなね、男のミルク飲むのが大好きなのよ」
そう言って貴子が笑った。
白石の注いだビールをジェニィーはクククと美味しそうに飲んだ。グラスを持ちあげた手の動きに、バスローブの緩やかな胸元から、淡いピンク色に火照った乳房がほぼ露出して見えた。男達の目が、白石の口元が妖しく歪がみ下唇をなめた。
「コウイチ、あなたにだらしのない女だと思われたくないの、着替えてくるわね…」
ジェニィーが、二人の男を冷たい目で見下げ、リビングからクローゼットルームへ行く。歩くたびにちらつくジェニィーの真白い太腿を、白石の舐めるような視線が追いかけていった。
「クソ…むしゃぶりつきたいほど、いい女だぜ…」
「フッフッフッ…ウタマロの兄さんはジェニィーにえらくご執心だな」
「フン、俺にゃ判らねえぜ…!浩一のような粗チンで早漏のへなちょこ男がよ…あの白人女にゃいいのかよ?」
二人の男は浩一をバカにしながら、それを肴にビールを飲んでいた。
「ウタマロさんもタカコの相手はこれっきりだ。気に入ったのならジェニィーの尻でも追いかけな…きっと可愛がってくれるぜ」
「ちょっと待ちな…!黒いお兄さんよ、あんたもたかが貴子の不倫相手だろうが…」
「フッフッフ…タカコは、浮気男のウタマロさんとは、たった一度の間違だと言ってたぜ」
「浩一よ!お前、貴子の亭主だろ…!あんなこと言わせておいていいのかよ、えぇ…不倫相手の黒んぼさんによ…」
「その通りだコウイチ、お前はタカコの亭主だ。浮気相手のウタマロさんを、たたき出しても構わねえんだぜ」
「なにを…!ジゴロ気取りの黒ん坊が…」
「…あ…あぁ……!」
浩一は、睨み合う二人の男に、ただオロオロするばかりで何も言えなかった。
モニターの中で、貴子がバスローブを脱ぎ捨て、スパイクヒールにあの紅色のストッキング、ガーター姿で艶めかしくベッドサイドの狭いスペースで踊っていた。ワザと股間を隠す手の動きが妙に艶めかしく、ベリーダンスのように腰を左右にくねらせ乳房をプルプルルンと震わせる。ボブに妖しげに微笑みかけ、悩ましげに尻を振る。
「ボブ、あなたは悪い人、わたしの浩ちゃんをジェニィーに抱かせたわ」貴子は、踊りながらボブに妖しげに話しかける。
「タカコ仕方なかったんだ」
「ウソ…ジェニィーを浩ちゃんに抱かせ興奮してた。あなたはただの変態よ!」
貴子は踊りながらかがみ込むように脚を広げ、腰を突き出し片手で隠していた淫唇の襞を指を開いてすべてを見せ、誘うように指で淫唇を弄って見せる。
「さあボブ、変態男は犬のように日本の芸者ガールのプッシーを舐めるのよ」
言われるままにボブは四つん這いで、貴子の股間に顔を近づけ舌を伸ばし舐めだした。
黒人の大男が貴子の股間に潜り込むようにして肉襞を舐めていた。
「アハハハハ…あなたは変態、そう変態よ!プッシーもクリトリスもラビアも丁寧に舐めるのよ!わたしの浩ちゃんとジェニィーがするの見て、興奮したの…!変態!…フン…あんたは舐めるだけで何も出来ない…!」
貴子がベッドの端に腰降ろし、足を大きく広げ、指で淫唇を開いた。
「ボブどう奥まで見える。ジョンや白ちゃんは、わたしのマンマンに大きなオチンチン、何度も何度も打ち込んでくれたわ、あれがホントの男よ…!」
浩一の肩を抱くジェニィーの腕に力が入る、そっと浩一は顔を見た。さすがにボブの事になると、さっきまでとは違う感じが浩一にはした。モニターに映る貴子がベッドの端に座ったままヒールを履いたままの足をボブの前に差し出した。
ボブは大きな体を屈め貴子の足を持った。紅色のストッキングにアクリル樹脂のハイヒール。ボブがその足先、ハイヒールを舐めだした。浩一はその瞬間、屈んだボブの股間に真っ黒い腕のような物があるのを見つけた。まさかそれがボブの男性器だと、その時は気がつかなかった。貴子の足の位置が変わって、その垂れ下がり着地した物の正体がやっと分かった。力なくしなだれてはいたが、細い貴子の手首くらいの太さがあって25センチはあった。
ジョンや白石の男性器を見て、もう驚く事はないと思ったが14インチと聞いたボブのは、しなだれていても一桁違った大きさだった。その時はただただあきれて見ていて、貴子やジェニィーの事など頭に浮かんでは来ず、そいつが力を持ち立ち上がるとしたならば、相手をする女性って、すごい物だと浩一は思った。しばらくしてジョンやボブが、貴子はお前にはもったいない女だと言った意味が、分かったような気がした。
でもやはり何かが違った。「ボブいい、私は日本の芸者ガールよ、判るわね、ジェニィーの様なホワイトじゃない。あなたを虐めない黄色い肌の女よ、ボブ出来るわね……丁寧に舐めるのよ…」
スピーカーから流れてきた貴子のやさしげな言葉には、浩一は訳が分からなかった。
ジェニィーを見ると暗い顔をしている。白石も何が何だか判らないようでキョトンとしている。その横でカメラを操作していたジョンだけがニヤニヤしていた。
貴子はベッド端で軽く座ったままでヒールの裏側まで舐めるボブを見ていた。何か異様な感じがして、さすがに浩一にも普通のSEXでないのが理解出来た。
「この役立たずのフェチ野郎の黒ん坊!いつまでヒール底を舐めてんだ!芸者ガールの足から順になめてみな!」
今度も、突然の女王様みたいな貴子の声に、浩一はビックリして心臓の鼓動が激しくなり、目はモニターの画面に釘付けになった。ボブがその通りに貴子のヒールを手に持ち、舌先でストッキングを履いた足の指先をなめた。高貴な女性に対する様に両足を交互になめ、段々と貴子の足をなめ上がって太股まで来る。紅色のストッキングがボブの唾液に濡れ光っている。貴子がそのままゆっくりと後ろに寝ころぶ、ボブもそのまま手を付き、ベッドに上がり重なるように貴子の体をなめまわす。首筋から乳房、脇腹から腰骨の辺り、片足を持ち上げ太ももをなめ上げ、貴子の無毛の股間になめ進んだ。
淫唇の襞を薄黒い唇ではさみ、長い舌を差し込むようになめ吸う。貴子の漏らすせつなそうな吐息、悶え喘ぐ貴子はボブの頭を抱え込む。ジョンは突然、足下のカメラに切り替えた。ジェニィーを見て、冷ややかに笑いかけながらモニターにはボブの尻しか映さない。大男の引き締まって黒光する尻肉と対照的に、ブラブラと前後に揺れる巨大な漆黒のニシキヘビはしなだれたまま、弱々しく頼りない。ボブの舌に感じやすい肉襞を舐め続けられ、登り詰める寸前のリズミカルな貴子の喘ぎがずっと聞こえていた。
絶頂寸前の貴子が、ボブを跳ね除けるようにベッドで立ち上がった。
「ボブたまらないの…何してるのよ!なめるしか出来ないの、この能なしの黒ん坊…!早くコックをぶっ立てて日本の芸者ガールに奉仕するのよ、ボブ分かってるの!尻軽の浮気女に、ケツの毛まで抜かれて腑抜けなの……」
思う通りにならない貴子がボブを罵り、転がったままのボブの下半身にヒールの踵を軽く当てた。
「ボブあんたは、情けない男だよ、女をなめるしか能がないの…!ジェニィーに毎晩ケツの穴まで舐めさせられてんだろ、ハイヒールフェチの役に立たないコックをヒールで踏みつけてあげるよ、この変態の弱虫野郎……!」
しばらくの時間、ジェニィーと話してる間でも貴子のボブを罵倒する大きな声が聞こえていたが、浩一の耳には届かなかった。
「ボブ!この14インチのこん棒を浮気女のジェニィーの尻穴に打ち込んでごらんよ、もうゲイみたいに女の相手も出来ないの!……この弱虫の黒ん坊野郎!南部に帰って奴隷のように綿を摘むかい、このビッチのガキ野郎!雌鳥の尻ならコックも立つのかい…!しっかりブッ立てて日本の芸者ガールを喜ばせてみな……」
貴子がさんざん罵り、ヒールの底で踏みつけていたボブのコックが徐々にと膨れだした。
「フフフ…変態さんのコックはハイヒールが大好きなのね。さあ押っ立てるのよ」
ボブを寝ころばせて、貴子が屈みこみ両手できつく握り、激しくコックヘッドをなめる。唾液を垂らしながら激しく肉棒を喰わえた口を前後させた。飲み込むように何度も喰わえたボブの漆黒のニシキヘビが鎌首を持ち上げ、幾筋も骨が浮き上がるように膨れ始めた。ジョンの物よりさらに色濃く筋張って…。
貴子が巨大な黒ペニスを満足げに喰わえながら、ボブを見つめる視線がやさしくなっていた。大きく丸く広げられた唇、その中でボブのコックヘッドの膨らみがあふれるほどに成長していく。それは、貴子の唾液に濡れた、両手にも遙かに余る、まさに漆黒の巨大生物だった。
「ほらボブ、少しは男になるじゃない。芸者ガールのホールをしっかり突くのよ、この弱虫のウインプ……」
完全に膨張させたボブは、咆吼をあげながら貴子にのしかかる。巨大な漆黒のニシキヘビが股間にそそり立ち、貴子の濡れた肉穴の住みかに頭をあて潜り込むように、巨大画面に映された、ボブの超巨大な男性器が貴子の白い股間に侵入していく。
浩一の見ていたモニターの画面の中で、自分の腕より太そうな、ボブのモンスターコックの暗黒色の先端が貴子の肉の襞を押し広げゆっくりと巣穴に入り込む。肉襞の濡れを確認するように少しずつ前後に動き、潜り込んでいく。ボブの荒い息づかいが聞こえる。
「いいわボブ…それでこそ男よ!ゆっくり…ゆっくりよ……マンマンが破れそうよ……広がる…もう少し入れて…もっと突くの……ジェニィーを浩一に抱かせた……この弱虫の変態男……」
「タカコ…タカコ…タカコ、悪い女だ…!タカコ、愛してる…」
ボブが激しく興奮した。半分ほど潜らせ、貴子を突く小さな動きの速度がだんだんと速くなる。
「アア…ボブいいわ…いいわ…最高よ…最高のブラックコックよ…奥まで入れて…」
ズズ…ズブリ…ズズーと音がして、ボブの漆黒のニシキヘビが、とうとう根元までタカコの下半身を膨らませながら体内の奥底まで潜り込んだ。両手で貴子の腰を持ち、その超巨大に膨張したブラックペニスを可能な限り貴子の体奥に押し込んだ。何度も何度もだ。「アア……ボブ…最高のコックよ…アア…いくぅ……ああうぅ…ああう…ア…ア…」貴子は絶頂を迎えていた。ボブのモンスターが貴子の中を激しく前後する。貴子の下腹を膨らませ肉がうごめく。黒い大きな背を抱く貴子の白い手が悶え、顔を反り返らせ、唇を振るわせ大声で呻き、絶頂にわなないた。
「ああアアアア…ダメ……ダメ……死ぬぅ……ハアアアアア………」貴子が下腹部が軽く痙攣するように震えた。ボブのブラックモンスターが異常に濡れ光りまるで失禁したかのように急激に白と黒の股間を濡らせた。
「すげえ!久しぶりの潮吹きだ!貴子ねえさんの本気モードだぜ」「フフ…ボブの好きな貴子のワインのすげえ洪水だ」
「浩一見てろよ!もう貴子の絶頂は狂ったように止まらないぜ…」
貴子が悶え、狼の遠吠えのような裏声で漏らす、甲高いうめき声の中。巨大生物のピストン運動がたたき込む。貴子の中へ杭打ち機のように漆黒の巨大生物が、濡れきった軟らかい肉穴に幾度も幾度も深く潜り込んだ。貴子の肉体をベッドに押し沈めるように打ち込む、ボブの漆黒のモンスターコックは貴子の体を幾度もベッドに打ち沈める。引き抜く時は、ベッドの反動もあり貴子の肉体ごとバウンドさせ、空中へとボブの股間のモンスターが浮上させた。浩一にはボブの真っ黒な巨大性器が、まるで貴子の体をドリブルする腕のように見えた。貴子があげる絶頂の響きはかすれ、薬物に狂った狂女のように喚く。
二人は夢中で何もかも忘れ、果てしない獣の性行為にぼっとうしていた。もうそこにはジョンや白石のような人間の遊戯としての性行為の余裕というものがなかった。
ボブのその並はずれた強大な肉体、太い腕で貴子の首根っこを持ち、体全体を引きつけ本能のまま巨大な男性器を打ち込んでいた。
ボブの本気の野生動物の性を、受け入れる女は貴子だけかも知れない。浩一にはそうとしか思えなかった。
「コウイチお願い、もっと強く抱いて…ボブの事、しばらく忘れていたいの……」
浩一の腕の中で見つめるジェニィーの妖しく潤んだエメラルドの瞳がゆっくりと閉じ、紅い唇が浩一を誘った。浩一の唇が重なった。記憶の中から貴子への想いがとぎれた瞬間……。タカコの悲鳴にも似た絶頂の悶え喘ぐ声も、浩一には、ただ流れているハードロックのエレクトリックサウンドのように聞こえていた。
二人の男だけが見つめるモニターの画面では、ボブも限界が間近なのか、メスに応える雄ライオンのように咆吼をあげていた。貴子は、当然のようにコンドームを着けることを忘れていた。
抱き合った浩一の腕の中で、ジェニィーが一瞬モニターに目を走らせた。浩一は、ハッとした。貴子がボブにコンドームを着けてない。自分も忘れていた事に気がついた。ジェニィーをはねのけ、あわててベッドルームに駆けつけた。甲高く大きな声ですすり泣き続ける貴子と吠え続けるボブ。貴子の体内への激しい精の打ち込みに、ベッドが激しくきしみ音をたてていた。
遅かった…!浩一は現実に目にした。駆けつけた時にはもう貴子の中に…。白いメスに強大な黒ライオンの精液が打ち込まれている瞬間だった。ボブのモンスターコックがもたらす官能の絶頂に、スペルマシャワーの放出に貴子は悶え呻いていた。
目の前で貴子が黒人の種液を、ボブの精子を排卵直前の体内に受けいれていた。
貴子の体中に深く埋めこまれている、巨大なボブのブラックモンスターに、浩一の目は引きつけられた。漆黒のニシキヘビの根元がヒクヒクとポンプのように射精の動きを続けていた。大量の黒人の種液が、ボブの下半身の奥から貴子の子宮へ直接打ち込まれていく。ボブが腰をふるわせ小刻みに深く深く、最後の絞り出す打ち込みをしている。貴子は我を忘れ絶叫によがりに狂っていた。
「ああぁ…感じるの……いいわ…いっぱいよ、あふれるわ……スペルマが…ボブのが流れ込むわ……あぅぅ…アアアアアアア……はぁぁ…アアアア……」
ボブが吠え、呻く。黒い尻肉を奮わせ、また激しく連続的に小刻みにスペルマを打ち続けるボブのペニス。2回目の射精だ。浩一の目の前で、大量の黒人の種液が貴子の中に注ぎ込まれていた。漆黒の巨大生物が徐々に白濁したスペルマの衣を着ていく。
しばらくの間、浩一は立ち尽くしていた。
想像し待ち望んだ精液にまみれた貴子の絶頂だが、浩一の心はむなしく沈んだままだった。貴子の女の奥で満々になり、打ち込まれた黒ライオンの精液が貴子の子宮を埋め尽くしているのか……。その白濁した衣の巨大生物の動きで、貴子の陰唇との隙間から行き場を無くしてあふれたスペルマが、泡を吹きブシュブシュと吹き出し流れ出てくるのを見つめていた。
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