若い男2人組に

私はガラガラに空いた特急電車に乗り込むと、バッグを網棚に乗せて窓側の席に座った。
車内はクーラーがきいていて、生脚にミニスカートでは少し寒い。
私はサテンのキャミソールの上に重ねたボレロをきちんと羽織りなおす。

朝が早かったせいか、背もたれに体を預けるとすぐにうとうとしてきた。
ガタンガタン、という規則正しい揺れが心地よい。
ほとんど乗客のいない電車の中、私は目を閉じ、睡魔に身をゆだねる。

どのくらい経ったのか、私は太股に感じた違和感で目を覚ました。
「うわ…すっごいっすよ、すべすべでたまんね…」
「こんなエロい脚さらして眠ってるんだもんな、触られても仕方ないって」
聴覚をくすぐる囁き声に、私はゆっくりと薄く目を開ける。
そして目の前の光景をとらえた瞬間、私の背筋を寒気が走り抜けた。

大学生風の若い男二人が私の隣と正面の席に座って、私の太股をいやらしい手つきでなでまわしていたのだ。
(嘘…っ!)咄嗟に現実を拒否するように、きつく目を閉じる。
が、太股を好き勝手に這いまわる二つの手の感触は、それが夢ではないことをしらしめてくる。
(嘘、嘘…やだ…っ…どうしよう…)体が強張って動かなかった。
二人は私が完全に寝ていると思っているようで――抵抗するタイミングが、掴めない。

「あの、もっと触りたくなってきちゃったんすけど…おっぱい揉んでもいいすか…?」
黒髪の方は茶髪の機嫌を伺うようにしながらもう一人の男に訊いた。
男たちにも微妙な上下関係があるらしく、私の正面にいる茶髪でホスト系の方は呆れたように応える。

「お前相変わらずおっぱい好きだなあ。いいんじゃね?よく寝てるみたいだしさあ、起きない起きない」
(そんな…っ!)私はそっと薄く目を開けて男たちの様子を窺う。
茶髪の方は相変わらず私の太股を撫でさすっているが、隣のがっしりした黒髪の方は、息を荒げながら私の胸に手を伸ばしてきた。
(いや…っ!)黒髪の男はいかにも体育会系らしいガサツそうな外見に似合わずそっと優しく胸に触れてくる。
下から乳房を五本の指でくすぐるようにされ、ぞくっと体が震えた。
飽くまでも優しくゆっくりと、乳房を持ち上げるようにしながら全体を揉みしだいてくる。
(ん…あぁ…っ)

恐怖と嫌悪感に混じって、腰の奥から甘い痺れが沸き上がってくる。
茶髪の方も太股を撫でるだけではなく、指一本だけをつうっと這わせたり膝のあたりを優しくくすぐったりと、遊びなれているのか妙に…触り方が、いやらしい。
そういえば最近忙しくて、彼氏とも全然会えていなかった。
敏感な内股を、乳房を、男たちの指がゆるゆると這いまわり渇いたからだに水が染み込むように、ぞくぞくと全身に快感が広がっていく。
(ん…はぁ…は…あ、ん…っ)

「…すっげ、おっぱい柔らかい…。ブラ、外したいなあ…生で揉みたい…」
「外せばいいじゃん。どうせ寝てるって」
「マジで?さすがにヤバくないすか?」
「平気平気、他に客もいないしさ。見てろよ…」
(きゃ…っ!?)茶髪の声と共にぐっと一気に太股が押し上げられたかと思うと私はM字開脚の体勢にさせられてしまった。

今日は確かアイスブルーの紐パンだっただろうか。
目を閉じていても、二人の視線が恥ずかしいところに集中しているのが分かる。
その食い入るような目を想像するだけで、全身がかあっと熱くなった。

「紐パンなんかはいてるぜ、こいつ…」
茶髪の指が下着越しにゆっくりと繁みのあたりをなぞり、私はびくっと体がはねそうになるのを必死で堪える。
なんて、なんていやらしい指の動きなのだろう。
恥丘を円を描くようにゆっくりと撫でられ、私は腰がくねりそうになるのを必死で堪える。

「ほら、こんなことしても起きないんたぜ?ブラぐらい大丈夫だって」
茶髪があそこの周辺をつんつんとつつきながら、笑いを含んだような声で言った。黒髪の方はそれには返事をせず、にっと笑って私の背中のホックをぷちっと外すことでそれに応える。
ブラはすぐにずりあがり、男の大きな手が胸を包み込んだ
(ぁ、ん…っ)

手のひらがさわさわと乳房の形をなぞり、サテンのすべすべした滑らかな生地越しに乳首が微妙に刺激される。
(や…乳首、だめ…っ!)
その間にも茶髪の手は内股の弱いところを撫でさすってくる黒髪が胸をさわさわするたびに人指し指から小指までが順々に乳首を刺激して、その度に甘い快感の電流がぴりっと体を走った。
男は指先で軽く乳首をひっかくようにしてくる。
器用に動く指に、息が荒くなるのがもう押さえられない。
私はきゅっと眉をよせて必死に声を殺す。
体が熱い。
男につままれた乳首が、指でつつかれるあそこが、とろけそうに熱い――。

「おーおー、エロい顔しちゃって…彼氏とやってる夢でも見てるのかね?」
茶髪の方がにやにやと笑いながら、あそこの割れ目を下から上にすうっとなぞった。途端にびくっと体がはねる。
茶髪は反応を楽しむようにしながら、割れ目を指一本で何度もなぞってくる。
体がぞくぞくと震え、もう少し強い刺激を与えられれば今にも喘ぎ声が漏れてしまいそうだ。
黒髪の男は執拗に乳首をつまんですりすりと擦ったりゆっくりと揉んだりしてきて、上から下から同時に与えられる快感に、私はもうおかしくなりそうだった。

ふいに、茶髪の男の指が止まる。
もどかしい…もっと、もっと気持ちいいところに触れてほしい…。
欲望に流されるままうっすらと目を開けて茶髪の方を見ると目が、合った。
反射的に目を閉じてももう遅い。
あいつは私が起きていることに気付いている――。

茶髪はふっ、と鼻で笑うと、突然指で下着越しにクリトリスを押し上げた。
「んぁ…っ!」
突然襲ってきた強烈な快感に、私は思わず高く喘ぎ声をあげていた。

男たちは顔を見合わせて低く忍び笑いをした。
「可愛い声出すなあ。よく寝 て る の に なあ?」
「そうっすね、寝 て る の に」
「これじゃあ俺らが何しても、絶 対 に 起 き な い よなあ」
それは遠回しな契約の言葉だった。

――お前はもっと気持ちよくなりたくて寝たふりしてたんだろう――じゃあ、気持ちよくしてやるから俺らのこと黙ってろよな男たちの意図に気付き、私の体は震えた。
これから起こることへの恐怖と、それから期待に。

茶髪の両手の指が紐パンの紐にかかり、するりと紐が解けたかと思うと、前の布が落ちてあそこが露わになった。

「すっげ、見ろよ。
もうとろとろのぐちゃぐちゃだぜ」茶髪の細い指がぬるぬるをクリトリスに塗りつけるようにする。
「あ、ぁん…っ!」
「乳首もさっきからビンビンに尖ってますよ。こんな淫乱女見たことねー…」
気付けばキャミもたくし上げられていて、黒髪の舌が敏感に尖った乳首のまわりをなぞる。

「ふ…あ、あぁ…っ!」
二人に同時に愛撫されるなんて生まれて初めてで――気が狂いそうな快感が次々と背筋を駆け抜ける。
もう、ここが電車の中だなんて考えられなかった。

ガタン、ガタンと揺れる電車の音、男たちのはぁはぁという荒い息、私の恥ずかしいところから響くくちゅっくちゅっという粘着質な音、そして、私の止まらない喘ぎ声。
「ん…はぁ、いやっ、あ…あん…ッ!」
茶髪の指はクリトリスを優しく、時に激しくリズミカルにこすりあげてくる。
太股がひくついて腰が揺れる。
黒髪が乳首をちゅぱちゅぱと吸い上げ、また私の声が一際高くなる。
「あ…ああっあん…やあぁ…ッ!」
黒髪がちろちろと乳首の先を舐めながら、
「ああ…やべー…我慢できなくなってきたかも…」ぼそりと小さな声で呟いた。

次の瞬間黒髪はジッパーを下げ、ギンギンに勃起したものを掴み出すと、私の手にぎゅっと握らせた。
(うわ…か、硬い…っ)
黒髪は私の手に自分の手を重ね、その太く硬いものを扱きだす。
まるで熱い鉄の棒を扱いているような感触に、頭がくらくらした。

「あああ…マジやべー…。あの、すんません…俺もう挿れたいんすけど…」
「は?俺より先に?駄目に決まってるだろ」
「じゃあ、せめて俺にもそっちの方触らせてくださいよ…」
「仕方ねーなあ」
男たちはそう言って互いの位置を入れ替えた。

絶え間ない快感の連続が途切れてほっと息を吐いたのもつかの間、黒髪の男は獣のような勢いであそこにむしゃぶりついてきた
「やあ、はぁん…ッ!」
ハアハアと荒い息があそこに当たる。
舌が素早く動いてクリトリスを舐め上げる。
「ふぁ…ああぁ…ッ!」
そして、骨張った太い指があそこに当てられたかと思うと、ぬるぬるとゆっくり中に挿しこまれた。

私のあそこはそれを待ち望んでいたかのようにきゅうっと締め付けて離さない。
指がゆっくりと曲げられると、それは私の一番敏感な部分を直撃する。
「や、ああぁ…だめ…っあぁ…ッ!!」
黒髪はゆっくりともう一本指を沿わせて挿入すると、一番弱い部分を押しこするようにしながら中で指を動かす。

クリトリスを激しく舐め上げる舌も少しも動きを弱めず、指でぐいぐいと弱いところを刺激され、狂おしいほどの快感に翻弄されながら勝手に背中が反っていく腰のくねりが止まらない。

「はあん…っあ、ああ…だめ…ッもう…あっ、ああぁ――ッ!!!」脊髄を痺れるような快感が走り抜け――私は、達した。

波のように襲ってくる快感と共に腰が何度もびくびくと痙攣し――そして、私は一気に脱力した。
「ぁ…はぁ…っ…はぁ…っ」
二人の男はにやにやと笑いながら、ぐったりして浅い息をする私の姿を見つめている。

「あーあ、いっちゃったなあ、こいつ」
「電車の中で知らない男に指マンされていっちゃうなんて、信じられない淫乱っすねえ」
「そうだな。
でも…」茶髪の男がふいに私の乳首をきゅっとつまんだ。
「あぁん…ッ!」いったばかりで全身敏感になっているところに強い刺激をくわえられて、私は反射的に甘い声を漏らしてしまう
「…まだまだ足んない、みたいだなあ?」
茶髪の男の色素の薄い瞳が、きらりと妖しく輝いた。

「ほら、代われよ。こいつに太いのぶちこんでやるから」
「早めに済ませてもらえるとありがたいっす…俺もそろそろヤバいんで」
茶髪の男はまたさっきのように私の正面に回ると、ジッパーを下ろして屹立したそれを掴み出した。

顔立ちは中性的といっていいような印象なのに、それは対照的に生々しく血管が浮いてカリが高く張っている。
その対比のいやらしさに、私の背筋をぞくぞくと震えが走った。
茶髪は私の足首を両手でぐっと掴むと、一気に大きく開かせる茶髪のモノの張りつめた先端が、私のクリトリスにぐっと押し当てられる。

「あ…やん…っ!」
茶髪は軽く腰を動かして、モノの先でクリトリスをくにくにと嬲ってくる。
「はあぁ…っ!」
粘膜と粘膜がこすりあわされる刺激に、私はそれだけでまた達してしまいそうだった。…欲しい…。
中に、熱い塊が、欲しくてたまらない――。

「や…あ…あぁ……っ」
ぬちゃり、と先端が濡れそぼった入り口にあてがわれ、ずぶ、ずぶ…とじらすようにゆっくりと挿入されていく。
十分すぎるほど潤っているそこは、襞を肉棒にひくひくと絡みつかせながらそれを受け入れる。
もっと、奥…もっと…とばかりに、私は喘ぎながら腰をゆらめかせる。
私に理性はほとんど残っていなかった。
この異常な状況に、痺れるような興奮を味わっていた。

「あ、んん…っ!」
ついに最奥までいっぱいに挿入され、私は嬌声をあげた。
「あー…すげ、まんこぬるぬるで…やばい…締まる…っ」
その声と同時に、男は思いきり腰を突き上げた。

「あ、ああぁ…ッ!」
激しい突き上げが繰り返される。何度も、何度も、深く、深。
高く張ったカリが中の一番いいところを何度もこすり、粘膜から気が遠くなるような快感が沸き上がる。
気持ちがいい。何も考えられない。
頭が真っ白になるのを感じながら、私は首を打ち振り腰を淫らに動かす。
「あ、あんっ、あっあっあっ…ああぁ…ッ!!」

「いいっすねえ、気持ちよさそうで」
黒髪の男が羨ましそうに呟くのが聞こえた。
でも私はそんなことに構っていられない。
ただ声をあげ腰を振って茶髪の男の動きに応えることしかできない。

「ああ…もう最っ高…たまんねーよ…っ」
体を内側から揺さぶるような突き上げを繰り返したまま茶髪の男はうわごとのように呟く。
「早く俺にもやらしてくださいねー」
「分かったって…お前いいもの持ってたろ…あれ、使ってやれよ…っ」
「あ、そういえばそうでしたっけ…忘れてました」
声は聞こえているのに、夢の中の言葉のように意味が伝わってこない。
――いいもの…使ってやる…?

瞬間、乳首に電流が流れたような快感が走った。
「あ、あんっ…やああぁ…ッ!!?」
視線をやれば、黒髪の男が乳首にローターを押し当てている
「ふあ…あっあ…あっ、あ…やぁ、――ッ!!」
深い突き上げと相まって、声も出せないような衝撃だった。
一気に体が燃え焼けるように熱くなり、私の腰がぐうっと持ち上がって痙攣した。

突き上げられる。
またびくびくっと体が痙攣する。
いってもいっても止まらなかった。
「――ぁ――ああぁ――ッ!!」
また奥まで突き上げられ、そのたび私の体はびくびく痙攣するうねるような快感に身を任せ、私は体の中に熱い飛沫が放たれるのを感じながら意識を手放した

「ひあ……ッ!!」
一分もせずに意識を取り戻したのは、クリトリスにローターが押し当てられたからだ。
「あっあっあ…ッ!」
おかしくなりそうなほど何度も達したというのに、私の体はまた貪欲に快楽を貪っている。

薄く目を開けると今度は黒髪の方が私の正面に来ていた片手でローターを使い、片手で極太のアレをしごきあげているそれはいっぱいに膨張しきっているようで、先端にはすでに先走りが光っていた。
「じゃ、次は俺の番ってことで…っ」
ぐちゅっとそれがあそこに押しあてられ、今度は一気に奥まで突きあげられる。

「ああ…あああぁん…ッ!!」さっきのモノとは太さが段違いだ。
無理矢理押し広げられるような感覚も、今は快楽にしかならない。
クリトリスから響く強い振動とシンクロするように激しい律動が繰り返される。

「あっんっあ…あああ…っ!」
茶髪の男が乳首をつまんできた。
三点を同時に攻められて、私はびくっとまた達してしまう。
中が収縮するとモノの硬い感触を一層生々しく感じて、また快感が増幅して、また中が収縮して――。
「はあ…ああぁ、あああん…ッ!」

ふいに、強い尿意のような感覚が襲ってきた。
全身にさっと汗をかき、いけない、と思ったときにはもう遅い。
「あ、あ、はああぁ…ッ!」
じゅわっとあそこに熱が広がったかと思うと、勢いよく熱い液体が吹き出てくる。その間も男は動きをとめず、ぐちゅっずちゅっと奥まで突き上げてくる。
「あ…はっ…あっあっあ、やああぁ――ッ!!」
内蔵が溶けくずれていくような感覚に襲われ、私はまた深く深く達した。

そんな事が何度繰り返されたのだろう。
私が最後に意識を失い、目を覚ましたときにはもう終点近くだった。
きちんと服も直されており、窓も全開にされて換気されている。
座席の汚れもきちんと拭かれていて、さっきこの場であんなことが起こっていたとは誰にも分からないだろう。
しかし、私の腰のあたりにはまだ強烈な快感の余韻がたゆたっている

時間を確かめたくて、スカートのポケットから携帯を取りだした。
ディスプレイには『新着メール一件』の表示。
受信メールを開くと・・・。
『さっきはどうも。潮まで吹いちゃって最高にエロかったよ。可愛いとこ、ちゃーんと写メ撮っといたから、俺がメールしたらちゃんと返してね』

・・・背筋が寒くなった。
ああ、それなのに・・・この子宮から沸き上がる期待感は一体何なのだろう。
私はふらつく脚に力を入れて立ち上がる。
もうすぐ、終点だ。

メールで指定された場所は小綺麗なマンションの一室だった。
エントランスのパネルを操作してメールに記された番号を入力すると、自動ドアは音もなく開いて私を迎え入れる。—–
307号室、表札には「片桐」の文字。

何の変哲もないドアの前で、私は大きく深呼吸をした。
この中に、あの茶髪の男や黒髪の男、あるいはその仲間がいるのだろうか。
特急電車の出来事から二週間。
生理不順のためピルを飲んでいたので妊娠の心配こそなかったが、私はあれからずっとあの淫猥な鮮烈すぎる記憶に悩まされてきた。
同じ種類の車両に乗った時には、あの男たちが現れるような気がして体が強ばる。夜ベッドにもぐって目を閉じれば、頭の中で犯されるが繰り返し繰り返し再生される。
彼氏としている時でさえも、ふとした瞬間にあの男たちの指の感触がよみがえってきてしまうのだ。

私はもう一度大きく息を吐き、震える指をインターホンに近づけた。
ピンポーン、と小さな音がする。
鼓動が高まっていく。
まさかいきなり引きずり込まれることはないだろうが、電車の中であんなことをやってのける男たちならそれもあり得ない話ではない。
私は緊張しながら応答を待つ。
――沈黙。
数十秒経ったが、何の反応もない。

もしかしたら、私を呼びだしたことなど忘れて留守にしているのだろうか。
それならそれで歓迎だ。
私は少しほっとしながら、もう一度だけ…とインターホンに指を伸ばす。
瞬間、ガチャリと音がしてドアが開いた。
私の体は一気に緊張する。

「はーい」声と共にドアから顔を出したのは、例の黒髪の男だった。
確かに記憶にある顔立ちだが、正面からまともに見るのはこれが初めてだ。
シャワーでも浴びていたのか頬がうっすらと上気しており、さっぱりとした短い髪からぽたぽたと滴がしたたっている。
くっきりとした黒い瞳、硬質な線を描く輪郭。
薄く日に焼けた肌にはニキビひとつない。

引き締まった上半身は裸にバスタオルを一枚羽織っただけの姿で、下はジーンズを履いていた。おかしな表現だがその姿はまさに雄そのものといった印象で、私は妙に恥ずかしくなってしまう。

あ…の…」「ああ、来てくれたんっすね!先日はどうも」
男は明るい声で言う。
レイプした相手にかける言葉とは思えないような、いたって日常的な台詞だった。
私が口ごもっていると、男は私の体の上から下まですーっと視線を滑らせた。

「今日はミニスカじゃないんですねー。ちょっと残念だけど、でもそのひらっとしたスカートも可愛いっすよ」男はにっと歯を見せて笑う。
逞しい体つきに似合わない少年くさい笑みだった。
「じゃ、どうぞ中入って下さい」男はドアをいっぱいに開けて私を手招く。
私は無言で部屋に入った。

黒髪がリビングのドアを開けると、大音量のゲームミュージックが私の耳に突き刺さった。部屋の真ん中に大きな液晶テレビが鎮座しており、その画面の中では二人のキャラクターが素早い動きで回し蹴りだのアッパーだの技を繰り出している。
懸命に片方のキャラを操作しているのはどうやら床にあぐらをかいている細身の男で、その後ろ姿には見覚えがあった。

「あー、畜生!あと少しだったのに…!」
YOULOSEの声と共にコントローラーを放り投げた茶髪の男は、やっと私の存在に気付いたようにこちらを向いた。
「片桐さん、来ましたよー」
黒髪の言葉に、片桐と呼ばれた茶髪の男は薄い唇の片端を吊り上げて笑った。

セットに三十分はかかりそうなホストめいた髪型と細い輪郭が印象的だ。
眉は丁寧に整えられていて、色素の薄い瞳を縁取る睫毛は女の子のように長い。
素肌に羽織ったシャツはさりげないデザインだが高級そうな生地で、ジーンズは男物の服装にそう詳しくない私でも知っているようなブランド物だった。
片桐は私の顔を見てにっと笑うと、
「…いらっしゃい。おい高原、なんか飲み物でも出してやれよ」
黒髪に顎で命令して、テレビの電源を切った。
流れていたBGMがぷつんと途切れ、部屋の中は急に静かになる。

「はいはい、冷蔵庫勝手に開けますよー。んー…サイダーでもいいっすかね」
「別に何でもいいよ。…おい、何つっ立ってるんだ?ここ座れよ」
片桐は柔らかそうなクッションを左手で自分の隣に引き寄せ、ぽんぽんと叩いた。

断ることなどできる訳がない。
私は言われるままにそこに座る。
片桐は、にやりと笑って左手を私の肩に回してきた。
その手には確かに下心が宿っていて、そのいやらしい触り方に背筋がぞくっとする。

「さて、ようこそお越し下さいました――ね?」
片桐は下から私の顔を覗き込むようにして笑う。
私は意を決して、震える唇を開いた。
「…写真を…あの写真を、処分してください…」

やりとりしたメールの中で、片桐はことあるごとに写メールの存在をほのめかした。写真を消してくれと再三頼んでものらりくらりとかわされ、そして本当に返して欲しいなら指定した日時にここへ――と言われて来たのが、今日、この部屋なのだ。

「ん、そう言うと思ったよ。でもさあ…」片桐の細い指が、私の二の腕の感触を楽しむようにするすると動く。
背中に鳥肌が立つのが分かる。
「普通の写真と違ってネガがある訳じゃないしさあ、例え俺がここで画像削除してみせても、ホントに消したかどうかって分かんないよなあ?」

「…全て、消して下さい。でないと私にも考えが…」
「何、ひょっとして訴えたりしちゃう気?」あざ笑うような声だった。
高原と呼ばれた黒髪の方が私と片桐の前に氷の入ったサイダーのグラスを置き、「懲役はやだなあ。絶対大学にマスコミ来ちゃいますよねー」
全く危機感のない調子でそう言いながらさりげなく私の左隣に座る。

私の右側には茶髪の片桐。左側には黒髪の高原。
――逃げ道は塞がれている。
「だな。でもさあ、訴えるとかホントこいつ淫乱だよなあ」
「どういうことっすか?」片桐はサイダーのグラスを手にとり、ごくりと一口飲んでから口を開いた。

「考えてもみろよ。自分がこういう風に触られてこういう風に犯されてって、全部言わなきゃいけないんだぜ?二人の男のチ○コ交互にくわえこんで腰振ってって、さ。で、弁護士や刑事には『ああ、こいつが輪姦された女か』って目で見られる訳だし」
片桐の指が二の腕の柔らかいところをくすぐるように器用に動く。
ぴくっと肩が反応してしまい、私は目を伏せる。

片桐はにやにやと笑いながら続ける。
「セカンドレイプっていうの?ま、最近はそういうの大分保護されてるみたいだけど、裁判となれば大がかりだしな。家族とか彼氏とかにもバレるんだろうなあ。彼氏は輪姦されてイクような女と付き合っててくれるのかなあー」
わざとらしい調子で言い、片桐は右手でポケットからシルバーの携帯を取りだして、私の目の前でそれを揺らした。
発売されたばかりの最新機種で、何本もつけられた派手なストラップがじゃらじゃらと揺れる。

「お前さあ…彼氏の名前にハートなんかつけて登録するのやめた方がいいぜ。一発で分かっちゃったからさ、メアドメモしちゃった。それと、家族は家マーク、だよな」
私の顔からさあっと血の気が引いた。

家族や彼氏のアドレスが知られている、ということは――!
「分かる?俺この場でボタンひとつでお前の家族や彼氏にお前のエロい写真送れる訳。訴えてもいいけどさあ…そしたら俺、逮捕される前に、お前の大事な人みんなに最高に恥ずかしい写真送ってやるよ。携帯のキーひとつ押すぐらいなら一瞬でできるからな。ああ…見ろよ高原。これなんかいいだろ?」
「うっわ、すごい、丸見えじゃないすか。あ…こっちは動画ですか…?すげー、お○んこから精液零れるとこまで撮れてる」
二人は携帯を代わる代わるに見ながら、好色な笑みを唇に浮かべる。
私の目の前は真っ暗になっていた。

「状況、理解できました?」高原が私の耳元でぼそりと囁き、私ははっと正気を取り戻した。
「分かったよな?まあそういう訳なんでね、それが嫌ならちゃんとおとなしくしてろってこと。…高原!」
片桐の声を合図に、私の体はふっと後ろから抱え上げられた。

そのまま高原のあぐらの上に座らされ、ぎゅっと羽交い締めにされる。
「や、やめて…っ!」
「叫んでも誰も聞こえないっすよ、この部屋防音かなりしっかりしてるんで。無駄な抵抗やめて、一緒に気持ちよくなりましょうよ。――ね、この前みたいに?」
高原の熱い唇が耳たぶに押し当てられ、低い声が耳に吹き込まれる。
「や…、い、いや…っ!」

片桐は私のスカートをめくりあげ、足首をぎゅっと掴んで無理矢理に脚を開かせる。高原よりは細身だとは言え、男の力に抵抗できる筈もない。
簡単に下着が片桐の目に晒されてしまう。

「へーえ、今日は紐パンじゃないんだ。でも凝ったレースだなあ…ひょっとして脱がされるの分かってて、見られてもいい下着履いてきた?」
片桐の指が下着越しにあそこに触れ、私はびくっとしてのけぞった。
「お…今びくってしたなあ。感じちゃったんだ?…いいぜ、たっぷり可愛がってやるよ」
片桐の十本の指が太股やふくらはぎをさわさわと這い回り、高原の大きな手が乳房を包み込む。

「ん…や、やあ…っ!」私はきゅっと眉を寄せて首を振る。
だが、それで男たちの指が止まるはずもない。
高原は片手でブラのホックを外し、ブラウスの上から再びゆっくりと乳房に触れた。
「柔らかくていいおっぱいですよねえ…ぷるぷるして、揉み心地最高っすよ…」
高原の手はいかにも柔らかさを楽しむように、時に優しく時に激しく乳房を揉みしだいてくる。

「や…っやめ…っん…ぁ…っ!」「や…ああ…っ!」足の指に柔らかく熱い感触を感じ、見れば片桐が足の指をちろちろと舐めている。
くすぐったいような寒気がするような初めての感覚に、私の体はぞくっと震えてしまう。

片桐は足の指の股まで丹念に舐め回してくる。
こちらを見る片桐の目は、「こんなとこが感じるなんて知らなかっただろ?」とばかりに意地悪に笑っていた。
「そんな…とこ…ん…やぁ…っ!」
高原の手のひらが乳首をゆっくりくるくると撫で回してくる。
それと同時にぴちゃぴちゃと音をたてて耳たぶを舌で嬲られ、私は息を震わせた。

「だ…め…だめ…やぁ…っ」
二人の男の指に舌に嬲られている内に、腰の奥からちろちろと得体の知れない感覚がはい上がってくる。
それが快感だということを認めたくなくても――体ははっきりと刺激を受け入れる体勢になりつつあった。

片桐の舌は足の指を順番に口に含んで舐めまわした挙げ句に、足の甲、足首のあたりとだんだん上の方に愛撫を移していっている。
右足の親指と左足の親指の間にあるものは?と、昔どこかで聞いた卑猥なクイズが私の頭をよぎった。

高原は乳房を揉みながら、布越しに指で軽く乳首を挟んできた。
「ひ、あん…っ」
「ここ…好きでしたよね?」
そうして優しく乳首を刺激しながら、高原の舌は耳からうなじへとゆっくり這っていく。

「は…ん…んん…っ」
「髪、いい香りしますねえ…」高原は低く甘い声で囁いてくる。
高原が乳首を触る指の動きに合わせて、私の体は意志とは無関係にぴくっと動いてしまう。
「気持ちいいんだろ?幸せものだなあ…二人の男に可愛がってもらえるなんて」
片桐が話すたびに、熱い息が太股にかかる。
片桐の舌はもう太股の真ん中あたりまで到達していた。
内股を舐め回し膝小僧を指でなぞり…もう、あそこまでほとんど距離はない。

「…あれ、どうしたのかな?下着に染みができてるみたいだぜ?」
とぼけたような口調で指摘され、私は恥ずかしさにぎゅっと目を閉じる。
「まだあそこに触ってもいないのにこんな染みつくっちゃうほど感じる訳だ。ふーん…やっぱお前、淫乱だなあ」
「乳首そんなに気持ちいいですか?…もっとしましょうか?」
高原は私のブラウスのボタンを器用に外して脱がせ、ブラもとりさってしまう。

乳首はまるで更なる刺激をねだるようにいやらしく色づき尖っていて、私は真っ赤になって顔を背ける。
「すっげえ…こんな硬くなってる」
高原の指が乳首の先っぽをすりすりと触ってくる。
初めて直接与えられた刺激に快感が走り抜け、あそこからとろっと熱いものが溢れたのを感じる。

「あ…いや…っ!」まるで全身の感覚が乳首の先と太股に集中しているようだ。
こんなに敏感になるなんて…信じられない。
喘ぎ声を噛み殺そうとしても無駄な抵抗だ。私の体は、明らかに快楽に溺れ始めていた。

乳首をさすり、撫で、つまんでくりくりと刺激してくる高原の技巧はとてもまだ若い男とは思えない。
それは片桐も同じことで、足の付け根ぎりぎりまではい上がってはまた離れる舌は、火のついた体を確実に煽りたててくる。
「は、ん…く…あぁ…っ!」
私は何度も体を震わせ、行き場のないもどかしさにあそこばかりが熱くなる。

高原の指が、少し強めにきゅっと乳首をつまんだ。
「や…ッ!」快楽の電流が流れ、びくっとお尻が動いてしまう。
同時に私のお尻にちょうど当たっている高原のモノが、ジーンズ越しに硬さを増したのが分かった。

「そんなにお尻動かさないでくださいよー。俺すぐたまんなくなっちゃいますから」
高原はモノを私のお尻に押しつけるように、ゆっくりと腰を動かし始めた。
屹立した熱いモノをこすりつけられて、私の体にあの巨根が埋め込まれた時の感覚が蘇る。
「んんん…や、やあ…っ!」
「また染みがおっきくなってきたんじゃねーの?せっかくの可愛い下着なのになあ、いやらしい汁でぐしょぐしょだ」
片桐の指が、下着越しにぴたりと濡れそぼったところにあてられた。
待ち望んでいた刺激に私の体はぴくっとのけぞる。

「あ、ん…っ!」
「割れ目の形、くっきり浮き出てる…。おま○この形透けちゃってるなあ」
片桐の指は割れ目をなぞって少しずつ上に上がっていき、クリトリスのところで止まる。
「ここが好きなんだったよな。…触られたかったんだろ?」

感じやすいな先のところを軽く押したり離したり、指の腹を微妙に動かしたりと弄ばれ、私はそのたびに声をあげてしまう。
布越しの刺激でも焦らされたそこは驚くほど敏感で、もっととばかりに腰が動きそうになるのを必死で押しとどめる。
「ん…あ…ああ、あ…や、やめ…っ!」
「うん?…やめてもいいの?」片桐の指がぴたりと動きを止める。
クリトリスがじんじんして、やめないでと体が叫んでいる。

「…お前さあ、今、すっげー物欲しそうな顔、してる」
かあっと全身が熱くなり、私は片桐を直視できずに目を背けた。
かろりん、と背後で涼しげな氷の音が聞こえた。
不思議に思う間もなく、私の頭は高原の腕にぐっと抱え込まれ、無理矢理後ろを向かされる。
視界に高原の顔が大写しになったかと思うと、次の瞬間私は高原にくちづけられていた。

「ん…っ!」熱く、柔らかい唇の感触。
そして高原の濡れた舌が私の唇の間に侵入し、それと同時に冷たくはじける液体が口の中に流れ込んでくる。
「ん…んん…っ」高原の舌は私の口の中を味わい尽くすように嬲ってくきた。
上顎、歯列、舌と、丁寧に丁寧に。

片桐の指はしつこく下着越しにくちゅくちゅとクリトリスをこね回してくるし、お尻にあたる高原のものはもう完全にギンギンになっている。
声が出そうになって私がごくり、とサイダーを飲み込むと、高原は唇を離して満足そうに微笑む。

「美味しかったっすか?や、せっかく用意したのに飲んでもらえなかったんでね」
一瞬、笑った高原の歯並びの綺麗さに見とれた間に、突然私の体に強烈な刺激が走った。
「あ…いやああ…ッ!!」クリトリスから背筋に突き抜ける快感と、ブーン…、というマッサージ機のような振動音。
あの時に使われていたローターが、私のクリトリスに直接押し当てられていたのだ。

「あっあ、あ…だめッだめ…いやぁ…ッ!!」
下着の中に押し込まれたローターは、じんじんと硬く尖った私のクリトリスを直撃して暴れている。
下着越しに指でいじられるのとは刺激のレベルが違う。
あまりの快感に背中がびくっと反り返り、体の奥底がきゅうっと締まるような感覚の後、熱いものがとろとろと沸きだしてくる。

「い…や…だめ、だめ…やだ、それだめぇ…ッ!!」
まるでローターに自分からあそこを押しつけるように、いやらしく腰がぐいぐい動いてしまう。
高原の逞しい腕に後ろからぎゅっと抱かれて、それでも私の体はびくびくと動いている。

「すーげー。こんなおもちゃ使われてそんな声出しちゃうんだ?本気で変態だなあ」
片桐は私を弄ぶようにローターを当てたり離したりを繰り返し、私の体はそのたびに激しく震える。
「や…だめ…や、あああぁ…ッ!!」ついに絶頂に達しかけた刹那、ふ…っと振動音と刺激が消え失せた。

「あ…あ…っ?」行き場を無くした欲望は私の腰の中で渦をまいて、溶岩のように熱くたぎっている。
自分の荒い息をはっきり感じるのが恥ずかしくてたまらない。

「…いきたかったですか?でも、あんまりあっさりいっちゃっても楽しくないですしねえ」
背後から聞こえる高原の低く甘い声。
骨ばった指がまた乳首をつまんで軽くさすってくる。

「んん…ああッ!…あ…っ」
またローターのスイッチが入れられ、だが一瞬でまた消される。
片桐は酷薄そうな唇の端をつり上げて笑い、上目遣いで私の表情をじっと観察している。
「あぁ…ッ!…っあ……やあぁ…ッ!…んんぅ…っ」
オン、オフ、オン、オフと何度も繰り返され、私の目尻に涙がたまっていくのが分かる。
いかせて――お願い――と心の中で何度叫んでも、高原の指は相変わらずもどかしいほど優しく動くし、ローターのスイッチも一秒以上は続けて入れてはもらえない。

私の体はもう限界に近づいていた。
「ん、どうした?何か言いたいことがあるんなら言ってみろよ」
片桐が意地悪く首を傾げて私の顔を覗き込む。
「片桐さんって意地悪ですけど頼めばちゃんと聞いてくれるひとですよー。…お願いしてみたらどうです?」
乳首をゆるゆると嬲っていた高原の指さえもぴたりと止まってしまう。
続きをしてもらうには――もう、頼むしかないのだ。
私は泣き出しそうになりながら、震える唇を開いた。

「…お…ねがい…し…ま…」
「聞こえない。もっとはっきり言えよ」私が言い終わる前に、片桐がぴしゃりと冷たい声で言い放つ。
「どこをどうしてほしいんです?ちゃんとはっきり、…ね?」

羞恥に耳までが熱くなる。
死んでしまいそうに恥ずかしくて――それでも、あそこはひくひくと動いて最後のごほうびを待っている。
ふいに耳にぴちゃ、と這わされた高原の舌に、私の理性の糸はぷつんと途切れた。

「おねがい、します…乳首、いじって…クリトリスにおもちゃあてて、いかせてください…っ!」
「…よくできました」
片桐がにやりと笑い、突然、ローターのスイッチが最強にされた。

「あ、あ、あああああ…ッ!!」
快感がクリトリスから背筋を駆け抜けて、脳天ではじける。
頭が真っ白になるような快感が次々と襲いかかってきて、高原の乳首への刺激がそれを更に倍増させる。

「あ、あ、いや、いやあああ――ッ!!」
泣くような淫らな声が部屋に反響する。
お尻に高原のものがぐいぐいと押しつけられる。
一際強い快楽が大きく背中を痙攣させ、私は体が浮き上がるような感覚と共に、絶頂にのぼり詰めていった。

私は不規則に荒い息を吐きながら、力の抜けた体をぐったりと高原の胸に預けた。頭が朦朧とする。片桐がスカートに手を掛けているが、私は体を動かすこともできない。

「しっかしなあ、お願いしますいかせてください…なんて、よく言えるよなあ、うん?」
スカートのホックが外されて、するりと脚から抜き取られる。
「ホントですよねえ。これじゃ強姦罪も成立しないんじゃないすか?俺たちこいつがしてほしいことしてあげてるだけですもんね」
片桐の手によって、スカートに続き愛液にぐっしょりと濡れた下着も脱がされていく。私はもう生まれたままの姿にされていた。片桐の手のひらが太股から脇腹の肌をそっと撫でていく。

「さて、次はどうやって遊んでやろうかなあ…」
「…あのー…すみません、片桐さん…」
高原がもどかしそうにもぞもぞと腰を動かした。ジーンズの中でガチガチに屹立したものが私のお尻の割れ目に当たっている。

「俺、そろそろヤバくなってきたんすけど…」
「またかよ、お前相変わらず我慢きかねーなあ」
片桐は呆れたような声で言う。

「だって仕方ないじゃないっすか…あんなエロい声出して腰振ってくるんですよ。尻の柔らかいとこがモロにチンコに当たって…もうさっきから挿れたくって挿れたくって」

「駄ー目。お前のやつバカみたいにでかいんだから後にしろ。口でも使ってればいいじゃねーか」
「あー…そっか、口ってのもいいっすね」
高原は私に後ろを向かせ、私の目をじっと見つめてきた。くっきりした瞳。黒い目が期待と欲望にきらきら輝いている。
「そういう訳なんで…お願いできますかね?」

拒否権なんてある訳がない。私は高原の促すまま、脚の間にひざまずいた。筋肉質な太股にぴったりとジーンズの生地が張り付いていて、ジッパーの部分ははち切れんばかりにぎちぎちに張っている。

このなかに、あの、見事なほどのモノが収まっているのかと思うと、一度少し落ち着いたはずの私の鼓動はまた速くなり始めた。「おい、尻もっと突き出せよ」片桐に言われ、私はまるで犬のように床に四つん這いにさせられる。

屈辱的な格好。片桐の位置からは、とろとろに濡れて赤く色づいたあそこも、お尻の穴さえも丸見えなのだろう。突きだしたお尻を片桐の手のひらが撫で回すのを感じ、羞恥に指先を震わせながら、私はおずおずと高原のジーンズのホックに指をかけ、ジッパーを下ろす。

勃起したペニスが邪魔をしてスムーズには下ろせず、私はグレーのボクサーパンツに包まれたそれを手で押さえながらジッパーを下まで下げた。大きく膨らんだボクサーパンツの前には、もう先走りで一部に染みができている。

私がパンツをおろすのにとまどっていると、高原は焦れったそうに自らその猛々しい男根を掴みだした。あらためて見ると、勢い良く反り返ったそれはやはり凶暴なほどに大きい。

先端に縦に走っている筋のあたりはぬらぬらと濡れて卑猥に光っている。私は緊張にごくりと唾を飲み込んだ。
「じゃあ…お願いしますよ」
声だけは優しげに、高原の片手が私の頭に乗せられ、私は覚悟を決めてそれを握った。唇を近づけ、根元のあたりにちゅ、ちゅ、とくちづける。

下から上へとゆっくりと舐め上げて、カリに到達する寸前にまた根元の方へ戻る。下にたれた二つのふくらみも舌ですくいあげるように舐め上げて、じらすように裏筋を舌先でつついて――。

私は、彼氏にする時の何倍もいやらしく舌が動くのを感じていた。
「お前おいしそうにしゃぶるなあ。そんなにチンコ好きなのか?」
卑猥な言葉を投げつけながら何度も繰り返しお尻をさすってくる片桐の手の感触が、更に私の舌使いのいやらしさを助長させる。

反応を確かめたくて高原の表情をちらっと盗み見ると、高原は目をきゅっと瞑って、気持ちよさそうに息を吐いていた。
「ん…。はぁ…上手い…じゃないすか…。舌、熱くて、気持ちいい…」
いっぱいに口をあけてかぽっと張りつめた先端をくわえ込むと、高原はぶるっと身震いして私の髪をゆっくり指ですきはじめた。

「はあ…あ…いいよ…すげーいい…」
はあはあと息を荒らげる高原を見て少しだけ優位に立てたような感覚を味わっていると、くちゅ…っと、あそこに片桐の指が触れるのを感じた。

「ん…っ」
私は高原のモノをくわえたまま小さく呻く。
さっきいったばかりのそこはまだ充血したままで、ちょっとした刺激にも敏感に反応してしまう。片桐は左右の花びらをぬる…ぬる…っと指で撫で、クリトリスにも刺激を加えてくる。

「んん…ふ…っ」
口の中いっぱいにふくんだ高原のそれのせいで、自由に声を出すこともできない。「
ほら、ちゃんとくわえろよ。唇止まってるじゃないか」片桐の冷たい声。

私は慌てて唇をすぼめ、唇の粘膜でカリを包み込むようにして上下に往復させる。片桐の指はだんだん動きが速くなり、クリトリスをくりくりと撫で回してきて、私は思わずモノを握る手に力を込めてしまう。
「ぅん、ん…っ」
高原の太股の筋肉が、ぴくっと痙攣するのが分かった。

ぬちゅ…っといやらしい水音をたてて、片桐の長く滑らかな指がアソコに侵入してきた。反射的にアソコがきゅうっと締まる。
「ん…んぅ…ッ」

気持ちいいところを丹念に探るように指は中を動き回り、やがて指先はある一点をとらえた。
「んあ、んんん…ッ!」
まるでさるぐつわでもされているように声を出すことができず、私は思わずくわえていた男根を強く吸い上げてしまう。
「うわ、ちょ…っやば…っ!」
高原は短く声をあげ、快感をこらえるように息を止めた。中の気持ちいいところを容赦なく押しあげてくる片桐の指。突きだしたお尻が淫らに揺れてしまう。

いつの間にか指は二本に増やされ、そこに当たるようにぐちゅっぐちゅっとピストン運動が繰り返される。
「ん、んん…んん…ッ!」
私は夢中でモノをしゃぶりたてた。私の唇の動きに合わせて高原が腰を突き上げる。頭に置かれた手に力が加わってくる。

そして、私はアソコの入り口に今までとは違う感触を感じた。
熱く、硬く、張りつめた、指とは比べものにならない太さのそれは――。
「挿れるぞ」
次の瞬間、私の体に強烈な衝撃が走った。

「ん、んん――ッ!」
奥まで一気に挿し貫かれて反射的に背中を反らしてしまうと、先端が余計にいいところをえぐることになる。
「ん、んっんっ…ぅん、んん…ッ!」
激しい律動が始まった。片桐は私の腰をぐっと掴み、獣のように容赦なく奥まで突き上げてくる。

粘膜が擦れ合うところから怖ろしいほどの快感が沸き上がってきて、私はただ唇をせいいっぱい動かし腰を振る。狭い壁を片桐のモノはぐいぐいと擦りあげ、子宮口までを突き上げてきた。

「んっ、ぅん…んっんっん…ッ!!」
ぱんぱんと肉の当たる音が響き、同時にぐちゅっぬちゅっという粘着質な音も私の耳に届いてくる。
片桐のモノが私の最奥を突き上げれば、高原のモノは私の喉を突き上げてくる。口とアソコを同時に犯されるという屈辱。

息苦しさに涙が浮かび、しかしそれすらも快感に姿を変え、私はまた気が狂いそうな快楽の渦に飲み込まれていく。片桐の指が硬く充血したクリトリスに触れ、奥を突き上げるのと同じリズムでくちゅっくちゅっとそれを擦ってくる。

「ん、ん、んん…ッ!」
もう限界だった。目尻からぽろぽろと涙が流れ落ちる。
気持ちいい。気持ちよすぎておかしくなりそうだ。
指の腹でクリトリスをこねまわされている。律動がどんどん速くなり、先端がGスポットを強烈に刺激している。

高原の肉棒を握りしめた私の手に自然とぎゅう…っと力が入り、口の中でびくびくっとそれが震える。

「ああ、もう、やばい、出る…っ!」
高原が声をあげ、私の頭をぎゅっと股間に押しつけた。
どくんどくんと口の中でそれが脈打ち、濃いミルクが吐き出される。それと同時に指でクリトリスを強く押され、激しい快感に私はまた大きく腰を痙攣させて――達した。

一瞬遅れて片桐も私の中に大量の精液を放ち、私たちはまるで三匹の獣のように荒い息を吐く。口の中にあるねっとりとした生臭い液体。なのに私はごく自然に、それをごく…と飲み込んでいた。咽の奥に雄のにおいが絡みつく。

「はあ…すげー…最高…気持ちよかったあ…」
高原が後ろに手をついて大きく息を吐いた。頬が真っ赤に染まって、額には汗が浮いている。私は腰が抜けたように床にへたりこんでしまった。

私の体はまだ快感の余韻をむさぼるようにひくっひくっと小さな痙攣を繰り返している。
「次はお前だぞ、高原」片桐はティッシュで処理をしながら、高原の方を向いて満足げに笑った。

「はーい、じゃあ、ありがたく頂かせてもらいまーす」
顔を向ける力もなく視線だけで高原の方を見ると、驚くべきことに高原の体の中心にあるものは、さっき射精したにも関わらずまだ力を失っていなかった。

まだ腰のひくつきがおさまらない私の体を、高原は無造作に抱いて腰の下にクッションを差し入れた。
足を開かされ、アソコもお尻の穴も顔も全部丸見えになってしまうこの格好は、ある意味四つん這いよりも恥ずかしい。

顔を背けようとした拍子にアソコからどろっと熱い精液が流れ出し、私はぞくっと身を震わせた。
「やー、でも一回抜いてもらえて助かりましたよ。俺さっきのまま突っ込んだら絶対一分もちませんでしたし」
高原は垂れ落ちる精液をティッシュで拭うと、私の脚の間に顔を埋め、ちろちろと花びらに舌をつかいはじめた。

「や、ぁん…っ!」
「そうそう、この声。エロいっすよねー、俺すぐ興奮しちゃうんすよ」
熱い舌がクリトリスをとらえ、私はそれだけの刺激にもまた達しそうになってしまう。
「ふ…、ん、あぁ…ッ!」
「感じやすいんですねえ…駄目ですよそんな反応しちゃ。いじめたくなるじゃないっすか」
高原は唇でクリトリスを挟むようにしながら、柔らかいところで先をこすりあげてくる。腰がびくびくして止まらない。

きゅっと目を瞑って高原の舌から与えられる快感に耐えていると、がらがら、と何か硬い物が床に落ちるような音がした。不思議に思って目を開け――私は驚愕した。

紫、水色、蛍光ピンク。
床に色とりどりの大人のおもちゃがぶちまけられていたのだ。
ローターもバイブも大小さまざまあって、中には何に使うのかよく分からないような器具まである。散々イカされてこの上まだおもちゃなんて使われたら――私はいったいどうなってしまうのだろう。

「あ、片桐さん、どうもありがとうございます」
「気が利くだろ?こいつローター好きみたいだったからなあ…これなんかどうだ?」
手に片桐の手が重ねられ、ひやりと冷たい小型のローターを持たされる。片桐はそのまま私の手を胸に誘導し、乳首にぴたりとあててスイッチが入れられる。

「や…あっあ…っ!」
さっき使われたローターとは違う、微弱で繊細な振動。むずむずするような快感が乳首から胸全体へ広がっていく。

「く…ふ…ん、ああぁ…ッ!」
「おー、いいっすねえ…。じゃ、俺はこれとか使ってみようかな」
高原が手にとったのは太めのマスカラほどの大きさの不思議な器具だった。蛍光ピンクに透けるそれは全体に凹凸がついており、中に何か機械が入っているのが分かる。

「お前、それ…大丈夫か?」
「大丈夫ですよ。細いやつですし、ローションもありますし、ちゃんとほぐせば…」
――とんでもなく嫌な予感がした。もしかして、それは――。

「大丈夫、怖くないっすよ。俺慣れてますから、ちゃんと気持ちよくなれますって」
そして高原の指がぴたりとあてがわれたのは――私の、一番恥ずかしいすぼまりだった。
「い…いやあ…っ!やめ…そこは嫌…ッ!」

「大丈夫大丈夫、力抜いてれば痛くもなんともありませんよ。だから…ね?…動かないで」
高原の強い視線。私は射竦められたようにびくっと動けなくなる。
冷たいローションが、あそこにとろりと垂らされた。
初めての感覚。触られている訳でもないのに体がぞくぞくする。高原の指がローションを丁寧にすぼまりの周りに塗りつけていく。丹念なマッサージをするように指が動く。

排泄器官をなぶられるという今までとは違う恥ずかしさに、全身が硬直した。
「力抜いててくださいね…」ぬるり、と高原の指が体に侵入してくる。
もっと抵抗があるかと思ったのに、たっぷりのローションでほぐされたそこはあっけないほど簡単に指を受け入れてしまう。

「あ、は…ああぁ…ッ」
おぞましいような感覚。高原の指はすんなりと奥まで入ってしまった。
片桐は私の手に手を重ねて動かし、ローターを右の乳首、左の乳首と交互にあててくる。そこから広がっていく快感と、お尻の奇妙な感覚が徐々にシンクロしていく。
お尻の穴をいじられて気持ちいいはずなんかないのに、私は高原の指が動くたび恥ずかしい声をあげてしまう。
「あっあ…ああ…だめぇ…あ…いや…っ!」

高原の指は肉の薄い壁越しにGスポットを攻めてくる。
お尻を蹂躙されながら気持ちいいところを刺激されて、私はもうどちらが気持ちいいのか分からなくなっていく。

「だめぇ…いや、そんなの…いやぁ…ッ!!」
「ほら、痛くないでしょ?…気持ちいいでしょ?…気持ちいいって、言って下さいよ」
「そんな…あっあ…あ…っ!」

「言えよ。やめられたくないだろ?」
私はぎゅっと唇を噛み締めた。最後のプライドが音をたてて崩れていく。
「あ…あぁ、気持ちいい…気持ちいいです…ッ!」

「へー、気持ちいいんですか…やっぱとんでもない淫乱っすねえ。いいですよー俺エロいの好きですから」高原の指が前の穴にもぬるりと差し込まれ、二本の指が前と後ろでぐちゅぐちゅ動く。もう片方の手でクリトリスまでがくりくりといじり回される。

「どこが気持ちいいんです?前?それとも後ろ?クリトリスの方がいいですか?」
「あ…あぁ…みんな…おま○こも、お尻の穴もクリトリスもみんな気持ちいいです…ッ!!」
溢れ出すように卑猥な言葉が口をつく。自分の嬌声が更にあそこを濡らしていく。

「いくらなんでもケツの穴いじられて感じるとは思わなかったな…高原、ケツにさっきの挿れてやったらどうだ?」
「そうっすね…もう痛いなんてなさそうですし…挿れてやりましょっか」
お尻の穴にさっきの器具があてがわれる。
ぬる…と少しずつ挿入されるたびに凹凸が入り口を刺激して腰が仰け反る。
十数センチとはいえ指よりもはるかに奥まで挿入され、背徳に満ちた快感が腰を震わせる。

「あ…あ…ああ…ッ!」
「これだけじゃないんっすよ…中にちゃんとローターが仕込まれてましてね。全体が中で震えるんです」
かちりとスイッチが入れられ、アソコ全体に流れた電流のような快楽に私の腰は二度三度と大きく痙攣する。

「あああ…やぁ…ああッ!!」
「それでこうすると…いいんだよな?」
私の体はふっと後ろから片桐に抱え上げられた。
床にねそべった高原の上で、私は脚を開かされる。
そのままアソコにそそり立った肉棒の先をあてがわれ…片桐は、そのまま手を放した。

「あ…あああぁッ!!」
子宮口をずん、という強烈な衝撃が貫いた。
思わず腰をくねらせればクリトリスが高原のあそこの骨にあたってぐいぐいと刺激される。
私の中で熱の塊が息づいている。お尻から伝わってくる振動とあいまって、私はもう狂ったように腰を振るしかない。

「あ、あん…あ、あん、あぁ――ッ!」
幾度となく快感の波が襲いかかってきて、私は自ら腰を振りながら何度も何度も達する。自分の声とも思えないような喘ぎ声が部屋に響いている。
「ああ…ああ…あ…気持ちいい…気持ちいいよぉ…ッ!!」

「俺も…すげえ、チンコにまで振動がきて…ああっ!」
高原の顔が切なげに歪む。もう震える小さなローターを持たされたままだった手が乳首に伸びていくのも止められなかった。

乳首、アナル、Gスポットにクリトリス。性感帯を全部一度に強烈に刺激され、私は恥ずかしげもなく高い声で喘ぐ。
「はあ…ああ、気持ちいい…許してっ…ああ…おかしくなる…ッ!!」

涙がぽろぽろこぼれていくのが止まらない。官能の涙か苦痛の涙か分からない。視界の端に片桐が携帯を構えているのが見えた。何度も鳴り響くシャッター音。それさえも私の快感を増幅させることにしかならない。

お尻の穴からGスポット、そして体全体に響いてくる振動と快感。全身の毛穴が開いてどっと汗が噴き出すような感覚。一際高い絶頂に達しようとしているのが本能的に分かった。背中がぐうっと仰け反っていく。
「あ…っ、またいっちゃう…いっちゃう…っあああ、あ、やあぁ――ッ!!」

――そして、私の耳には何も聞こえなくなった。
目を覚ました私の視界は、白く煙っていた。ゆっくりと視線をあげると、床の毛布に寝かされていた私の隣で片桐が煙草を吸っている。

「…あ…」
片桐がこちらを向いた。机の上の灰皿でぐい、と煙草を揉み消し、私の顔を覗き込む。
「別に無理に起きなくてもいいぞ。あれだけイったらつらいだろ」
妙に優しい口調だった。私は首を巡らせて今の状況を確認する。
私の体にはバスタオルが巻かれていて、あれだけ汗や愛液にまみれていた体はすっかりきれいにされていた。
片桐の服装にも乱れたところはなく、高原の姿は見えない。

「服と下着は今高原が洗ってる。服も濡れてたし、下着もあれだけぐしょぐしょにしてたら流石にもう一回はけないだろとか言ってた」
犯した相手の下着を洗う強姦犯なんて聞いたことがない。
高原が洗濯をしている姿を想像して、私の胸には場違いなぬくもりが浮かんでくる。
「寝てろよ。どうせ服が乾くには大分かかる」
片桐がぽす、と私の頭に手を置いた。

高原の無骨な指とは正反対の滑らかな指が、さらさらと髪を梳いていく。
私は静かに目を閉じた。そして、吸い込まれるように、私はまた眠りに落ちていく。

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