「今日は、お母さんの顔が熱っぽく見えます。ついでだから診てあげましょう」と、医者が言った。
場所は、胸を患った私が寝かされていた自宅の部屋である。
襖一つ隔てた隣の部屋で母が着物の帯を解く音が聞こえる。
暫くして母は、着物の前を手で押さえながら部屋に戻ってきた。
当時の母は37歳。私はまだ幼かった。
「先生・・恥ずかしいですわ」と母が言う。
医者が聴診器を耳に当てながら母を促すと、母は胸に当てていた手で着物の襟元を少し開いた。そして、恥ずかしそうに目を伏せて、母は俯いた。
「もっと大きく開いてください、診察の為ですから」
「お子さんの前では恥ずかしいのなら隣の部屋で診ましょうか」と医者が言う。
すると母は、観念したかのように胸を大きく開いた。
母の乳房が露わになる。医者は聴診器の先端を母の胸に当てて、息を殺して聴診を始める。母の顔を見ると、羞恥のせいか頬を少し赤らめている。医者の手が母の素肌に触れると、母はピクリと体を震わせた。
日頃から着物を着ていた母の肌は、驚く程に白かった。両乳房は豊かに張り出して、乳首は少し黒ずんでいる。乳首の周りには粒状のざらつきが見えて、その外側は見事な乳白色だった。
聴診器の先端は母の胸のあちこちに押し当てられた。時折医者の手は母の乳房にさりげなく触れてゆく。そして、その手が母の肌に触れる度に、母はピクリと体を反応させて、恥ずかしそうな表情を見せるのだった。
母は医者に促されて着物の上部をはだけさせた。医者は母に背中を向けさせると、母の背中に聴診器を当てた。そして、空いた手で背中を摩り始めた。心持ち母の息づかいが荒くなったのが、私にもはっきりとわかった。
母の背中を撫でる医者の指。その動きは微妙だった。それは、母の素肌に触れるか触れないかの繊細さで、背骨に沿って上下した。
こちらからは母の腰から尻にかけての質感が見て取れる。
母の二の腕の間からは、脇毛が黒くはみ出して見えた。そして、その脇の下あたりも、医者の手がするりと上下した。母の脇の下から、一筋の汗が糸を引くように落ちたのを、私は見逃さなかった。
医者と母。二人が始めた奇妙な行為。
少し脂肪が付きかけた母の脇腹を医者の掌が撫でている。
母は俯いたままで、じっと耐えていた。
気が付けば母の背中はほんのりと赤くなって、息づかいは荒くなっていた。特に、首筋から襟足にかけてはピンク色に染まっていて、脇の下のあたりはうっすらと汗ばんでいる。
やがて、医者は聴診器を耳から外した。
「それでは触診しますよ・お母さん」と医者が言う。
母は無言だったが、その表情には明らかな困惑が見て取れた。
医者は、両掌で母の背中ら脇の下辺りを、するりするりと撫でている。母は、俯いたまま大きく溜息を漏らした。
やがて、母の息遣いが激しくなる。医者が母の耳元で何かを囁くと、母は顔を左右に振った。そして、両手で顔を覆ってしまう。医者が再び母に何かを囁くと、母は「いゃ~っ」とか細い声を漏らした。しかし、その声を無視して、医者の手が母の胸に伸びてきた。医者の指先は、豊かに隆起した乳房の周りを撫で始める。
「あぁ~っ・恥ずかしい・・わたし・・・恥ずかしいですわ~」
と、母が蚊の泣くような声を漏らす。
「恥ずかしい~先生・恥ずかしいわ~」
と、母はしきりに羞恥を訴えた。
「だめょ~いけないわょ~」
「ああ~っ だめょ~わたしそんなじゃ~だめょ~」
母の声は震えていた。そして、その声は少し鼻にかかっていた。
明らかに、母の肉体は反応し始めていた。凛とした姿勢で正座していた母の姿勢が徐々に崩れ始める。
医者は、そんな母の反応を確かめるようにして、巧みに身体を触り続けた。母は溜息を漏らす頻度が多くなる。白磁のように白かった母の肌は、既にサーモンピンクに色づいる。
この時の母の気持ちは、察するに余りある。
旧家の令嬢として育った母は、父とは見合い結婚である。そんな母が古風な貞操観念を抱いていたであろう事は容易に想像できる。
その母が幼い子の傍で男に触られ続けたのである。しかも、相手は病で寝込んでいる実子の主治医なのだ。
当時は今と違って、大病院などは近くに無い。つまり、往診してくれる医師は絶対の存在で、この時の母に抵抗できる筈など無かった。しかも、行為の場所は・幼い子の目の前である。
母は私に見られたくなかったならば場所を移せばいいのだが、そうすると自らの意志で相手を受け入れた事になってしまう。
しかも・母の肉体は女盛りで、執拗で巧緻な性的刺激に耐えられる筈もなかった。つまり、母は絶体絶命の立場に追い込まれていたのである。
当時の私が幼かった事は母にとっての救いだったのかも知れない。
事実「お子さんにはまだ何も分かりませんよ」と、医師は何度も母に囁いている。そして母は、どうにも拒めない相手の好色な手で触られ続けた。
まるで母の気持ちを見透かすかのように、医者は母を弄り続けたのである。
医者の手が母の腹部に降りる。
「うぐっ・くっくっ・」と母が喉を鳴らす。
母は生唾を飲み込むような声を漏らした。
「あぁ~っ 恥ずかしい~恥ずかしいわ~」
「先生~恥ずかしいわよ~」と母が言う。
医者は母の声を無視して性的行為を続ける。
「いやょ~恥ずかしいわょ~」母は何度も溜息を漏らした。
母が漏らす溜息が次第に深くなると、医者は
「恥ずかしがっていると治療は出来ませんよ。息子さんはまだ幼いから心配ないですよ」と母に囁いた。
医者の手が母の脇腹あたりを撫で始める。母の腹部は少し脂肪が付きかけていて、柔らかそうな質感に見えた。それは、中年太りと言うよりは少し前の体型で、まだ胴体の括れがはっきりと見て取れた。
若い身体と比べれば「だらしない肉体」だったが、この頃の母は申し分なく熟した女だったのである。
おそらくは母より少し年上と思われる医師の手は、母の乳房を弄り始める。医師は、乳房の裾を軽く撫でる。
男は注意深く母の表情を観察して、徐々に事を進めた。
医師は一時も母の顔から視線を離さなかった。自分の行為に反応する母を、慎重に見極めている様子だった。
そして、ついに医師は母の乳房を掌で包み込んでしまう。人差し指と中指の間に母の乳首を挟んで、ゆっくりと乳房を揉み始める。
この時の医者の表情。それは、全神経を集中させて母の反応を観察している様子だった。
そして「はぁ~っ」と母が溜息を漏らしたとき、男の手は急に活発に動き始めた。
母の乳房は、好色な手に揉まれて形を歪ませる。そして、指に挟み込まれた乳首は硬く凝って膨れあがった。母は時折こちらの方をチラリと見るが、すぐに向き直って激しく吐息する。
そして母は、諦めたかのように、されるがままになってしまったのである。
母の顔は激しく上気して、時折眉をしかめては、熱い溜息を漏らした。母の顔を覗き込む医師の表情にも、はっきりと興奮が見て取れる様になる。
母の上半身は露出していたが、下半身はまだ着物に包まれていた。
母は正座に近い座り方をしていたので、着物の裾の部分は崩れていなかった。
しかし、そんな母を医者は自分の方に引き寄せてしまう。
母が蹌踉けて畳に倒れかかると、医者は母を抱いて支えた。そんな動作のうちに母の下半身は乱れて、遂に母の黒いショーツが露出してしまう。
「いゃ~だめょ~恥ずかしいわょ~」と母が言う。
しかし、その声は先程までと違って艶めかしい。
医者の手が母の下腹を撫でると、母は湿った吐息を漏らした。
「だめょ~堪忍して~」と母は医者に哀願した。
そして母は、私の視線から逃れるように身を捩った。
母が私に背を向けると、医者は母の横に座って、再び母を触り始めた。
私の目の前には、圧倒的なボリュームで母の尻が見えていた。寝ている私の位置からは、母の背中と尻の一部が見えていた。
黒いショーツの腰ゴムが、脇腹の柔肉に少し食い込んでいる。医師は、右手で母の脇腹から下腹辺りを弄っていた。
男の手が母の股間に伸びた時、母は「うっ・・」と短い声を漏らした。
母親を幼い子の側で抱く。子の前で夫以外の男に身体を開く・・これ程に淫らな経験は滅多に有るものではない。
それ故に、母をしてこの様な行為に至らせた動機はともかくとして、この時母が味わった興奮と快感は、堪えようもなく深いものだったと思われる。
そして、医者の指が母の陰部に届いた時、母は激しい興奮に身を震わせた。母は、言葉こそ発しなかったが、身体全体で快楽の反応を露わにした。
そしてこの時、母と医師は、後戻りの出来ない一線を越えてしまったのである。
やがて母は泣き始めた。粛々と啜り泣いては身を震わせた。
医師は、着ている白衣の袖を揺らせて母を愛撫する。母は小刻みに震える吐息を漏らしては背中を強く仰け反らせた。
そして、「くぅ~」と喉から絞り出すような声を漏らした。
母は「う~っ う~ん はぁ~」と呻くような声を漏らした時折。医者の舌が母の耳の辺りを刺激すると、母は「ひぇ~っ」と笛のような声を発して顔を左右に振った。
医師の唇が母の唇に重なると、母は強く顔を仰け反らせて相手の唇を吸い返した。
時折母は、思い出したかのように、私の方を気にする素振りを見せる。しかし、股間に伸びた男の指は母の理性を剥ぎ落として、母をして淫の奈落へと引き込んで行った。
母は、どうにも抑制出来ない快感・女体の深奥から沸いてくる性的な快感に泣き崩れた。
母が理性を失うと同時に、医師もまた興奮の極みに達しようとしていた。
男は母の耳元で何かを囁いた。それを聞いた母は、激しく顔を左右に振った。
「いゃ~っ 言わないで~ いやょ~」
「恥ずかしい~恥ずかしいわょ~」と、母は息も絶え絶えの声で男に抗議した。
しかし、男の言葉は容赦なかった。
「ほーら お母さん・・気持ちいいだろ」
「いやらしいお母さんだ」と、医師は母を辱める言葉を口にした。それを聞いた母は、激しく身体を震わせた。
「やめてょ~虐めないで~あぁ~っ」
しかし、男は更に母を辱める言葉を続けた。
「嫌よ嫌よと言ったって、感じてるじゃないか・スケベなお母さんだ・いやらしいお母さんだ」
「弄ってくれよ・俺のを弄ってくれ」と、男が母に要求した。
母が泣き声で拒絶すると、医師は母の手を握って、それを自らの股間に導いた。
「ほらもう、こんなになってるんだ・これを摩ってくれ」
「いゃ~っ」
母は拒絶の言葉を発した。しかし、母は医師の股間から手を引かなかった。その間にも男は母の性器を弄び続ける。そして母は、ついに医師のペニスを摩り始めた。
もしかして母は、医師を射精させてピンチを逃れようとしたのかも知れない。
しかし、母は誤算を犯してしまう。白いズボンの中で脈打つ先生の激しい勃起は、それを握る母をさらに興奮させてしまった。
「おおーっ いいぞ スケベなお母さんだ」
「俺のチンコはいいだろ・もうすぐ挿してやるからな・その前に、掌で俺を喜ばせてくれ」
「ほれ・俺のチンコを出してやるぞ・スケベなお母さん」 医師は聞くに堪えない卑猥な言葉を母に叩きつけた。そして、ズボンから勃起したペニスを取り出してそれを再び母に握らせた。
最初のうちは、二人ともこちらに背を向けていた。医師の性器は見えなかった。ただ、横並びに座る二人の手が交差して、奇妙に動いていたのが不思議だった。行為の間中は母は泣き声を出し続けて、そんな母を医師は言葉で辱め続けた。
「おぉ~っ いいぞいいぞ・・気持ちいい・気持ちいいぞ」と医師は母に言う。
それを聞いた母は、手の動きを加速させた。
しかし、男が母の股間を刺激すると、忽ちに母の手は動きを止めてしまう。そして、母は背中を仰け反らせて快楽の声を上げた。
やがて医師は、母の股間から手を引き抜くと、畳の上で自ら仰向けに寝てしまう。私の位置からは、屹立する先生のペニスが丸見えになった。
「だめょ~見えちゃうわょ~」と母が男に抗議する。
しかし、男は半身を起こすと、母の手を取って、再びペニスを握らせてしまう。
「お子さんはまだ幼いから平気ですよ」
「見えても気にしないで摩ってくれ」と、医師は母に言った。
母はそれには返事をしないで身体を移動させて、再度勃起を擦り始める。
やがて医師は、母にある事を要求した。
「さあ・パンツを脱いでくれ・脱いで・自分で弄ってくれ・自分で弄りながら・俺の物をやってくれ」
「オナニーは知ってるだろ・今でもやってるのか? さあ、私にオナニーを見せてくれ」
おそらくは母は、激しく困惑したに違いない。
先生の言うとおりで、実際に母はオナニーをやめられないでいたのである。
自らの指で歓喜する母を、私は何度も目撃している。
しかし、医師が言った次の言葉は、更に母を驚かせた。
医師は、母に自らの自慰癖を告白したのである。
「私だって自慰してるのさ・貴女の身体を思いながら何度射精した事だろうか」
「私は妻との行為では満足できない・だから・妻に隠れて自分で扱いているのさ・そして・自慰の相手はいつも佳美さん・貴女なのさ」
と、医師はここで初めて母の名を口にした。
「貞淑な奥様であり母親でもある佳美さんがよがり狂う姿は、何度も私を射精に導いてくれた」
「私は、想像の中で何度も佳美さんを裸にしたんだ・佳美さんがオナニーでよがり狂う姿を想像すると・最高に気持ちいい射精が出来るんだ」
「私は想像の中で、どれ程に貴女を犯した事か・上品な奥様であり優しい母親でもある佳美さんは、最高のオナペットだったのさ」
母は畳の上に仰向けになり、医者の告白を切なそうな顔で聞いていた。その姿態は、今にして思い出せば、猥褻の極地だった。
勃起して天井を向いた乳首、脂が付きかけた下腹部は少し膨れていて、それでもウエストは括れていた。
そして、尻肉は圧倒的なボリュームがあり、それを黒いショーツが包み込んでいる。脇の下からは黒い脇毛がはみ出していて、二の腕には少し弛みが見て取れた。母の息づかいは喘ぐように荒くて、重たそうな乳房は呼吸の度に大きく上下した。
そして・・黒いショーツが食い込んだ股間は小水を漏らしたかのように濡れている。ショーツの生地が薄いので、性器の形までもがはっきりと見えていた。
「お母さんはまだ気が付いていない」と、医師は言った。
「今の自分がどんなにいやらしい姿をしているのか、感じてみてくれ」
「お母さんは、幼い子供の目の前で、男に裸を晒してるんだ」
「ご主人以外の男に触られて・悦んでるじゃないか」
「お母さんはもしかして、無理矢理させられてると思ってるんだろ」
「貴女は、私が子供の主治医だから逆らえないのだと、自分に言い訳してるのさ」
「そうだ、そうに違いない・お母さんは自分にも子供にもご主人にも・心の中で言い訳をしている」
医者がそこまで言うと、母は半狂乱になった。
「いやょ~言わないでょ~恥ずかしい~もうやめてょ~」と、母は泣きながら男に哀願した。しかし、医者は言葉による陵辱をやめなかった。
「スケベなお母さんだ・息子の前でよがり泣きするとは」
「奥様はドスケベなんだ・いやらしいお母さんだ・さあ・自分で弄るんだ・私にオナニーを見せてくれ」
この時の母は、うっすらと涙を見せたように見えた。
母が感じた屈辱感はどれ程のものなのか、想像すら出来ない。抵抗できない相手に身体を触られて、どうしようもなく反応してしまう女体の悲しさ。どんなに辱められても、言葉の陵辱を受けても、母の身体は淫欲の潮を溢れさせてしまうのである。
そして母は、更なる淫行為を強要されている。
「さあ・・自分で弄ってくれ・自慰を見せてくれ」
「上品なお母様が自慰に耽る姿は、最高にいやらしい」と、医者は母に淫行為を強要した。さすがに母が躊躇っていると、男は更に言葉を発した。「いつもしている事なんだろ・始めてくれ・息子さんの事は心配ないから・自分で弄るんだ・さあ・どんなに気持ちいいか思い出すんだ」しかし・・母は目に涙を浮かべたまま動こうとしなかった。
しかし、医者の手が母の内股に触れて、そろりそろりと撫で始めると、母は豹変した。先程までのように、母は嫋やかな声を出し始めた。そして遂に母は屈服したのである。
「やるわょ~言う事をきくわょ~」
「そうよ~先生の言うとおりだわょ~私はいやらしい女なの~」
母は黒いショーツの上部から右手を差し込んで、くねくねと身を捩り始めた。
収まりかけていた呼吸が忽ちに荒くなる。
「ああっ ああっ」と声を出しながら、母は股間を弄り続ける。
閉じていた股を開いて膝を立てて、尻を畳に擦りつけて、母は激しく悶えた。瞳をきつく閉じて眉間に縦皺を寄せて、母は喘ぎ続けた。
そして遂に母は、ショーツに手を掛けてしまう・・
私は、自ら黒いショーツを脱ぐ母の顔が忘れられない。
それは、この世の物とは思えない程に陶然とした表情だった。蕩ける程の、爛れる程の淫楽を貪る母の姿。
母の顔は極度に赤面して、眉根には深い縦皺が寄っていた。口元はだらしなく開いて。唇は唾液で濡れていた。目は虚ろで、目尻を下げた瞼は母の淫性をそのまま表していた。
かくも淫らで甘美な女の顔を、私は他に見た事が無い。
母がショーツを脱ぐ時に、局部にべっとりと付着した淫液が透明な糸を引いたのを、私は今でもはっきりと覚えている。露出した母の性器。それは、黒い陰毛に周囲を覆われていた。盛り上がった淫唇には色素が沈着して、少し黒ずんで見えた。そしてその部分は、激しく分泌した粘液がべっとりと付着していた。
母がショーツを脱ぐと、立て膝をして開いた母の股間に、医者は顔を近づけた。
「凄い・でかいクリトリスだ こんなの見た事ないぞ」
と、医者は感嘆したような声を出した。
母が性器を弄り始めると、医者は興奮した目で母の性器を見続けた。
「すごい・・なんてスケベなんだ」と、男は呆れたような声を出した。
しかし、母は夢中で自らの性器を弄り続ける。
「ああ~っ ひぇ~あぁぁぁ~」と、母は身も世もない声を出し続ける。
目をきつく閉じて全裸で自慰に耽る母。畳の上には、母の着物と肌襦袢が乱雑に脱ぎ捨てられている。母は、人差し指と中指で陰唇上部の突起を挟み込んで、そこに小刻みな震えを送り続けた。母は指先を細かく振動させて、凝った淫の中心に刺激を送り続けた。そして、指を肉の裂け目深くに差し込むと、淫液を掬い取っては突起に塗りつけた。私は、波のうねりのように揺れ動く母の女体を、行為の意味も分からぬままに呆然として眺めた。
母の腰と尻は、畳の上で身も世もなく蠢いた。痙攣した腰は、天井に向かって激しく突き上げられた。持ち上げた腰を畳に落とすと母は、喉の奥から絞り出すような呻き声を発した。
「恥ずかしい~恥ずかしいよ~」と、母は震える声で羞恥を訴えた。しかし、母は羞恥の源泉である指の動きを、既に止める事が出来なくなっていた。
欲望に興奮した男の視線。幼いとは言え実の子に見られながらの自慰行為。自らの指がもたらす抵抗できない快感。この時の母の心中は察して余りある。
母は、絶望的な羞恥を忘れる為に、更なる羞恥を味わう必要があった。そして、母の熟し切った女体は・・その事が十分に可能だった。
母は狂乱した。
激しく身をくねらせては、快楽の声を出し続けた。夫以外の男の前で、幼い子供の前で、これ以上は無いくらいに淫らな行為を強要された母。貞淑な妻として、優しい母親として生きてきた母が、白昼の明るい部屋で自慰させられている。欲望にぎらついた視線を浴びながら悶絶する母の姿は凄絶だった。
もしかして、父との性行為でも慎ましやかだったかも知れない母。
その母がやっていた秘密の行為。それがオナニーだった。
そのオナニーを、母は強要された。
私は母のオナニーを何度も目撃している。しかし、これ程までに凄絶な自慰はあまり記憶に無い。おそらくは母にとって、見られる事は人格を否定される位に強い羞恥であり、その羞恥から逃れるためには、更なる強烈な快楽が必要だったのだと想像できる。
母は悶絶した。絶え絶えの息づかいの中で、母の女体は悶え狂った。畳にこすれて皮膚が傷つくのではないかと思う程に、母は背中を畳に擦りつけた。そして、淫らな腰を痙攣させると、それを激しく上に持ち上げた。
その間にも母の指は、一時たりとも性器を離れない。母の指は淫の突起に小刻みな震えを絶え間なく送り続けたのである。
しかし・・母の指が絶頂に向かって加速すると、突然に母は行為を中断させられてしまう。
男の手が伸びてきて、快楽の中心を刺激する母の指を淫部から離してしまう。
「いゃ~っ やらせて~ もっとやらせて~」と、母は必死の形相で抗議する。しかし、医者は母の手を取って、自らの勃起に導いてしまう。
「いやらしいお母さんだ・まだやりたいのか・このスケベ女」
と、医者は母を罵倒する。
そして母に「あらぬ事」を要求したのである。
「さあ・やってくれ・今度は私のをやってくれ・」と医者がは母に言う。
母の目の前に突き出された太い勃起。それは大きく膨れあがって屹立していた。
「お母さん・やってくれよ・チンコ舐めしてくれ」
「ご主人のを舐めてるんだろ・俺のも舐めてくれよ」
と、医者は言う。医者は強く勃起した陰茎の先端で母の頬を叩いた。
「そんな~したことないわょ~できないわょ~」と、母が医者の要求を拒絶すると
「そうか、貞淑な奥様はした事が無いかも知れないなあ」と、医者は母に言った。そして
「知らなければ私が教えてやる・貴女はスケベだから、きっとこれが好きになるぞ」
と、またしても母を辱める言葉を、医者は口にした。
医者は母を起き上がらせた。
そして、激しく怒張した勃起を母の口元に押しつけた。母が顔を逃がそうとすると、男は母の顔を正面に向かせて、怒張の先端を母の唇に押し当てた。右手で勃起の根本を握り、陰茎の先端を母の唇に擦りつけた。
「いゃ~っ できないわょ~」と、母が再び拒絶する。
しかし、男は硬く屹立した男性器の先端で母の唇を擦る動作を止めなかった。
母の顔には恍惚の表情が宿っている。勃起の先端が母の唾液で濡れ始める。男は、怒張の先端を母の唇に当てて、それをゆっくりと左右に動かした。
やがて母は瞳を閉じた。私には母の横顔が見えていた。母の顔は極限まで紅潮していた。しかし、その表情は、自慰をさせられていた時の苦悶ではない。
母の顔には、なぜか穏やかさが宿っていた。眉根の縦皺は相変わらず深かったが、肉の快感を追っている時の凄まじい淫相ではなくて、安らかに弛緩した顔だった。
そしてこの時、医者も母も言葉を発せずに沈黙した。そしてそれは、母が犯される前の、ほんの僅かの間に見せた穏やかな表情だった。
医者の先生は母の前に立っていた。母の目の前で屹立した陰茎は、先生が手を離すとピクリと跳ねて上を向いた。
母の唇は鈴口の下の部分に触れる形になった。
母が躊躇していると、先生は自ら勃起を握って、それを母の唇に触れさせた。すると、一瞬の躊躇いの後に母は、勃起の先端部分に舌を這わせた。
そして母は、唾液で濡れた赤い唇を小開きにすると、ほんの先端部分ではあるが、男性器を口に含んだのである。
母は、太い勃起の根元に手を添えて、それを前後に摩り始めたのだった。
「歯が当たらないようにしてくれ」と、医者は母に要求する。
母は、徐々にではあるが、勃起を口の中に飲み込んで行った。
母は、ほんの一時だけ勃起から口を離すと「ふぅ~っ」と溜息を漏らした。やがて母は、自嘲するような表情を見せると、再び太い勃起を口に含んだ。やがて医者の手が母の頭部に添えられて、母の顔をゆっくりと前後に動かした。
「おお~心地良い~上手いじゃないか」
「ゆっくりでいいから~顔を前後に動かしてくれ」
「おお~っ 心地よいぞ~心地よいぞ」
「もっと顔を動かしてくれ・吸ってくれ~おお~っ 心地よい~心地よい」と、医者は母を煽るような言葉を続けた。
勃起した太い男性器を口に含んだ母は、少し苦しそうな顔に見えた。
「うぐ~っ うぐ~っ」と、母は呻くような声を漏らした。それでも母の口は勃起を離さない。
「おお~ 凄い 心地よい 心地よい」
「ほ~ら もっとしゃぶれ~スケベ女」
「とうとう覚えたな~スケベ女~やめられなくなるぞ」
「教えてやろうか・チンコ舐めする女はコックサッカーって言うんだ」と医者は聞くに堪えない言葉を母に浴びせた。
そして、母の頭部を上から押さえると、腰を前後に動かし始めた。
「お~凄い 気持ちいいぞ~気持ちいいぞ~ 最高だ~凄い凄い・」
「気持ちいいぞ~最高に気持ちいい」
「思った通りだ・奥様は最高の淫女だ」
しかし・・・医者の先生に余裕があったのも、ここまでだった。
母は一心不乱に勃起をしゃぶり続けた。
そして遂に、医者は悶絶に追い込まれる。よく見ると、母はしゃぶるだけではなくて、掌でも陰茎を摩っていた。
時代は昭和の高度成長期であり、今と違って、性器を舐めるなどは変態行為とされていた。にもかかわらず、母は行為を止めなかった。そして、そんな母を男は、あらん限りの猥褻言葉で辱めた。
母には「先生は子供の主治医だから仕方がない」という好都合な言い訳がある。している事が「いやらしくて淫らな背徳行為」であっても、母は「子供の為にやった」と言い逃れが出来るのだ。
そして、この言い訳は、自分を都合良く納得させる口実にもなる。かくして母は、淫欲の限りを貪る女になってしまうのである。
母は、この時初めて口腔内射精を経験した。
先生が突然に腰を前に突き出して、手で母の頭部を上から押さえ込んだのを、私は見ている。
先生の腰がピクピク震えたのを私は見ている。
この動作は、母が口の中に射精されたのだとしか思えない。
そして・・何よりも忘れられないのは・
この時に見せた母の恍惚とした顔である。
あろうことか母は、陶酔しきった表情を見せて精液を飲み込んだのである。そして、脱力してその場に座り込んでしまった。母は、これ程の恥辱にもかかわらず、性的に歓喜していたのである。
放心状態で横たわる母の裸身。それを上から見下ろす先生の姿。医者は母の部分を弄り始めた。忽ち母の身体は目覚めて、激しく反応した。それに刺激された医者の性器は、射精した直後にも係わらず、硬く勃起した。
母に覆い被さった医者は、ついに母の女陰に勃起を突き刺した。
母は「ああ~っ」と悲鳴に似た声を出した。
母の性器に食い込んだ医者の勃起は、柔らかな下腹を抉るように深く刺さった。そして、母の淫肉を激しく擦り上げた。
筋肉質の腰が母の股間で暴れると、母は禁断の言葉を叫んで泣き狂った。
「先生のが好き~先生のが好き~」母は激しく充血した顔を左右に振って、狂ったように腰を突き上げた。
「あたし壊れちゃう~あたし壊れちゃう~」母は全身を硬直させてよがり泣いた。そして、先生の背中を強く抱き寄せると、母は太股で先生の腰を挟み込んだ。
「あぁぁ~っ 先生の凄い~ 届いてるわよ~」と、母は感嘆の声を出す。
「いいのか~そんなにいいのか~」と、医者が興奮した声で母に言うと
「凄いわよ~もっと突いて~」
「もっと~もっと~もっと~」
と、母は夢中で腰を振った。
「いいっ~いいっ~もっと突いて~」
「突いてよ~もっと深く~もっと~もっと~気持ちいい~ああっ~気持ちいい~」
母は我を忘れて快感を訴えた。
すると、医者の先生は再び母を罵倒し始める。
「淫乱女・ドスケベ・オマンコ女」と、ありとあらゆる猥褻語を母に浴びせて母を辱めた。
「このチンコ狂い・ドスケベ女・もっと狂え~」
「ほらほら・子供が見てるぞ・この淫乱女~」
と、男は母を言葉で激しく陵辱した。
「そうよ~あたしは淫乱よ~ああっ~気持ちいいよ~もっとやってよ~気持ちいい~」と、母は激しく興奮して声を上げた。
母は、辱められば辱められる程に淫らとなった。そして、凄まじい淫語を口に出して悶え泣きした。
「もっと~もっと入れて~ちんこやって~」と、遂に母は支離滅裂な言葉を口にする。
医者は母を横抱きにすると、互いの股間を強く密着させた。
「深いわ~~深いわょ~突いてる~」
「先生の好き~先生の~好きよ~」と母が叫ぶと
「いいのか~そんなにいいのか~何がいいんだ~言ってくれ~」と、医者は母に要求した。
母は息も絶え絶えになりながらも、男性器の俗称を口にする。
「大きいわよ~凄いわよ~先生の凄い~気持ちいいよ~」と母は泣き叫ぶ。
「先生のがいい~先生のがいい~きもちいい~」
そして母は、医者の身体を強く抱き寄せた。
先生が小刻みに腰を動かすと、母は
「ああっ~ああっ~ああっ~ああっ」と規則正しい声を出し始める。
先生の腰の動きに合わせて母は、啜り泣くような声を漏らして身悶えした。見ると、互いの太股で相手の太股を挟み込むような体位である。
「ああっ~ああっ~ああっ~ああっ」
母の声は先生の腰の動きに連動して発せられた。時折、大きく腰が動くと、母は「あっ~あああ~っ うぐ~っ」と、呻くような声を出した。
先生は、自在に母の感覚をコントロールしている様子だった。母は艶やかな声を出すと、医者の大柄な身体にしがみついた。先生の手は、母の乳房と尻の破れ目を弄っている。そして、腰は小刻みにリズムを刻んで動き続けた。
「どうだ・・気持ちいいだろ・・気持ちいいだろ」
「どこが気持ちいいんだ・・言ってくれ・気持ちいいとこを教えてくれ」と、先生が母に言う。
「オマンコ~オマンコ~オマンコ~」と、母は素直に卑猥な言葉を口にする。
「そうか・オマンコが気持ちいいのか・なんでオマンコが気持ちいいんだ」と、先生はたたみ掛ける。
その間にも先生の腰はリズミカルに動き続けた。
「ああっ~あああっ~あっ~ああああ~」と、母は嫋やかに声を出し続けた。
「チンコよ~先生のオチンチン気持ちいい~オチンチン好き~先生のオチンチン凄い~」
「ああっ~あああっ~いいっ~きもちいいっ」
医者の腰使いは絶妙だった。
自在に母の性感をコントロールしている様子だった。それは、絶叫させる程の激しさではなくて、興奮が冷めてしまう程には緩くなかった。そして、母は快感を長い時間味わっていた。程よい心地よさの中で、母は啜り泣きを漏らし続けたのである。
「奥さんのオマンコ気持ちいいぞ」と先生が言うと「オチンチンがいいのよ~こんなオチンチン~わたし狂っちゃう~」
「凄いわよ~あの人のと違いすぎる~もうわたし~忘れられないよ~」
「先生~来てよ~来てよ~昼間はあの人が居ないわよ~もうわたし~我慢できないよ~」
それを聞いた医者は豹変した。
「お母さん・往診じゃなくてもいいのか?」
「ご主人に見つかるぞ・それでもいいのか・本当なのか」
と、先生は興奮した声で母に言った。
「いいわよ~わたし~我慢出来ないのよ~もうあの人じゃだめなの~」と、母は震え声で禁断の言葉を口にしてしまう。
突然に医者は母の片足を肩に持ち上げた。そして、凄まじい勢いで腰を動かした。
「あああ~っ 気持ちいい~気持ちいいよ~」
「やって~もっとよ~もっともっと~ああああ~っ 気持ちいい~気持ちいい~」
「凄い~壊れちゃう~壊れちゃう~気持ちいいよ~」
と母が絶叫すると
「俺もだよ~凄いぞ~気持ちいいぞ~奥さんのオマンコ気持ちいいぞ~」と医者は叫んだ。
先生と母は、夢中で腰を振り続けた。二人は、まるで発狂したかのように、互いの股間を激しくぶつけ合った。
そして二人は、獣のように行為して、ついに果てたのである。
「凄かったわよ~こんなの初めてよ~もう忘れられないわ」と、息を吹き返した母は医者に言った。
「先生は凄いわよ~こんなに深く突かれた事なんて、初めてよ~」
「先生のオチンチンが大きくて、私は本当に壊されるかと思ったわよ~」
「入れられたら気持ちよくて、わたし、もう主人のじゃ満足できないわ・・」
「主人には悪いけど、私はもう我慢できないと思うの」
「私にこんな事を教えて、先生は悪い人。わたし、先生には責任を取って貰いますわよ」
落ち着きを取り戻した母は、いつもの上品な言葉遣いに戻っていた。
しかし、その姿は、あられもない全裸である。
やがて母は、性器に付着した淫液をチリ紙で拭い取った。医者が、母の耳元で何かを囁いた。母は隠微な含み笑いを漏らしながら、それに答えた。
「先生は、そういう形で責任を取るのですか? 悪い人ですわ」
「分かりました・わたし・平気です」
「あの人は絶対に気が付かないと思いますから・平気ですわ」
「だから・もっと教えてください・私はもう・何でも先生の言う事を聞きますわ」
やがて母は、畳に放置された黒いショーツを手に取って、それを手早く畳んでしまう。そして、ショーツを着けないままで肌襦袢に袖を通して、着物を着始めた。隣室から帯と帯紐を取ってくると、手慣れた仕草で着物を着てしまう。
幼少の頃から茶道を習っていた母は、日常的に着物を着慣れていた。その着物は、茶道家らしい控えめな柄で、着方も申し分なく上品だった。
最後に帯紐を付けた母は、どこから見ても気品のあるいつもの母に戻っていた。
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