今日依頼していた興信所から連絡があり先ほど調査結果と状況報告を聞いてきた。
とっくに覚悟はしていた、というかもう分かってたことだけど、やはり悲しいね。
何がいけなかったのか、どうしてこうなったのか、ずっと煩悶してるんだ。
でも現実は受け入れなければしょうがないよな。興信所には引き続き継続調査を依頼したよ。
ある日俺は仕事の段取りが予定よりも早くついたので、妻に伝えてあった日よりも2日早く帰宅した。東京に単身赴任して半年、仕事に追われまくってここ2ヶ月は休みもほとんど取れなかった。
妻に突然拒否されもうSEXレスも1年になるのに、それでもやはり久しぶりの我が家を前にして久しぶりに楽しい気分だった。
そう、俺は今回の休暇で妻との1年に及ぶSEXレスに終止符を打ち、それ以前の穏やかな暮らしをなんとしてでも取り戻す決意を心に秘めていた。
駅から自宅までの徒歩10分の距離を無意識に早足で歩いていた。耐えられないぐらい辛い現実が俺を待っているとも知らずに。
俺は35歳の某企業に勤めるサラリーマン、6歳年下の妻は○子、子供はまだいない。
俺は欲しいのだが、妻が乗り気じゃなかったんだ。
俺と妻の○子とは友人の紹介で6年ほど前に知り合った。付き合い始めて結婚までは早いほうだったと思う。
あれから5年、この5年間の間に俺達夫婦はいったい何を手に入れることが出来たのだろう。
先にも書いたが俺達はもう1年ベッドを共にしていない。何故だかわからないが、突然妻が交渉を拒否するようになったからだ。
そしてそれを契機に俺達の夫婦生活は何もかもがよそよそしいものになっていった。
妻はその日以後俺に脱いだ下着を自分のものと一緒にするなと再三にわたって俺に訴えた。俺がどうせ一緒に洗うんだからかまわないだろって言うと、妻はしばし絶句した後でこういったんだ
「一緒になんか洗ってないわ、ちゃんと分けてくれないならもうあなたの下着は洗わないから」
辛い1年だった、だから俺は今回の一時帰宅を契機に全てを以前の状態に戻したかった。でもそれは俺の独りよがりな儚い幻想だったようだ。
駅からの僅かの距離を俺は早足にマイホームに向かって歩いていたんだ。俺と妻が暮らすマンションの駐車場が見えてきた時、俺の駐車場に止まっていた車に乗り込む男女の姿が垣間見えた。
男の容姿は今一はっきりとは確認できなかったが、女は俺の妻のように見えたんだ、但し普段の妻が決してしないような、派手な装いでそのときの俺はまさか妻だとは思わなかった。
ここらあたりでは路上駐車や人の駐車場に平気で車を止める不届き者が後を絶たなかったから。二人は仲がよさそうにいちゃいちゃしながら、時折男が女のスカートを捲り上げたりしていた。
その度に女は大げさに男を叩くマネをしながら車に乗り込み、そのまま走り去っていった
。ほんの僅かな不安感を心に抱きながら俺は妻と私のマイホームのドアを開けた。
えっビックリしたどうしたの?って言う妻の反応を期待しつつ。
しかしそこには、俺の儚い望みとは裏腹に妻はいなかった。
俺は僅かな不安と、失望を胸にマイホームに入ったんだ。直ぐに気がついたには食べ物と、情交の残り香がが放つ言いようの無腐臭が入り混じった、表現しようのない腐臭だったんだ。
リビングダイニングには、多くの缶ビールの空き缶とゴミ箱は腐臭を放つティッシュの山。パーティーをしたと思しき食べさしの料理の残骸。電動マッサージャーと、グロテスクな形のバイブレーター。寝室は寝乱れたベッドの上の布団、ここにも電動マッサージャーと、他の形のバイブレーター。赤い色の長い紐、ゴミ箱にはやはりティッシュの山と無数のイチジク型の浣腸の残骸。風呂には金箔入りのローションが置いてあり、湯が抜かれていないままだった。
俺はそこでいったいどれだけの時間いたかは今となっては分からない。心臓が早鐘のようになって、心が今俺の前に展開されている現実を受け入れることを拒否していた。
いったい何なんだ?これは?散々苦悩した後で、俺は俺と妻のマイホームを後にした。
そのまま俺は単身赴任先の東京に帰ると、俺の父が使っている興信所に連絡したんだ。
依頼内容は、妻を張ってくれ、浮気の事実を突き止めてくれ。金はいくらかかってもかまわないからと。
それが今から約2ヶ月前のこと。俺はもう直ぐ今回の単身赴任が終わり、マイホームに帰る。最もその後1ヶ月したら新たな仕事のために再び東京に赴任することになるのだが。
この1ヶ月で俺は全てに方を付けるつもりだ。
今週末に帰ると妻には伝えてあるが、実は俺は明日の朝には帰るつもりだ、
ただし家には帰らずに二日間妻の様子をさぐるつもりなんだ。
ある意味自分の心にケジメをつけるためにも。
たった二日で何かがわかるはずもないのだが、それでも2ヶ月前のあの日にいったい何があったのか?興信所からの報告でほとんどの所は想像できるのだが・・・それを受け入れることが2ヶ月経って、それでもなお難しいんだ。
興信所の報告によると妻の浮気相手の男は、現在47歳になるプロのカメラマン。全く有名でも売れっ子でもなんでもない収入も並程度の、いわゆる掃いて捨てるほどいる中の一人。
もっとも主に女性誌などの雑誌の仕事をしているらしい。
それで納得がいった。妻は数年前からある女性誌の読者モデルをやっているんだ、多分それで知り合ったのだと思う。
男は俺のマンションに入り浸りの様子で、週の内二日か三日は泊まっているらしい。
そしてこの2ヶ月の内で三回、俺のマンションでパーティーが開かれた模様。
毎回参加人数はまちまちだが、少ない時で浮気相手の男を含めて3人、多い時は6人だったこともあるそうだ。勿論参加メンバーは妻以外は全員男性。毎回たいてい夜の8時ごろから始まって、夜半すぎには終了するらしい。
妻の浮気相手の男は毎回そのまま泊まっていく。さすがにパーティーの内容までは興信所には掴めないのだが、俺が2ヶ月前のあの日に偶然見てしまった部屋の様子から想像すると、正直吐き気がするし、妻のことが得体の知れない怪物に思えてくる。
もうすでに妻と離婚するための証拠は確保出来ている。このまま何も知らずにあっさりと離婚して忘れるのも一つの選択肢かもしれない、
だが俺はやはり、起こってしまった以上全てを知りたいと思う。心に刺さった小さな棘はきっといつまでたっても俺を苦しめるはずだ、その棘を抜くには俺は全てを知る以外ないと思うんだ。たとえそれがどんなに衝撃的な事実だとしても。
そもそも何故1年前に急に妻は変わってしまったのか?何がいけなかったのか?俺はそれが知りたく共通の友人何人かにそれとなく聞いて見たりもしたんだ。だが、みんな曖昧な返事ばかりでどうしても答えがみつからない。あえて言うなら、ここ数年妻は俺が今の会社を辞めて父の後を次ぐことをずっと望んでいた。
俺の父は地元で機械関係の中小企業を経営している。実家も貧しく、学歴もなかった父は文字通り一代で会社を興し今の規模にまでした成功者だ。そのせいで一人息子の俺には随分と厳しい父親だった。俺は成長するにつれて次第にそんな父に反発するようになった。父は俺が大学を卒業してすぐに父の会社に入り、父の元で経営を学び、やがて父の後を継ぐことを強く望んだが、俺はこれ以上自分の人生を父のいいなりにされることに我慢ができなかったんだ。
俺は父の望みを無視して今の会社に就職した。初めのうちの何年かはほとんど絶縁状態だったのだが、俺の結婚を機に破綻した俺と父との親子関係はだんだんと修復されてきている。そうなると、以前ほど強硬にではないが、また再び父は俺に自分の後を継ぐことを口にするようになってきたんだ。
以前と比べるとさすがに父も年を取って随分と丸くなってきたよ、ただ俺は今の仕事にも暮らしにも十分満足しているんだ。そりゃあサラリーマンを辞めて父の後を継げば今とは比べ物にならない豊かな生活が送れるかもしれない。でも俺他人が用意した人生を我慢しながら生きていくことなんて俺はまっぴらなんだ。小さなマンションでも俺が誰からの助けも借りずに自分で働き手に入れたものなんだ。まだ何十年もローンが残っているけれど。
でも妻は違った。俺にたびたび父の会社を継ぐことを勧めていた。
彼女はこんな平凡な暮らしには飽き飽きしていたのかも知れない。社長夫人として大きな家に住み、高級外車を乗り回しブランド物の洋服で身を固める人生を夢見ているのかも知れない。しかしそのことが直接の原因とはどうにも理解できないんだ。
ある意味では病的に潔癖だった妻と2ヶ月前に俺が見た凄まじく汚れた部屋の惨状。どう考えたらいいのか、正直途方に暮れるよ。
しばらく前に興信所から連絡がありました。今夜もやはり妻と浮気相手の男は私のマンションで一夜を当然に、夫婦のように過ごすつもりみたいです。夜の9時過ぎに二人そろって帰ってきたようで、その後2時間ほど電気がついていたようですが、やがて寝室の電気も消えて眠ったようです。
俺は明日の早朝に今のある意味慣れ親しんだ単身赴任先を後にして、実家に向かいます。もう今では十分分かっていますが、耐えられないほどの酷い現実が私を待っているのでしょう。でも構いません、俺は必ず全ての事実の決定的な証拠を掴み決別します。もう迷いはありません。
家族のために必死で働いてきた夫を裏切り、とことん辱める権利などこの世のどんな人間にもないはずです。
明日以降俺はある意味情報収集のための機械に徹するつもりです。詳しいことは明日書き込みます。今では全ての用意は整っていて出発をまつばかりです。楽しみです。明日俺が現地到着以降の出来事は詳細に報告いたします。
9月18日AM11時25分:高速を飛ばしてやっと地元に到着、
最寄り駅前のレンタカー屋にて車をチェンジ
PM12時30分:コンビニで昼食を購入後、自宅マンションの裏口が確認できるポジションにて監視開始。一度マンションの南面ベランダ側に回り双眼鏡にて確認したところ、多数の洗濯物が干してあり、中に男性用の下着を多数発見。勿論俺の物ではない。
カーテンは開けられており、中に人の気配がある。どうやら妻一人では無い模様。やはり興信所の報告通り半同棲状態のようだ。激しい怒りを感じる。
PM15時42分:マンション玄関から妻と男がエレベーターに向かうのを確認。二人はそのままマンションを出て妻の車でどこかへ出かけた。
俺はレンタカーのトランクから急いでカメラなどが入ったスポーツバッグを取り出し、駆け足で自分の部屋に向かった。何しろ彼等がいつ帰ってくるかわからないので急ぐ必要がある。
PM15時48分:自宅マンションに進入
捜索開始2ヶ月前のあの日とは違い今回は何カ所かの窓が開けられているので、異臭はしない。一番に南面のリビングから捜索開始。綺麗に片づけられていて不自然な様子は何も見あたらない。ただし先ほど外から確認した男物の下着類などはキッチリと撮影しておいた。
妻は1年前から俺の下着と自分のそれをわざわざ別々に洗って、しかも別々に干しているのに、男の下着は自分の物と一緒に干してある。
ゴミ箱も空だ。キッチンのサイドテーブルの上に処方薬の袋を発見。近所の産婦人科の前にある調剤薬局の物だ、中には錠剤が入っている、ピルか?
リビングの応接セットの木製テーブルの裏側に一つ目のICレコを強力な両面テープで設置。約30時間は録音可能。
続いて寝室の捜索。まず気が付いたのが、俺の物ではない男性用のパジャマ、ベッドの上に生活臭溢れる感じで自然に脱いで置いてある。この部屋の窓も開けられていたので腐臭はしなかったが、ベッドサイドのゴミ箱には明らかに情交の後始末に使用されたと思しきティッシュの山。
サイドテーブルの上の前回に見た歪な形のバイブレーター、そして電動マッサージャー、そして部屋の隅になにげに置かれているスポーツバッグの中には、紐やら革製の鞭やら、何種類もの様々なサイズのバイブレーター。布製の拘束具に目隠しetc
俺は前回の衝撃的な経験からネットのアダルトショップで色々確認したので、ある程度はそれらの道具の名称や何に使われるかはわかっている。
どうやら俺の帰宅が近いので、恐らくそれらの淫具を一旦片づけてマンションから持ち出すつもりだったと思われる。ただ前日に使用したものだけが未だ片づけられていないのだろう。
ベッドのサイドテーブルの裏側に2個目のICレコを同様に強力な両面テープで設置。
最後に脱衣所と浴室の捜索。脱衣所はすでに洗濯の後なので何も残ってはいなかった。
妻の下着をチェックしたのだが、1年見ていない内に驚くほど派手な下着を身につけるようになっていたことに心底驚いた。後は俺の物ではない電気カミソリとハブラシが置かれていた以外は何もなし。
一方浴室の中には前回の金箔入りのローションとはまた別のローションが1本と、エネマシリンジ、吸盤の付いた男性器のシリコン製張り型。
全く、人の家の浴室で何をやっているんだか、変態共には心底吐き気がする。
俺はこれらの全てをデジカメと写ルンですに撮影して、もうそろそろ部屋を後にしようと考えていたんだ、と、そこで玄関の下駄箱の横に置かれていたケースに入った一眼レフのキャノンのデジカメを発見。
俺は小躍りしたいほど興奮したよ。これまでは全て間接的なことしかわからなかったが、初めて何が行われていたのかを直接この目で確認できるかも知れないから。
俺は早速持ってきたスポーツバッグの中から愛用のモバイルパソコンと、カードリーダーを取り出すと、男のデジカメのカードをパソコンに読み込んだ。
データー量はあまり多くないようだが、それでも初めての大きな直接証拠だ、今夜ゆっくり確認することにする。
妻のパソコンもリビングのテーブルの上に置いてあったのだが、ロックがかかっていた、思い当たるパスワードはいくつかあるのだが、今は時間がないので止めておく、後日ゆっくりやればいいだろうと思えるから。今帰ってこられると全てが台無しになってしまうので俺は急いで退出することにした。
PM16時55分:急いで部屋を後にして再び監視体制に戻る
PM19時07分:駐車場に妻の車が帰ってきた
食材らしきスーパーの袋とワイン?と思われるボトルを持った男と妻がなにやらニコニコ話ながらマンション入り口に消える。室内に入って行ったのを確認後、南面ベランダ側に移動。
きっと今夜は取りあえず半同棲生活最後の夜なので二人でパーティーでもやるのだろう。
その後俺は二人のパーティーに他の人間が参加しないかを中心に、玄関側と南面ベランダ側を交互に監視するも、この夜はやはり二人だけで過ごすつもりらしく、他の参加者はいなかった。
時折このまま突入しようと言う誘惑にかられたが、なんとか思いとどまった。
今更二人のSEX現場に突入しても大して面白みはない、それよりは例のパーティー現場に突入して関係者全員の度肝を抜いてやりたい。人妻相手のSM乱交パーティーに参加していたなどという事実が明るみに出れば、それなりに社会的地位のある人間であれば恐らく致命的なスキャンダルになるだろう。また、妻の人生にもただの浮気などとは比べ物にならないほどのダメージを与えるだろう。
その時の彼等の驚き慌てふためく様を想像しながら、俺は目の前で展開される男として耐え難い屈辱を耐え忍ぶことにした。
PM21時35分:南面リビングの電気が消され寝室に移動した模様。始めたのだろう
PM21時40分:これにて本日の監視は終了することにする。
今日一日監視してみて感じたことは、やはりまだ心のどこかで迷いや信じたくない気持ちもあったのだが、男と一緒にいるときに妻が垣間見せた、明るく華やいだ表情を見てやっと分かった。
俺たち夫婦の関係はとっくの昔に崩壊していたと。
俺は思えばもう長いこと妻の笑顔なんて見ていない、殺気を孕んだ冷たい表情以外の妻の顔が思い出せない。これまでに何度も何度も、いったい何故こうなってしまったのかと考えた、でももう止めよう、もう終わりだ。あれはもう俺の妻などではない、
人間には決してしてはいけないことがある。人の家で、人のベッドで、人の妻を、楽しむなど、それも何人もの男で。どうして許せようか、例え妻がそれを望んだとしても。一度は愛し人生を共に誓い合った伴侶が暮らす、家で、ベッドで、他の男に抱かれることなど、それも同時に何人もの男に。自分が汚れ、墜ちるのは勝手だ、だが人生を共に生きてきた伴侶をいわれもなく汚し、辱めて良いわけがあるか!絶対に許さない。一人の男をここまで冒涜し、侮辱し抜いた償いをしてもらう。快楽の代償を支払って貰う。関係者全員の人生そのもので。
駅前のビジネスホテルに移動して、今日の戦利品である男のデジカメの映像をチェックした。約150枚ほどの画像が納められていた。衝撃的な内容だった。
画像には日付が入っていたのだが、大半は今月の上旬に行われたらしい。例のパーティーの日に撮影されたもの。
最初は最新ファッションに身を包みポーズを取って艶やかに微笑む妻。そこから数人の男達の手によって衣服を脱がされていく妻。やがて全裸にされて男達の手で大きく足を広げられ局部を晒された妻。体中を紐で縛られソファーに足を広げられた格好で固定されている写真。何種類ものバイブレーターを局部にかわるがわる入れられている画像。
青色のビニールシートの上に寝かされて体中に蝋燭を垂らされている妻。ビニールシートの上で四つん這いの格好で男達に交代でイチジク浣腸を入れられている妻。中には妻の尻にイチジク浣腸を挿入しながらニコニコして無邪気にVサインをしている奴もいる。
妻がビニールシートの上で縛られたまま苦しげな表情で洗面器の中に排泄している画像もある。男達が交代で色々な体位で妻を犯している写真。後ろに張り型を入れられ前を男に犯されている妻。
その逆の画像もある。男に犯されながら口でもう一人の男のモノをくわえさせられている妻。妻が犯されながらもう1人の男に電動マッサージャーを当てられている画像。ついには妻が男の上に乗りその上にもう1人が乗っかる形で2カ所に挿入されている画像。局部から大量のザーメンを溢れさせながら汗だくになって微笑んでいる妻。
それが最後でパーティーの映像は終了した。
後、その他の画像は数日間にまたがり最新の物は昨夜だった。
内容はパーティーの物よりはずっとソフトな物が多く、せいぜい妻が熱心にマスターベーションしているものか、局部から男の精液を溢れさせているもの、口で男の精液を受け止めているものぐらいだ。屋外での普通のスナップショットも多数あった。
あのパーティーでいったい何が行われていたかはっきりとわかった。
正直に言って今の心境は、怒りやあきれなどよりはむしろ心が冷え切った感じがする。ヘラヘラ笑いながらこの画像を世界中に配信してやったらさぞかし気分がいいだろうな、なんて真剣に思えてくるよ。まあいずれ時がくればこの画像は男達や妻の関係者達にばらまいてやるつもりだがね。
それだけで全員の人生は終わるだろうな、この画像の持つ意味とインパクトはそれぐらい強いと思うよ。何しろさすがにプロが撮影しただけあって実に綺麗に撮れている。ある意味芸術的ですらあるよw
しかし妻はいったいいつのまにこんな淫乱な怪物になったのだろう・・・それがわからない。いや、むしろこの姿こそが妻の本当の姿だったのかもしれん。俺が長い間気が付かなかっただけなのか?まあもう俺にはどうでもいいことだけどな。
でも決定的な証拠が手に入った。登場した男は全部で4人、ただし妻の浮気相手の男は映っていない。パーティーの様子をひたすら撮影していたと思われる。
全員見たところ40代から50代前半。明日この画像のコピーを興信所に渡して男達の素性を大至急探ってもらうことにする。
さてと、どんな偉い人が混じっているのかな?ワクワクするよ。恐らく妻のSMパーティーに参加したことのある男はこれで全部じゃないはずだ、でも一人も逃さないよ、絶対に。
まあ、パーティーの現場に突入すればどう考えても芋蔓式に全員の名前はわかるだろうけど。
それと今日のパーティー画像を見て思ったが、やはり手を貸してくれる人間が必要だ。自分と興信所の人間だけでやろうと考えていたが、何しろ相手の人数が多すぎる。
心当たりはあるので、友達に応援要請することにするよ。今日はなんだか心が寒くてしかたがない、心底寂しい、もう寝るよ。明日も早朝から監視体制に入る予定。
9月19日AM06時00分:起床
急いで身支度を整え出発
AM06時40分:コンビニで朝食を買い込み現地に到着
妻の車を確認、位置確認をした結果前日から動いた形跡はない。よって男は昨晩も泊まっていった模様
AM06時50分:南面ベランダ側に移動
リビングのカーテンは閉められたままだまだ眠っているようだ
AM09時00分:興信所に連絡して用件を伝える
1時間後に職員に俺が監視している場所にてDVDを手渡す段取り
AM09時47分:興信所職員到着
素早く物を受け取るとすぐに消えた
AM10時35分:リビングのカーテンが開けられた。やっと起きたようだ
この後俺は駐車場側に移動
PM12時05分:中学、高校と同じだった地元の親友に連絡。
今日の夜の8時に隣の駅のそばのファミレスで落ち合うことにした。
PM14時25分:妻と男が部屋から出てきた。そのまま車に乗り込み出かけていった。
男は昨日寝室で見かけたスポーツバッグの他にも後一つ大きなボストンバッグを持っていた。翌日に俺が帰宅予定なので一時的に部屋にあった全ての私物を持っていったのだろう。多分妻は男を送っていった後で大掃除をするつもりだと思われる
PM14時35分:俺は大急ぎで部屋に進入
昨日仕掛けたICレコを回収するとともに室内の捜索を行うが、寝室のゴミ箱のティッシュ以外にめぼしいものは発見出来なかった。やはり男の痕跡はすでに消されている
PM14時52分:急いで退室して監視ポジションに復帰
PM18時55分:妻が一人で帰宅
PM19時30分:監視終了。友人との待ち合わせ場所に向かう
監視の間に回収したICレコの内容を確認した。結局昨夜彼等は深夜の2時過ぎまで起きていた、と言うかやっていたのだが。実際音声だけなので何をどうしているかはっきりしたことはわからないが、男の体力というか精力に驚嘆すると共にSEXテクニックにも感心した。
4時間ほどの間、勿論途中で何度もインターバルをとりながらだが、男はずっと妻を責め続けていた。道具と自分自身を絶妙に使い分けて。録音されている音声から道具を使っている状態と自分でやっっている状態が、明確に区別できた。
その4時間ほどのSEXタイムでいったい妻は何度逝ったことか。まあ人にもよるのだろうが、女性がこれほど連続で何度も何度も逝けることを、正直言って俺は初めて知ったよ。残念ながら俺と妻との性生活の中では考えられないことだった。サレラリや嫉妬などではなく、俺は強烈な敗北感でいっぱいな気分になった。
卑猥な言葉で責め続けられ、卑猥な言葉を自ら口走り。自分は○○さんのSEX奴隷ですと何度も誓わされている妻の様子から、はっきりとわかったことは、彼女は完全に男のSEXに溺れている。もうどうしようもないぐらいに。
会話の音声はSEXの時よりははるかに聞き取りにくく、意味不明の部分が多々あったのだが。
妻は二人の半同棲生活が一旦終了してしまうことに酷く感傷的になっていて、寂しい寂しいと言っては執拗に男に甘えていた。それに対して男はまたすぐに会えるし、いつでも会えるからというようなことを言いつつ、懸命に妻をなだめていた。
妻が俺のことを「帰ってこなければいい」だの「過労で死ねばいいのに」とか言ってるのにはさすがにまいった。
後は彼等の会話の中で結構頻繁に3名の苗字が出てきたのだが、恐らくこの3名はSMパーティーの常連なのじゃ?と思われる。興信所に早速伝えた。
翌朝の二人の様子は、わりと会話は少なめで、妻がかなりナーバスになっているようで、口調にやや棘が感じられたのが印象的だった。
まあ全体的な印象では、妻は完全に男に入れあげている反面、男はそこまででは全くないようだが、ただ妻を手放す気持ちはさらさらない、と言ったところだな。日常会話が大半で重要な情報が何も無かったことは残念だ。
その後、隣町のファミレスで一番の親友と会ってきた。
彼は父親が造園関係の会社(石関係がメイン)をやってて、父親が会長で彼が社長なんだ。
俺とは長い付き合いだけどそれでもさすがに言いにくいもんだな、でも腹くくって証拠の全てを見せて全部話した。
友人は驚愕してたよ、そりゃあそうだろうな。彼もよく知っている俺の妻のあんな画像の数々を見せられてはね。相当本気で同情してくれて、自分に出来ることは何でも協力するって言ってくれたけど、憐れみと同情の視線がああも痛いもんだとは全然知らなかったよ。でもここまで追い込まれてそんなチンケなプライドなんて気にしていたら戦えないよな。
とにかく協力者は確保できた。明日の昼には俺は妻の元に帰宅する、そして妻の携帯やパソコンの情報を収集した上で、興信所からの関係者の氏素性の調査結果が整ったらその時こそ勝負だよ。仕掛けてSMパーティーを誘導して、そして突入、決着を付けるよ。勝負はこれからだ。
自宅マンションに帰還。
妻は間カメラマンと一緒の時に垣間見せた幸せそうな表情とは打って変わり側にいるだけでこっちまで凍りつきそうな表情で「お帰りなさい」
以前ならそれでも胸が少々痛いってくらいだったのだが、さすがに全てを知った今となっては強烈な殺意を押し殺すのに一苦労だ。
当然それ以上たいして会話も進むはずも無く、俺は黙々と持ち帰った荷物の整理をしていた。
午後3時過ぎに妻はなにやら用があるからといって出かけた。夕食は外で済ませてくるからあなたも適当に済ませてだってよ、まあいいさとにかくチャンス到来だ
行動開始。結果妻のパソコンから証拠及び情報確保。
妻は携帯の写メやメールをパソコンに転送していた。起動時のパスワードは妻と間カメラマンの誕生日を組み合わせたもの。。何度かためしてみて起動成功Lanケーブルを引き抜いてアウトルックを起動して送受信メールをUSBメモリにコピー。
後は日記のソフトから中身をコピー。ソネットの封筒から妻のメアドなどの情報を調べて、俺のモバイルから妻のメールを受信(メールはサーバーに残す)出来るように設定。以上で全て完了。知りたかった情報のほとんど全てはたったこれだけの作業で集まった。
間カメラマンと妻は約1年半前からメールのやりとりをするようになった。勿論それ以前からの知り合いだったのだが。間カメラマンは妻が読者モデルをしている女性誌の専属カメラマンで、何度か一緒に仕事をするうちに親しくなったようだ。
驚いたことに妻は1年前に突然俺が浮気をしているとの疑いを持って、というよりも確定的に俺が浮気していると思い込んだらしい。なぜそう思い込んだのかメールの内容にも日記にも書かれていないのでそこのところだけが謎だ。ただそれを間カメラマンに相談していたようで、そのころから急に親密になっていったようすがはっきりと読み取れる。
間カメラマンは妻が俺の浮気疑惑を相談するようになると一気に口説きモード全快で、ラブメール攻勢の前に妻がついに屈し始めて、関係をもったのが半年ちょっと前。モデルのプライベート紹介とかいう企画で間カメが俺のマンションで妻を撮影し折りに、段々言葉巧みに脱がされていき、最後は関係してしまったのが一番最初。
妻はあまり実家が裕福ではない貧しい環境で育ったせいもあって、元々かなり真面目で硬い。融通が利かないと言ってもいい。俺の浮気を何故だか確信していたこともあって、一旦関係してしまった後は、妻の貞操観念はいっきに崩壊していった。俺のことなど頭の中から吹っ飛んでしまったようだ。
その日以降、俺のことは妻のメールや日記にはほとんど登場しなくなった。もうほんと間カメ一色、なんだかな、、、、、妻が間カメに溺れて行くさまがはっきりと読み取れる妻の日記はカメ一色、カメ、カメ、カメ、カメぶっ殺してやりたい、
妻の両親は2年前に離婚している。もともとちっぽけな町工場を経営していたのだが、長引く中小企業の不況の最中、ついに疲れ切った父親がパートの×1中年女性と不倫。そして発覚後はお定まりのハイ熟年離婚一丁完了。
父親は女と逃亡、残された母親は借金まみれの町工場を清算。小さなアパートに引っ越して一人で侘しく暮らしてる。義理母の生活の面倒は妻の弟と俺が見ているようなもんだ。
でも義理母は気丈な人で、結婚前から随分と俺にはよくしてくれた。妻と一緒に実家によるたびに一生懸命もてなしてくれる。帰りには近所の農家で新鮮な野菜などをわけてもらってきて俺達に持たしてくれる。いつも娘をよろしくお願いしますって真剣な目で頼まれる。
でもスイマセンもう俺には無理です。怒りと憎しみと屈辱で気が狂いそうです、限界です。お許しください、もうすぐ貴女の娘を地獄に叩き落します。
断じて言うが、俺は妻と結婚して以降浮気したことなど一度も無い。妻は俺にとって愛しい大切なただ一人の女だった。経験がある人間にはわかると思うが、そんな女がある日突然自分を拒否したら毎日毎日なんでだ?何故なんだ?の繰り返しで、愛しい女の心を取り戻すにはどうしたらいいのか?そればっかり考えるんだ。そこに他の女が入り込む余地なんて存在しない。苦しみ抜いて、悩みぬいた挙句に見せられた妻の現実。
心は一気に醒め、憎しみと悲しみとそしてゆっくりと怒り、怒り、怒り、それでも俺には妻がカメのSEXにはまり、SM調教されていくさまを知っていく過程は何か無性に悲しかった。
妻とカメが複数プレイを開始したのが約3ヶ月前。以来6回開催されている現場は全て俺のマンション自宅だってことが妻に安心感を与えていたようだ、
日記からその妻の心情が読み取れる。最初は妻とカメ&客1名。回を重ねるごとに客は増えていった。
ただ客の選定はまず初めにカメが妻に客の詳細なプロフィールを教えて、妻が書類審査でおkを出すと面接、それに合格して初めてパーティーに参加できるようだ。
お客さんがた覚悟してくださいよ、あんた達の氏素性は全てわかりましたから。貴重な情報だったよ、興信所の仕事が一気にはかどるな、早速興信所に伝えた。3日で全て調べろって言っておいたよ
興信所からの連絡で、妻は中心部のシティーホテルでカメと合流。食事もせずに近隣のラブホに移動したことはわかっている。
俺はここのところまともな食事をしていない。理由はどうにも食欲がないから。今日は特に食欲がない。到底食べられそうにない。2ヶ月前に再開したタバコがどんどん増える。今夜は久しぶりにウイスキーがお好きですか?だな、、、、、
飲めば多少でもつまめるからさ、なるべく高カロリーなつまみにしよう。
妻から連絡。友人の相談で帰りは23時すぎるそうだ、勝手にやってろ、好きなだけ。しかも母親が風邪気味だから明日の昼に実家に帰るって、そんなに俺といるのが苦痛なのか。
でも心配するな、それももうじきに終わりだから。チャンスだな、、、、、明日はSMホイホイの最後のセッティングがゆっくりできそうだ
だめだ、やっぱ全然眠れない。妻の日記の内容や詳しい経緯が気になってしょうがない。
結局この時間まで一人でSM会場のリビング&キッチンで一人でしこしこ調べてた。妻が帰ってきたのは結局夜中の1時過ぎ。さぞかし頑張ってきたんだろうな、疲れた表情で冷たい視線で俺に一瞥くれてそのまま風呂も入らずに眠てやがる、ああ風呂はもうラブホで入ってきたもんな、なんだかな、、、、、、
日記とメールの内容はもうほんと爆笑もんだ
「今日○子の中で出せて感動した、○子が俺の女だって初めて思えた」
「うん、私もうれしかった」
「俺はいつでもどこでも○子の中に出したいよ」
「いいよ私の中に出して、私もカメさんが私の体に満足してくれた瞬間を実感したいから」
次の日早速妻は産婦人科でピル貰ってきて飲むようになったとさw
妻がツルマンな理由は
「明日○子のあそこの毛を全部剃るからね」
「えーなんで嫌だよ」
「だめだよ○子は俺だけの女だろ?もう俺以外の男とは絶対にしないって言っただろ?」
「俺はその証が欲しいんだ、○子が俺だけの女だって」
「うんわかったよ、○子の毛剃ってもいいよ、○子はカメさんだけの女だもん」
やってられるかよ死ねよドアホウ!これが初めてやってから1月頃の会話
その後映画館でパンティー脱がされて指で逝かされたのを皮切りに、ファミレスで飛びっ子で逝かされ、夜の公園での妻全裸ファック、白昼のデパートの男子トイレでのファック、この頃にはノーパン、ノーブラデートは日常化していて
「明日のデートで○子の後ろの処女を貰うよ、俺が○子の初めての男になるんだ」
「怖いよ」
「だめだよ、○子は俺の女なんだから」
んでやったらしくて妻の感想
「初めてなのにあんなに何回も逝くなんて信じられない」
「今もカメさんが私の中に入ってるみたいな感じだよ」
それから野外露出にしばらくはまったらしくて、緊張した、ドキドキした、人前で逝くなんて恥ずかしいときて、ついに複数プレイ開始。
「○子が客1に抱かれながら必死に逝くまいと我慢している表情に最高に興奮した」
「客1さんがに抱かれた後はすごい恥ずかしくて悲しくて泣いちゃった」
「でもその後カメさんが一晩中抱いてくれてたのが嬉しくてまた泣いちゃった」
「○子がいつもよりもずっと感じてるのがわかったよ」
「それに○子が客1に抱かれてる姿を見て嫉妬と興奮でおかしくなりそうだったよ」
「こんなに興奮したのは始めてだ、でも誰に抱かれてても○子は俺だけの女だから」
「恥ずかしいし辛いけど、でもカメさんが喜んでくれるなら私我慢する」
って何んでもいいけど死ねよ変体カップルが。
カメよオマエ普通に女抱けねーのかよこのど変体野郎が!
怒りで気が変になりそうになりながら、ひたすら読み続けている自分が哀れだ悔しいなあ、なんでこんな屈辱感じないといかんのだ?
まだ未練があるのかな、なわけねーよ憎しみしか感じないよ、、、、、、カメが繰り返し何度も
「○子のマ○コは最高だよ、いつも俺は直ぐに逝きそうなのを必死で我慢してるんだ」って誉めてるんだが、そんなにいいか?
俺も妻と結婚する前はそれなりに色々あったけど、妻がとりたてていいって思ったことはないけどな~まあ細巨乳のナイスバディーだし、顔はかなり整ってるから、総合点ではそこそこだとは思うけどな。
しかしこのアホなやり取りが47歳の中年男と30近い人妻のやりとりなんかねwもう正直妻とここにいたら俺は長くはもたない、一刻も早く決着付けるしかないな。妻の氷のような視線と徹底的に俺を無視する態度に、殺したい気持ちを抑える自信がない。
なんてことを書き綴ってるうちに結局一睡も出来ないままに夜明けだ。この2ヶ月で体重は8キロ減った。頬はこけて独身時代の精悍さwが戻ってきてるが、妻は俺が痩せたことなんて全く気がついていない、って言うか気にしていない。
まあ早く死ねばいいのにって思ってるんだからしかたがないか、、、、、、
妻は9時ごろ起きてきて、俺と一言も言葉を交わさずにそそくさと身支度を整えて、10時過ぎには出て行った。すんなり実家に帰るわきゃねーわな、まあかってにしてろよ、俺はSMホイホイの仕上げするから。
午後12時にあらかじめ呼んでおいた親友Aが自宅に到着。早速二人でSMホイホイの仕上げ開始。
1台目のピンホールカメラを寝室に設置。電動工具を駆使して何とか設置完了。寝室の壁紙と同系色のパテで仕上げしてやっと完了。その後、同様の作業をリビング&キッチンで3箇所。
終了したのは午後7時を回っていた。これでパソコンで室内の4箇所を常時確認出来るはずだ。
俺のマンションの真上の部屋に住んでいるのは、俺と同年代のリーマン。2年前に離婚している×1男性。
俺は彼とは会社の行き返りで度々一緒になっていて、段々と親しくなっていった。会社帰りで一緒になった際に、何度か途中の居酒屋で飲んで雑談に花を咲かせた間柄。ここではあえて書かないが、彼達夫婦が離婚に至った理由も知っている。
午後7時半ごろに彼の携帯に連絡した。幸い彼は今この時間に部屋にいたので、親友Aとともに一階上の彼の部屋にお邪魔した。
ひとしきり久しぶり元気だったって話をした後で、俺は切り出した。
今の俺の状況を余すところ無く説明して上で、突入時にこの部屋を使わして欲しい、この部屋が作戦には絶対に必要不可欠だってことを。
俺は当然にその代償として10マン払うからって言ったのだが、彼は最初驚いて絶句していたが、やがてそれは全然かまわない、ただし金はいらないから、その代わりに自分もその日には協力させて欲しい、とても他人事とは思えない、力になりたいって。
なんだかな、やっぱサレ夫同士の連帯感って結構あるんだな。こんな地獄を経験した人間じゃないとわからんもかのしれんけど。ひょんなことから協力者新たに一名確保。
さっそく彼の部屋のベランダでSMホイホの動作チェックおk良好、映像、音声100点万点ではないがそれなりに満足ゆく結果だ。
さあ当日はお楽しみだ、ここで一部始終を監視した上で最高の瞬間に突入してやるよ。さあてどの瞬間にしようかな。
この後3人で近所の居酒屋に移動、計画の詳細な詰めを行う。当日は親友Aは会社の若い衆を4人動員してくれる。なるべくガタイのいいのをえらんでくれるそうだ。さて準備は整った、後は奴らをきっちり嵌めるだけだ。
結局昨夜は2時間ぐらいは寝たかな、こっちにかえってきて以降いろんな思いがよぎってまともに眠れない。胃が荒れてきたのが実感できる。全く食欲はないのだが食わないともたないからさっき牛丼屋で並ツユダクを無理矢理流し込んできた。思えばここ数日食い物をうまいと思って食ったことがないな。東京にいる間はまだこんなことはなかったのだが、、、、、、
結局妻の日記とメールを読み続けている。妻は当然まだ帰ってこない。今日は興信所は張り付いていないが、妻とカメのメールは筒抜けだからな。
今日も昼にデパートで待ち合わせ、一緒に食事してからホテルだろうな、ああ違うか、デパートのトイレでやるのかなw
カメはここんとこ妻の体にロウソクを垂らしながらやるのがお気に入りみたいだ。ロウソクが垂れる瞬間にビクビクってなるのが気持ちいいんだと。あと、SMパーティーの時はカメはひたすら撮影や、みんなにこうせいああせいって指示するだけで自分はやらないみたいだ。
そんでパーティーが終ってみんなが帰った後で、汗と精液まみれでグッタリした妻をゆっくり時間をかけて抱くのが一番のお気に入りなんだと。他の男達にさんざんやられて逝かされたところを、恋人に観察されて恥ずかしさと後ろめたさでいっぱいの妻の反応に興奮するそうだ。
気色悪い、全く変態の嗜好は理解できんな
「みんなが○子のことどうしても見たいって言ってるから今度みんなで宴会しよう」
「○子みたいな奇麗な女みんな初めて見たって感動してたよ」
「○子のヌードグラビア見せてもいいだろ?みんなが見たいって土下座して頼むんだ」
「○子のあの時の声がどうしても聞きたいって」
「○子の生の裸が見られたら死んでもいいて言ってるよ」
「○子と俺がしてるとこ見せてやろうぜ、きっと凄い刺激だと思わない?」
「客1にいやらしいことされてる○子がどうしても見たい」
「客1と俺の二人に責められて、死ぬほど感じてる○子のことを想像するとたまらないよ」
「○子が他の男に抱かれて必死で感じまいとしてる表情が見たくてたまらない」
「○子は俺以外の男に抱かれても逝かないよな、俺だけの女だから」
「大勢の男に責められてる○子がどうしても見たいんだ」
こんな糞メールいつまで見ててもしかたがないんだが、見ずにはいられないんだ、未練なんてないはずなのにな、たまらなく悔しいな。どうあってもカメは殺す。俺は竜宮城にはいけそうもないよw
ちょっと前に興信所が客達の素性をほぼ確認した。詳細をメールで送ってくれた。さすが大手は仕事が速い、大金使ってるだけのことはあるな。
概略だけ書き込む前からわかっていたがまずカメから。
年齢47歳、既婚、高校生の娘 ×2 職業カメ、売れてない 年収推定650マン 妻の推定パート年収200マン
客1(前回参加)年齢47歳、カメの高校の同級生 ぎりぎり大手のゼネコンの部長職既婚、大学生の長男、高校生の長女年収推定1400マン
客2(前回参加)年齢47歳、同じくカメの高校の同級生 大手ハンバーガーシュップのフランチャイズオーナー(現在4店舗)既婚、高校生の長男 年収推定1200マン
客3(前回参加)年齢46歳、同じくカメの高校の同級生一昨年社会保険労務士開業既婚、中学生の長女、中学生の長男 推定年収160マン妻の推定パート年収250マン
客4(前回参加)年齢45歳、カメの三流私大の後輩洋風居酒屋のオーナー(2店舗)×1、大学生の長男と高校生の長女、ただし両名とも元妻と暮らしている 推定年収800マン
客5(前回不参加)年齢57歳、カメとの関係は不明 超大手自動車メーカー早期退職後現在は下請けの取締役既婚、28歳長女は既婚、長男はサラリーマン、次女も勤務 推定年収1400マン
客6(前回不参加)年齢37歳、カメが契約している広告代理店の社員既婚、小学生の長女推定年収900マン
現在確定出来ているのはここまで、後客は数名いる。
妻が帰ってきたのは午後8時過ぎ。ただいまも言わずに仏頂面で、帰ってくるなりそそくさと風呂にはいって寝室で本読んでる
もう限界だ、うんざりださっき妻に仕事の関係で東京に急遽戻らなければいけないと告げた。明日の昼には出発するって。帰りは最短で2週間後と伝えた。
気のせいかもしれないが、妻は一瞬嬉しそうな表情を見せたような気がする。
もう妻の日記やメールを見るのは止める心を壊すだけだからな、今夜からは来たるべく復讐のその瞬間を想像しながら寝ることにする。休み明けに俺は長年勤めた会社に辞表を提出するよ、辞めるなら、一仕事終わった今が一番都合がいいから、会社にとっても俺にとっても。
関係者全員を地獄に叩き落すには、やっぱり自分も無傷じゃすみそうもない。場合によったら最悪警察に逮捕される危険も十分あるから。結局全てを捨てないと、とことん戦えないんだな。
少々フライング気味だが犀は投げられた。妻とカメのメールは全て俺の監視下にある。食いつくのを待ってけりをつける。必ず、俺が再び出張すれば、例のパーティーは開かれるだろう。その時には突入あるのみだ。全員に快楽の代償を支払ってもらう、金なんて関係ねー
今日の昼過ぎには駅前のビジネスホテルに移動。質素で小さな部屋だが、妻がこの部屋にいないって事実が俺に安らぎを与えている。たった数日だったが、全てを知ってしまった今となっては、妻の挑発的な態度や人を小ばかにした態度に我慢ならない。
人間てな弱っちい生き物だな、ストレスで胃に穴があきそうだった。しかし自分があれだけふざけたマネしておきながら、俺を激しく憎んでいる様子の妻が、心底理解できない。そんな女じゃなかったはずだが、、、、、、
俺が東京に戻ると伝えると、きのうの深夜、妻とカメは活発なメールのやり取りをしていた。例のパーティーは木曜の8時から開催される。
「ヤッホーあいつ仕事のトラブルとかでまた東京に戻るって言ってたよ」
「帰りは早くても2週間後だってさ、ヤッター」
「そうかよかったな、ところで○子まさか旦那にやらせてないよな?」
「当然だよあんなやつにさせるわけないじゃん」
「うん、いい娘だ、○子は俺だけの女だからな」
「わかってるよ、私はカメさんのもんだもん」
「よしよしじゃあ早速お祝いのパーティーしなきゃな」
「えーまたやるの~?」
「何だよいやなのか?いつもあんなに感じてメロメロなのにか?」
「だって~」
「やるの!俺はみんなに責められてエロエロになった○子を見るのが大好きなんだよ」
「聞き分けの無いこと言ってるとお仕置きするよ」
「いやー何でも言うこと聞くから」
「よーしいい子だ、木曜の8時ごろにしよう、急だけどみんな○子の体に夢中だからけっこう集まると思うよ」
「えーそんなに大勢こなくていいよ~」
「何言ってんだよ、○子は最高の女なんだから楽しみにしてるんだよみんな」
「○子みたいな女とやれる男が世の中に何人いると思ってるんだ?お前は男達の憧れなんだよ、大抵の男は一生に一回でいいから○子みたいな女とやりたいって思ってるんだ」
「だからお前はできるだけ沢山の男達にやらせないといけないんだよ、わかったか?」
「えーっ、そんなあ、恥ずかしいよ」
「聞き分けのないこと言ってるとこないだみたいにノーパン、ノーブラで痴漢だらけの電車に乗らせるぞ」
「わかったよ、○子言うとおりにするよ」
「そうそうそれでいいんだよ、きっと今回は前と後ろでサンドイッチされて失神するまでやられるぞ」
俺はホテルに着くとすぐに友人A、友人B、興信所に連絡した。何しろ木曜日まで日数がない、明日の夜に集まって作戦会議をする。ほとんど決まっているが、現場では何が起こるかわからないから念には念だ。突入に必要な機材はすでに調達してある。
当日の参加メンバーは、俺、興信所2名、友人A、Aのところの若い衆4名、友人Bの計9名、役割分担も決まっている。
2ヶ月前の衝撃のあの日からここまでくるのが長かった。次々明るみに出る衝撃的な事実を前に何も出来ないのが辛かった。やっと戦いを始められる、ほっとしていると同時に嬉しい、たまらなく。
俺たちに突入されたときの奴らの顔を想像すると思わず逝きそうになるよw
現場の様子は友人Bの部屋から全て監視できる。妻にとっては最高に屈辱的な瞬間に突入するよ。興信所からは野頃の客2名の情報が届いた。ただこの二人は参加回数はかなり少ないようだ
客7(前回不参加)年齢44歳、客1の会社の取引先の社員と思われる既婚、中学生の長男推定年収700マン
客8(前回不参加)年齢32歳、カメの業界のカメの舎弟分未婚、推定年収300マン以上
で、客も全て確定できた。さあ後は俺にとってのパーティー開始だ。突入まで残り48時間を切ったな。
今日朝一で長年勤めた会社に退職願を提出してきた。いきなりだったのでさすがに上司はずいぶん驚いていた。俺は父親の反対を押し切って今の会社に就職した経緯もあって、同期の中では群を抜いて愛社精神なんてものがあったようだ。出張や単身赴任なんかも嫌がらずにすすんでこなしてきた。そんな関係からか、若いころから色々な上司に可愛がってもらっていて、同期の中ではかなり出世も早いほうだったんだ。次の単身赴任を無事にこなせば課長に推薦してくれるって話も貰っていたんだ。
そんな俺の突然の退社だから、上司は何度も引き留めたし詳しい理由を聞きたがってた、でも本当の理由なんて言えるはずないよな。俺だって本音を言えばやめたかないさ、でも会社に迷惑はかけられないし、それになによりも俺はもう燃え尽きちまったよ。
なんのためにこれまで働いてきたのか?何を守るために頑張ってきたのか?わかんなくなっちまったんだ。せめて子供でもいれば違ったのかもしれんけど。それに、俺の代わりなんてすぐに見つかるし、何人もいるからな。俺が戦おうとしている相手はあまりにも多い、それに社会的に地位がある相手も何人もいるから、奴らに地獄を見せようと思えば、俺も無傷じゃ済みそうもない。でもここまで辱められ、馬鹿にされた男にとっては復讐だけが今の心の支えだ。
今日6時30分ごろから集まって作戦会議をしていたのだが、もう今更決めることなんてほとんどなくってかなり早く終了したよ。ただ興信所の人間以外の友人A及びBは今日の段階からかなり緊張、って言うか入れ込み気味で、とくにAはなんか挙動がおかしいんだがw
Aは身長193センチ体重100キロの巨漢なんだが、待ち合わせの店内に入ってくるなり鋭い視線できょろきょろと店内を見回して席につくなり「怪しい奴はいないようだな」って怪しいのはお前だってのw
簡単にいうと気分は24のジャック・バウアーなんだよ。
途中で自分とこの若い衆に携帯で
「明日は予定通りに突入する、いいかくれぐれも冷静に」って頼むから、お前が冷静になって感じ。いきなり暴れたりしなきゃいいけど。
BはBで自分の過去と今回のおれの件がどうしても重なってしまうみたいで、ある意味間男達に俺以上の憎しみを感じてるみたい。
明日は昼過ぎにはおれとAはBの部屋で俺のマンションの部屋の監視を開始する。日中の俺の仕事は、妻が外出した隙に部屋に侵入して再びICレコを仕掛けることだ。Bは6時過ぎには仕事を終え合流する予定。興信所の2名及びAのところの若い衆は6時に合流
明日は決戦だ、どうにも心が騒いで今夜は眠れそうにないよ。しかし明日一日で終わりじゃない、むしろ明日やっと戦いが始まるんだ。これからは体力勝負だ、体が弱れば意志も弱るから、少しでも体力を温存しなきゃな。酒の力でもなんでもいいから何とか寝られればいいんだがな。
さて、決戦の日がついにやってきた。
昨夜はさすがにほとんど眠れなかった。数か月の苦悩からやっと解放される。期待いや、胃に穴が開きそうな悔しさや憎しみについに恨みが晴らせる期待に心が躍って眠れなかったんだ。全く食欲はないのだが、無理やりファミレスで朝食を流し込んだ。
10時すぎには俺はBの部屋に到着した。約1時間ほど前にAがBの部屋に到着、合流した俺の部屋を監視しながら、二人でコンビニの弁当を食っている。
妻はのんびりしたもんで、11時近くにようやく起きてきて、昼食後にはTV見たり雑誌見たりでだらだらしている。まさか監視されてるなんて思ってないから、女の素の姿なんてあんなもんだろうな。
Aは落ち着かない様子でギラギラした視線のまま部屋の中をうろうろしている。正直でかい図体でうろつかれると目ざわりでしょうがねーよw大食漢のくせに昼の弁当を残している、大丈夫かなーこいつ?
しばらく前に妻が買い物に出かけたので、マンションの玄関口をAに監視させながら部屋に侵入、無事にこの間と同じ場所にICレコ設置成功。大至急Bの部屋に戻りAに携帯で戻るよう連絡。再び部屋にて待機中、15分ほど前に妻はエコバッグ満載の食料品を購入して帰宅。なにやら料理を始めている
午後6時少し前に今日の突入メンバーが無事全員揃った。全員緊張した面持ちで落ちつか無げにしている。モニターの周りは人だかり、つかもうチョイ離れろ暑苦しいって。
俺は何故だかわからんが妙に落ち着いている、まるで他人事のような心境だ。4時半少し過ぎにカメが大きなボストンバッグ二つを持って部屋に到着。その後また車に戻り二つ折のビニール製のクッションマットを持ってきた。さらに大きな紙袋を二つ持ってやっと終了。全くご苦労なこった
カメは冷蔵庫から缶ビールを出してきてソファーに座って飲んでいたが、もうじき始まるパーティーへの期待とキッチンで料理している妻の後ろ姿に欲情したらしく、キッチンへ行き妻の手を引っ張ってきてソファーの前に膝まづかせると、穿いていたズボンとボクサーパンツを脱ぎ捨てて、いきなり咥えさせた。
妻はねっとりと激しく男の物をしゃぶっていた。はじめゆっくりとした動作で愛おしそうにしていたが、次第にピッチを上げ段々激しく、最後のころには喉の奥深くまで使って奉仕していた。そのプロはだしのフェラテクに俺は驚きと衝撃を受けた。ここまで仕込まれていたのか、、、、、
やがてカメは逝きそうになったのか、妻をソファーの上に押し倒しスカートをまくり上げ、乱暴にパンティーをはぎ取ると前技もなしにいきなりバックから挿入した。Tシャツをたくし上げブラを外すと激しく突きまくりながら乱暴に乳房を揉みしだいた。乳首をつまんで捻ったりしながら突きまくっていた妻が激しく感じているのがここからでもはっきりとわかった
やがてソファーを掴む指に力が入り、白い尻をビクビクと痙攣させて妻は逝った。
カメはほんの一瞬だけ動きをゆっくりにした後、再び激しく突きまくった。弛緩して力が抜けていた妻の体が再び硬直すると、またあっという間に大きく痙攣してこんども妻は激しく絶頂を迎えた。
今回はカメも我慢するつもりはないらしく顔を上げて呻くような表情を見せながら妻の中に放出したそのまましばらく妻の上に覆いかぶさり力を抜いてじっとしていたがただその間もゆっくりと前後に動いているカメの腰が壮絶な生々しさだやがてゆっくりと妻の中から自分のソレを引き抜いた。
カメは妻に口で綺麗にさせた妻が丁寧にカメのソレを口で掃除して、突然始まった彼らのSEXは終了したその間ものの5分ほどだが、あの短い時間で激しく2度も達した妻を見て女としていかに開発されているかを改めて思い知った。もう妻はけっして戻れないところまで行ってしまっている。
その後彼らは二人でバスルームに消えていったがしばらくして戻ってくると妻は何事もなかったかのように料理を再開した。一部始終を見ていたAは顔面を蒼白にさせてワナワナと巨体を震えさせながらポツリと一言
「許せんよ、馬鹿にしやがってあいつら殺してやる!」目が充血しているいよいよやばくなってきた。でもそんなAの様子を見ていて俺は自分がどうしてこんなに他人事のように冷静でいられるのか不思議だった。
実際しばらく前だったならとても正視はできなかっただろうし、正気ではいられなかったと思う多分これは人間の自己防衛本能のなせる技なのではないかと思う。妻に対する執着と恋慕による苦しみで心が壊れてしまわないように、苦悩が限界に達した瞬間に心が一気に反対側に振られた、そんな感じだ。
実際今感じるのはプライドを傷つけられた怒りと憎しみ、そして何よりも強いのが嫌悪感、はっきり言って妻のことを気持ち悪く感じ、さわりたくない、触れたくない、汚い、こんな感じなんだだからこんな汚いものを他人がどうしようとどうだっていい。どこで気持ちが反転したのかは正直言って定かではない、気がついたらこうなっていた。
残念ながらA以外はこの衝撃的なショーを見ることはできなかった。
その後6時ごろに客3と客6が到着男3人でパーティーの会場作りが始まった。ソファーを部屋の隅に片付け、青いビニールシートを敷き詰めて部屋の真ん中から少し外れたところに木製のダイニングテーブルを移動して、さらにそのテーブルの上にカメが持ってきた折りたたみのビニールクッションを敷いてもう一つのビニールクッションは部屋の中央の床に広げて準備は終了。客1と客5が相次いで到着したのが6時45分ごろ。
今のところ彼らは缶ビールを飲みながら、妻が作ったつまみを食べて談笑している。いぜん妻は料理を続けているので、まだパーティーが始まる気配はない。映像はかなり奇麗に見えるのだが、どうも音声がいまいちだな。妻の高い声はかなり奇麗に拾うのだが男の特に低音の会話が少々不明瞭だ。まあ贅沢言ってもしかたがない、これだけ拾えれば上出来の部類だな
結局その後新たな参加者はなく、当日のパーティーは妻とカメそして4名の客で行われた。妻が料理を終えて、それからしばらくの間は全員でビールを飲みながら歓談していた。8時少し過ぎにカメが妻の手を引き二人で寝室に移動。
カメは妻を抱きしめてしばらく熱の入ったキスをした後で、妻の服を脱がせにかかった。全裸にすると予めベッドの上においてあった赤い麻縄で妻を縛り始めた。俺は初めて見る光景だが、カメは実に手慣れた様子で妻の体に麻縄をかけていった。妻はうっとりとした表情で力を抜きカメのなすがままになっていた。
ものの数分で実にきれいな形の後ろ手縛りの亀甲縛りの完成。カメは妻の股間縄の具合を確かめた上で満足そうにニヤッと笑った。次にカメは黒い革製の首輪を妻の首に巻き鎖をつないだ。最後にこれもお揃いの黒の革製の目隠しを妻にして終了。
8時15分ごろ、妻はカメに鎖でひかれながら皆が待つリビング&キッチンに登場。一斉に歓声があがる。そしていよいよパーティーが始まった。
妻はカメに引きたてられて部屋の中央に設置されたビニールマットの上に正座させられた。カメを除く全員はすでに全裸になっている。一人の客が妻に近付き、目隠しされている妻の頭を両手ではさんでパーティーの興奮からすでに勃起している自分のモノを咥えさせた。
妻は自分から頭を振り一生懸命しゃぶっている。10秒か15秒で男は離れた。その後カメが妻になにやら尋ねた、妻はしばし考えた後、一人の男の名前を口にした。さきほどの客が歓声を上げてガッツポーズ。革製のバラ鞭を手にすると妻を四つん這いにさせて、尻や太ももを何度も鞭で打った。そのたびに妻は尻を振り体をのけぞらせて悲鳴をあげた。
目隠しされて何も見えない状態の上に、ビックリするほど大きな音がするバラ鞭の音が、妻に余計に大きな恐怖心を与えるようだ。
男達の興奮で静まり返った室内にパシーン、ピシーっと鞭の音が響き渡るたびに妻は
「アアアー」
「ヒィーー」
「もう嫌ー」
「お願いもう許してー」と絶叫している。
男が10回妻を鞭打つと再び妻は正座させられて次の男が彼女に奉仕させた。そうして男が離れるとまたカメが妻に質問、今度は妻は自分がしゃぶった相手がだれかを当てたようだ。妻は安堵したが、男は大げさに落胆して見せた後、妻を取り巻く列の外側に出た
このゲームは男が最後の一人になるまで何度も何度も続けられた。どうやら勝ち残った男が今日最初に妻に挿入する権利を獲得する決まりらしい。このゲームの勝者の男は、何十回も鞭打たれ汗ばみ荒い息遣いの彼女をマットの上に横たわらせた。そしてねっとりと舌を絡め口づけをし、耳や首筋を舐めまわし、亀甲縛りされている妻の乳房をもみしだき、乳首を摘み、捻り、口で吸い、舌先で転がし、噛んだ。目隠しされたままの妻はそのたびにビクビクと反応し、頭を振り乱し、「アッ」「アア」「んんんん」と何度も声を上げた。
やがて男は妻の両足を折り曲げ、開くと股間に食い込んでいる麻縄をずらして彼女の秘部を指で大きく開いて、しばらくもう片方の指でいじり回し、挿入して注挿を繰り返していた。男はいよいよ妻の両足を限界まで開かせると、顔を妻のアソコに近づけ舌先でクリトリスを転がし、吸いつき舐め回し、舌を限界まで奥に挿入していた。妻は男の舌が自分の中に入った瞬間「アア」っとひときわ大きな声を上げた
男は十分に満足すると自分のモノを何度かしごきながら一気に妻に押し入った。男が押し入った瞬間妻は「アアアアー」っと一声大きく絶叫すると、男に責められている間じゅう荒い息遣いで喘ぎ続けていた。周りを取り囲んでいる男達は今や興奮の極みで、妻の表情や男に貫かれ出し入れされている彼女の秘部を凝視しながら、野碑た言葉やヤジを浴びせていた。
「すごいよ○子ちゃん、マ○コ丸見えだよ、入ってるよ」
「ぐちゃぐちゃになってるよ」
こんな言葉を浴びせられるたびに、妻は激しく喘ぎながらも「いやー見ないで、見ちゃダメー」などと頭を振りながら必死で叫んでいた。
男は始めのうち妻の体を味わうようにゆっくりと注挿していたが、段々とピッチを上げて最後には腰を彼女の股間に激しく打ち付けるようにして責めていた。男の腰使いが激しくなるにつれ妻の喘ぎ声は大きくなり、「ああ、もうダメ、イク!」と体を何度も痙攣させながら、とうとう妻は絶頂を迎えた。男はただまだここではフィニッシュするつもりはないらしく、自分が逝く直前に妻の中から引き抜くとハアハアと荒い息をして満足そうな笑みを浮かべていた
そこでしばらくの間彼らは休憩をとり、ビールを飲んだり妻が作ったツマミを食べたりしてくつろいでいた。男に逝かされグッタリした妻は休憩の間、マットに横たえられて腰の辺りにバスタオルが一枚かけられていた。
男達の休憩が終わると今度は、妻は男達に抱えられてビニールマットの引いてあるダイニンゲテーブルの上に乗せられて、両足を大きくM字に開脚した格好で固定された。そして二人の男が妻を動けないように抑えながら両方の乳首を弄び、一人の男がスティック状のバイブを妻の秘部に挿入して注挿している。
最後の男に電マでクリトリスを責められながら妻は
「アアア、アアアア、ダメ、ダメ、ウウウ、イキそう、イキそう」
縛られ押さえつけられた体を激しく痙攣させてあっという間に逝きそうな様子を見せた。しかし男達は妻が逝く寸前にすっと電マを離し動きを止めた。これを何度も何度も繰り返されるうちに、妻はどんどん乱れていき、ついに自分から必死で懇願していた
「いやーやめないで、お願い」
「あああお、願いだから逝かせて」
「お願い逝かせて、一度でいいから逝かせてーーー」
彼女は切なそうに尻をひくつかせながら絶叫していた。
デジカメとビデオカメラでそんな妻を激撮していたカメが妻に聞いた
「じゃあ後で浣腸させるな?」
「嫌、絶対に嫌、浣腸はいやー」
「じゃあしょうがないな、逝かせてやれないな」
そうしてしばらくの間また男達に責められ続けついに妻は泣きながら叫んだ
「ああ、ああ、もうダメ、もうダメ、なんでもするからー、逝かせてー」
「ちゃんと口にだしてはっきりと言わないか!」
「浣腸します、○子にみなさんで浣腸してください」
さんざん焦らしぬかれた妻はついに絶頂を迎え、全身を激しく痙攣させ、押さえつけられた体をよじりながら激しく逝った
「気持ちいい!気持ちいいよ!ああ、ああああ、イク、イク、イクーーー」
妻はふいごのように荒い息をしながら小刻みに痙攣を繰り返し、全身に玉の汗を浮かべて放心している。
しかしそのほんの数秒後、再び男達は妻を責め始めた。やっと訪れた絶頂の余韻に浸る間もなくまた妻は追い立てられていった。体を押さえつけられ動きたくても動けない彼女は、それでも必死に身をよじりながら泣き叫んでいた
「ああ、ダメ、ダメ、またイク、ううう、ああ、イク、イク、ひぃーーー」
立て続けに逝かされ、いよいよ彼女の全身の痙攣は激しさを増した。しかしまだ男達は彼女を責める手を休めてはくれない。そうしていったい何度妻は逝かされたのだろう。
「ヒィー、もうやめて、お願い!もうしないで!ああああ、少しでいいから休ませて」
そんな彼女の必死の懇願は、興奮の坩堝の男達の欲情に油を注ぐだけのようだ。男達の表情にもはや笑いはなく、彼らはギラギラした残忍な視線で、汗だくになり泣き叫ぶ妻をひたすら責め続けた。
「ヒィーーー、もうやめてー、死んじゃう、壊れちゃうよー」
頭を振り乱し、絶叫しながら泣き叫んでいる。
全身を淫具で責め抜かれ立て続けに何十回も登りつめさせられた妻は、最後にひときわ激しく体をビクンビクンと波打たせると、ついにガックリと失神してしまった。ダイニングテーブルの上でダラリと全身の力が抜けた状態で横たわる妻の汗だくの白い裸身は、まるで死体のようで異様に艶めかしい。失神している妻の裸体にさきほどの小さなバスタオルがかけられて、再び男達は休憩に入った
しばらくして失神から覚めた妻はカメにトイレに行きたいと言った。それを聞いた男達はニヤニヤしながらバスルームから洗面器を持ってきて、M字に開脚されて縛られたままの妻の股間にあてがい、そのまま洗面器の中にするように妻に命令した
「いやーそんなの絶対にいや、トイレに行かせてもう我慢できないよ」
涙声で懇願しているすかさずカメが
「何言ってるんだ?皆さんにお見せしないか!」
「いや、絶対にしない!」
「じゃあしょうがないな、○子が我慢できなくなるまでみんなで見物してるよ」
「いや、いや、いや、酷いよ」どうやら本気で嫌がってるようだ。
しばらく待っても妻が必死に我慢しているのに業を煮やした男達は、一人が妻の腹部を押さえ、もう一人が彼女の膣に指を2本挿入して激しく注挿しだした
「やめてー、いやー」
妻は絶叫していたがやがて「ああ、ダメ、出ちゃう、ああ出ちゃう、いやー」
やがてブシュブシュとテーブルの上のビニールマットに飛沫を飛び散らせながら、妻は無理矢理に放尿させられた。妻がすべて出し切るまで男達は責めるのをやめなかった
「・・・・・うう・・・・・ううう」嗚咽を漏らしながら妻は本当に泣いているようだった。
しかし俺が飯食うテーブルで何やってやがんだバカヤロウが
その後、再び床のビニールマットの上に妻がつれてこられて、ついに輪姦が始まった。
まず最初の男が妻の両足を折り曲げながら大きく広げて挿入した。男は気持良さそうに一心不乱に妻の中に自分のソレを叩き込んでいる。激しい男の責めに妻は大きな声でよがっている
「ああ、ああ、気持ちイイ、気持ちイイよう」
そのうちに二人の男が、手に赤い蝋燭を1っぽんづつ持って、火のついたそれを妻の体にかざした。妻はいまだ目隠しされたままの状態なのでなにも気がつかない。しかしやがて火に溶かされた熱蝋のしずくが彼女の乳房に垂れると激しく絶叫した。
「ヒィー、あつ、熱いいいいー」「いやー、やめてー、熱いよう」
体をのけぞらせ、ビクンビクンと震わせながら泣き叫びだした。そんな妻の体の反応に、彼女を犯している男は思わず快感の呻きをもらした。
「おお、たまらん、マ○コがキュウキュウしまってビクンビクンしてるよ、こんな気持ちいいのは初めてだ」
男はあっけなく逝きそうになったらしく、あわてて妻の膣から自分のソレを引き抜いた。まだここで射精するつもりはないようだ
最初の男が妻から離れると、すぐに次の男が彼女に覆いかぶさっていった。最初の男は自分も赤い蝋燭を握りしめると火をつけて蝋燭責めに参加した。男におかされながらなお3本分の熱蝋が容赦なく妻を襲う
「ああ、気持ちいい、感じる、ああ」
快感の喘ぎを漏らした次の瞬間には
「ヒィーー、あつ、ヒィーーー」苦痛に泣き叫び絶叫している。
赤い滴は妻の白い裸身に斑の模様を刻んでいく。豊かな乳房はもう赤い斑点でいっぱいだ、そして小さめの乳首には蝋の山が出来ている。妻の体に亀の甲羅の形に巻かれた赤い麻縄と、白い肌についた赤い斑点が、絶妙のコントラストを見せている
男達の全員が射精寸前まで妻の体を楽しむと、今度は妻は後ろ手縛りのまま四つん這いにさせれれて、今度はバックから犯された。そして今度も妻の白い背中や柔らかい尻に、容赦なく熱蝋が垂らされた。一人目の男にバックから激しく突きまくられ、ついに妻は熱蝋地獄の中でも達した。
「ああ、あああ、ああ熱い、熱い、ああイク~、ううむ、うむ」
そしてそのまま前につんのめるようにして倒れこんでしまった。
しかしまだ許されない、男は両手で妻の尻をつかむと強引に引き戻し、再び突きまくった。男が射精寸前まで行くと次の男に交代して、繰り返し繰り返し犯され続けた。交互に訪れる苦痛と快楽の絶頂に妻は泣き叫び、よがり、体を波打たせ、痙攣させ、錯乱しながら何度も何度も達した。そして再びガックリと失神してしまった、男達に犯し抜かれ半ば開きながら濡れて光る陰部が生々しい
上の階のBの部屋でこの一部始終を見ていた突入班の面々は、この異常なパーティーの内容に衝撃を受け、次第に口数が減っていき、狭い室内に9人もの男がいるにも関わらず、沈黙がその場を支配していった。場慣れしているはずの興信所員2名も、今まさにわずか一階下の部屋で行われているこの壮絶に淫靡なライヴ映像に色を失ってしまった。どうやら冷静なのは、心が壊れてしまっている俺一人のようだ。
「さて、そろそろ準備してくれ」俺がそう言うと、一瞬全員ははっとして我に返り、一気に動き始めた。カメラ担当、ビデオ担当、チェーンカッターを持った者、全員が自分の機材を最終点検している。そしてパソコンのモニターを見ながら突入の瞬間を待っていた。
一方パーティー会場では、失神してしまった妻をそのままにして、男達は洗面器になみなみと水を汲んできた。ガラス製の太い大きな浣腸器が2本用意されて、妻が失神から覚めるのを待っていた。やがて一人の男がバラ鞭で妻の蝋まみれの尻を打った、1回、2回、3回、鞭の立てる鋭い音が室内に響き渡った。5回目か6回目で妻は気がついた。
まだ朦朧としている妻に近付くと、カメがニヤニヤしながら優しく言った
「さあ○子、お待ちかねの浣腸の時間だよ」
一瞬はっとして我に返ると妻は「ああ、いや、浣腸は嫌よ」
カメは怒った表情を見せながら
「何言ってるんだ?さっき自分から浣腸して下さいって言っただろ?」
「だって嫌だもん、ああお願いそれだけは許して」
「しょうがないなー○子は、じゃあもう一度言わせてやるよ」
そう言うとカメはバラ鞭を取り激しく妻の尻や太もも、背中や、乳房を打った何度も何度も妻は次々と襲いくる苦痛に激しい悲鳴をあげたながら言った
「ヒィーーー、痛い、痛いやめて、お願いやめて、なんでもカメさんの言う通りにするから、お願い!」
「じゃあもう一度はっきりと言ってみろ!浣腸してくださいって!」
「あああ、浣腸してください、○子にみなさんで浣腸してください!」
「よしよしいい子だ、じゃあ○子の大好きな浣腸をたっぷりしてあげるからね」
「・・・・・ああああ・・・・・」
一人の男が潤滑クリームを妻の肛門に塗りこんでいる、丁寧に指をゆっくりと注挿しながら、指が挿入されるたびに妻はうっ、うっ、と鋭くうめき声をあげた。男の一人が、俺が寝室で何度か見たことのある歪な形の非常に抜けにくい形状のバイブを、妻の秘部にゆっくりと挿入してスイッチを入れた
「あっ、ああ、いや、ああダメ」これまでにさんざん責め抜かれた妻は、すぐに反応して切なげに腰を動かした。浣腸器を手にした男が洗面器から水を吸い上げ、妻に近付いて行った。もう一人の男が反対側から妻の尻をしっかり押さえると浣腸器のガラスの鶏管が、ゆっくりと潤滑クリームを塗った妻の肛門に挿入された
「ああ、怖いよう、」っと一声小さく悲鳴をあげ、半泣きになりながらも妻はもうすでに諦め、覚悟をしていたのか、じっとしていた男は異常な興奮を見せ、ニタニタしながらゆっくりと妻の中に注入していった
「ああ、いや、あああ、うむ、ううう、冷たい、いや、」
妻は自分の腸内に侵入してくる冷たい水の感触に怯えながら呻いた。一人目の男が全て妻の中に注ぎ込むと、もう1本の浣腸器を握り締め準備していた二人目の男が、すかさず妻の肛門に突き刺した。
「ああ、いやー、冷たい、もうゆるして」一回りしたころから妻の声のトーンが代わってきた
「もういや、もう勘弁して、お願いもう入れないでー、うう、苦しい!」男達は異常な興奮状態だ、カメはビデオカメラで妻の尻と肛門を撮り続けている
あまりに衝撃的な映像だったためについつい見入ってしまったが、ここで俺たちは動いた。
突入開始~開始~!俺たちは予め突入するための条件を決めていた、その条件が満たされるまではじっと待つことにしていた。その条件の一つは、パーティーに参加した男の全てが妻と姦通する瞬間まで待つこと。これはこの後で俺が奴らと戦うためにぜひとも必要としているからだ。そしてもう一つは出来るだけ長時間パーティーの様子を録画した後に突入すること。なぜ長時間の録画が必要かというと、後に俺に都合がいいように編集するためだ
俺たちはBの部屋を出ると、非常階段を使って出来るだけ静かに1階下の俺の部屋に向かった。部屋の前まで来ると俺は鍵を取り出し、静かに部屋のロックを解除した。チェーンカッターを持った人間が準備していたが、ドアチェーンは掛かっていなかった。ゆっくりとドアを開け、俺たちは一人ずつ順番に侵入した。
ここで心配した通りAが暴走した。極度の興奮と緊張のため自分とジャック・バウアーの区別がつかなくなったらしい。彼は目を血走らせながら巨体を揺るがせいっきにリビング&キッチンに駆け込むと怒号一閃、
「よーしそこまでだー、全員そこを動くなー!一歩でも動いたら撃つぞー!!!」
いったい何を撃つ気なんだオマエは。
「武器を捨てて両手を上げろ~」
目を血走らせた巨漢の怒号で、男達は蒼白な顔で沈黙しながら全員が浣腸器やらバイブを持ったまま両手を上げ、その一瞬後に全員手に持っていた淫具を放した。しばらくして我に返った男達は、口々に何なんだ?誰だあんた達は?興信所の職員は冷静に男たちの様子をカメラとハンディーカムに収めていく。そこで俺が次第に冷静さを取り戻しつつあった男達に向かって言った。
、
「俺は○子の夫だ、ここは俺の家だ、で?あんた達は誰だ?ここで何をしている」
男達は絶望的な視線で俺を見た後全員が俯いて黙り込んだ。縛られ、
目隠しされた状態の妻が「エッ?何?どうしたの?・・・何なのようー」って不安そうな様子で絶叫した。
俺はつかつかと妻に歩み寄ると、彼女の目隠しをはずし言った。
「○子大丈夫か?どうしたんだ?こいつらにレイプされたのか?」
長い間目隠しをされ続けていた妻は、しばらく眩しそうに瞬きを繰り返した後に、俺を見つめて絶叫した。
「あ、あ、あ、アナタ、ヒィイイ、ヒィ、な何で、何でここにいるの?イヤ、イヤーーー」
俺は妻への質問を繰り返した。
「どうしたんだ?大丈夫か?こいつ達にレイプされたのか?」
だが妻はいきなり突っ伏して「イヤ、イヤ、イヤー」と繰り返すばかりだった。
今ややっと冷静さを取り戻した男達が口々に叫び始め、
「いや違うんですご主人、これはレイプとかそういうことじゃないんです」
そこでほんの少しだけ冷静になりながらも、まだまだジャックなAが一言。
「黙ってろー、勝手に話すな、キサマ今度勝手にしゃべったら撃つぞ~~~」
だから何を撃つんだってオマエはw、つーかでかい声で叫ぶなよ、隣近所に迷惑だろうがw
そこで妻がいきなり叫んだ。
「あああ、ダメもうダメ、出る出ちゃう、トイレいかせて~~~」
その直後に妻はあてがわれていた洗面器に激しく排泄した。クッションマットの上に激しく飛沫を飛び散らせながら、あたりに異臭を放ちながら長々と排泄していた。終わったと思ったらまた激しくぶちまけての繰り返し。室内の全員が呆然とそんな妻の様子を眺めていた。
全て出しきった妻は
「ほどいて、ほどいてよう、もういや、もういや、死にたい、死にたい、ああああ、」
号泣しながら絶叫していた。
ジャックが妻の縛めを解こうと悪戦苦闘していたが、やはり不器用な彼に亀甲縛りは手ごわすぎた。とうとうキッチンバサミを持ち出してきてジョキジョキ切り始めた。
やっとのことで麻縄から解放された妻は、両手で顔を覆いウワーと号泣しながら寝室に駆け込んで行った。寝室の中からは長い時間妻の啜り泣きが聞こえていた。
全員に衣服を身につける許可を与えた上で、静まり返った室内で俺はカメの前に行くと
「カメさんですよね?ちょっとあちらでお話しましょうか?」と言って興信所のベテランのほうの職員と一緒にカメを書斎に連れて行った。
「カメさん、私はあなたのことは大変よく知っています、どういうことですか?説明して頂きたい」カメはしばらく俯いて黙っていたが、唐突に土下座して
「申し訳ありません、申し訳ありません、」
「あなた達は私の妻を大勢で輪姦していたのですか?」俺がそう聞くと、カメは
「いや、いや、そうではありません、奥様も合意の上の行為です」
「はあ?どういうことですか?意味がわかりませんが?何ですか?アナタは以前から妻とこういう関係にあった、ということですか?」
「・・・はい、そうです、私は以前から奥様と不倫関係にありました、今日のことは奥様も承知の上のことです・・・」
ここで俺の耳に唐突にウ~ウ~というサイレン音が聞こえてきた。最初空耳かとも思ったがその音は次第に大きくなり、俺は確信した。ああ、やられた、しまった。
これだけの大騒ぎを起こせば(特にジャック)当然隣近所に筒抜けだから、やはり警察に通報されたようだ。ジャックの怒号や狭い室内での大勢の激しいやりとりが、近隣住民の不安を煽ったようだ。心配したことが実現してしまった。
しばらくしてインターホンが鳴らされ、警察が部屋にやってきた。俺の部屋で人が殺し合いしている、とか、大勢の男が乱闘している、とかいった感じの、かなり大げさな通報だったらしく、警官達は始めからかなり気色ばんでいた。寝室から聞こえる妻の啜り泣きと、淫具が散乱して妻の排泄の後も生々しい部屋の惨状を見た警官達は、部屋の主である俺に説明を求めた。
やむ負えず俺はありのままを説明した
「妻の浮気現場を押さえるために、仲間たちと一緒に突入したらこの状態だった」
警官はレイプの可能性を考えたようだが、結局憔悴しきった妻が啜り泣きを続けながらもレイプではなく合意の上と証言したために、全員の身元を確認した上で、簡単な聴取を行って引き上げていった。妻の証言で警官は一気にやる気をなくしたようだ。ひとしきり俺たちにくれぐれも短気を起こして暴力沙汰などないように忠告することは忘れなかったが。
基本やはり警察は民事不介入が原則なので、被害者が合意と主張すればあっさりとしたもんだな。しかしこれは最初はやばいと思ったのだが、結果的には思いのほか好結果を俺たちにもたらした。
これ以降カメを始め男達は、万が一にもレイプ犯として刑事事件にされてはたまらないとばかりに、率先して妻との関係を語り始めた
カメは全ての事実を自ら語った上で、これまでの全てのパーティーを撮影したビデオと画像の存在を認め、それを俺に提出することをあっさりと了承した。俺にとってはカメからビデオや写真を全て回収することが何よりも重要だったので、素直に認めて謝ってくれたら大ごとにするつもりなんて全然ないって雰囲気を全身で演出していたのだが、ベテラン興信所員がカメに同行して即座に証拠を回収してくることになった。
彼らが出かけると、私とBとで残りの男達から事情を聞いた。でかい態度で鼻持ちならない奴も複数いたが、そんなことは俺には関係ねーんだ。こいつらの事情聴取なんて正直に言えばどうだっていいんだよ。週明けを楽しみにしてろよお前ら、って所さ。
全てを奪ってお前たちの人生終わらせてやるからさ、そのために俺は会社も辞めて全てを捨てたんだからさ
一方リビング&キッチンのジャックは、男達に命じて妻の排泄物の後片付けをさせてくれてた。事情聴取の間に喉が渇いてキッチンに水を飲みに行った時に俺が見た光景は、かなり笑えるものだった。スーツ姿の男達が全員で一生懸命雑巾がけをしていた。
当初偉そうにジャックに食って掛かった客1が、激怒したジャックに激しく殴り飛ばされてからは、彼らはジャックに対してだけは異様に従順だ。客たちはみんなで協力して、持ち込んだSM道具やビニールシートなどをてきぱきと片付けていた。ジャックは早い話、現場監督みたいだった。
しかしひょっとしたらジャックは最悪傷害で訴えられる可能性はあるな、俺とBに事情聴取されている間も、客1は腫上がった頬を無意識に庇っていたよ。自分はカメに誘われて参加しただけだ、ご主人には大変申し訳ないが自分もこんなことになるとは全く予想していなかった、自分も被害者だ、悪いのはカメだ、って必死で主張する男が後を立たなかった。俺が全員にした「でもアナタは○子が人妻だってことを知っていましたね」って言う質問には、みんなそろって知っていたと答えたよ。
男達の事情聴取が終わると、俺たちはまあしょうがないので客達を一旦解放することにした。全員がそろいもそろって安堵の表情を浮かべながら帰っていった。ただし帰り際に客1は再度俺に謝った上で、この不始末は全員で相談した上で必ずご主人が納得される形で収めるので、しばし時間を頂きたい、と言って去って言った。きっと速攻で弁護士たてて示談交渉に持ち込む腹だろう。
しかし甘いな、そんなもんで俺が許すかよ、何のためにこれだけ苦労したと思ってるんだ?金なんぞで済む話じゃないよ、残念だが、それにあんた達にはもう残された時間はわずかしかないよ
かなりの時間が経過していたのだが、ふと気がつくと寝室から妻の啜り泣く声が聞こえてこない。こんな女、死のうがどうなろうが知ったことじゃないのだが、それでも一応のぞいてみると、夜叉の形相で俺を睨みわなわなと体を震わせながら
「よくも・・・よくもこんな恥かかせてくれたわね・・・よくもこんなまねを・・・」
「絶対に許さない!絶対に許さない・・・」
「あなたが悪いんでしょ、あなたが、私はあなたを絶対に許さない、死ぬまで呪ってやる!」ってのたまっていた。
正直俺は何で自分が悪いのかさっぱり理解できないのだが、それ以上の会話は無意味と判断して黙って寝室を後にした
その後しばらくしてカメとベテラン興信所職員が帰ってきた。どうやら洗いざらい妻関係の資料を持ち出してきたみたいだ。寝室で固まっている妻の下にカメを引っ張っていくと、俺は言った。
おわかりだろうが、この状況では妻との離婚は避けられない、アナタはご自分のこの最愛の女を連れて行ってくれ、当然もうここにこの女を置いておくことは出来ない。
その俺の言葉を聴くとカメは、今日はじめて希望に溢れた妻の視線をさえぎり、俯きながら言った。
「すいません、それは・・・出来ません、できる限りのお詫びを致します、ですからもう一度ご夫婦でよく話し合ってください」
その言葉を聴くと、一瞬希望に溢れた視線でカメを見ていた妻は、目を伏せ体をわなわなと震わせて、
「帰って、帰ってよ、もうあんたの顔なんて見たくない!」と絶叫した。
その後よろよろとベッドから起きだした妻は、俺たちの目の前で着替えをすると、何も持たずにマンションから出ていった。
俯きながらどうにもばつの悪そうな表情でだまって妻を見送ったカメは、しばらくして再度俺に土下座しながら謝り、自分も帰っていった。
これにてその夜は解散、結局ホテルに戻りベッドに入ったのは早朝の5時過ぎだった。さすがに連日の睡眠不足や過労もあって、俺は気絶するような感じで眠りに落ちた。起きたのは午後3時すぎだった
午後6時にマンションのBの部屋でBと待ち合わせ、さっそく作業に入った。何をするかというと、昨日のパーティーの様子の録画を編集してDVDを作成すること。
妻が気持ちよさそうに喘いでるところや、絶頂を迎えたところ、楽しそうに男達と戯れている場面なんかを全てカットして、泣き叫んでいるところ、苦痛に呻いているところ、泣きながらやめてと懇願しているところなんかだけを集めて編集すれば、そら素敵なDVDの出来上がり。
必死で嫌がるけなげな人妻を、極悪非道の変態男達が集団で弄り抜いて犯し抜く犯罪ビデオの完成だいw
人間てな100の言い訳よりゃ一つの映像を信じるからね~、きっとねw
これを見た人間がなんて思うのかな?配偶者や会社の関係者ってのはいったいどう思うんだろうねwいろいろな所に配らないといけないんで、たくさん作らなきゃだなw
後はカメから回収した証拠をチェックして、使えそうなものを拾い出して、より説得力を持たせることだなあ。ただたくさんあるからチェックするのも一苦労だ、週末いっぱいかかりそうだな。
俺はひょっとしたら名誉毀損で刑事と民事の両方で訴えられる可能性があるが、でもかまうもんか、そんなことで俺のその先の人生は決して終了しないが、奴らの人生は終わりだよwww
肉を切らせて骨を絶ってやるさ!さあいよいよ週明けから作戦開始~開始~だw
今日は一日B部屋でカメから回収した証拠のビデオや写真をチェックしていたが、初めてのパーティーから回を重ねるごとに内容がどんどん過激にねっていく過程がよくわかる。そして最初の頃には戸惑いながらの参加者達も、慣れてくるにしたがって大胆に振舞うようになっていった。
ただ、カメが撮影したビデオはなんというかプロっぽすぎてあまり使えないんだ、早い話ただのエロDVDなんだ。今回のパーティーに参加しなかった客達をはめるにはこれを改ざんするしかないんだが、これをレイプビデオに改ざんするのは結構大変だよ。俺達が隠しカメラで撮った映像は画質なんかは全然ダメだが、ただ犯罪ビデオとしてみた場合のリアリティーが段違いだ。その点膨大な量がある写真のほうは使えそうなのが沢山あるのは幸いだったよ。
月曜から始まる攻撃にジャックがどうしても参加したいといって聞かない。俺が何度訴えられる危険があるからって説明しても自分は全然構わないから一緒にやるって言い張るんだ。気持ちはありがたいんだがやっぱなー、、、、、それにまた暴走されるとこまるしな
ああ、それから昨日書き忘れたんだが、みんながアドバイスしてくれてたカメと客達との金銭の授受については、事情聴取の際に全員から聞いたんだ。結果からいうと、残念ながら客達はカメに金を払ってはいなそうだ。昔からの仲間が多いらしくて、そもそもそういった関係ではなかったようだ。妻以外の女で過去または今現在こういったことをしたことがあるのか?って質問にはイエス。
客達の話を総合すると、カメは過去に二人の女を仲間に提供してSMパーティーを開催したことがある。回数ははっきりしないが、それぞれ複数回行ったらしい。
ただし、どちらの女も若い独身のモデルだったらしく、人妻は今回が初めてだったようだ。まあ不幸中の幸いだったな、こんな酷い話の犠牲者は俺一人だけで十分だ。
俺は今回の突入でほんのちょっぴりだけスッキリしたよ。昨夜は良く眠れたし、それに久しぶりに今日食い物が美味いって感じることが出来た。勝負はこれからなんだけどな
今日の昼ごろカメから連絡があって、会って話してきた。どうやらカメは客達からなんとしてでも金(なるべく少なく)で解決して、絶対に表ざたにさせるなって言われてるみたいだ。みんなで俺にお詫びの証として金を払う用意があるので勘弁して欲しい、いくらぐらい用意すれば許してもらえるか?って聞いてきた。
「わかりました、考えておきます」って返事した上で俺はカメに言った
「カメさんどうしても気になることがあるので本音で話しませんか?」カメはある意味芸術家wなんで駆け引きとかは全然へたで、簡単に人の言うこと信用するみたいだ。馬鹿だな、でもその結果色々聞けたよ
カメは始めの頃は妻の歓心を買いたくて一生懸命相談に乗っていたようだ。でも何故妻が俺の浮気を疑っていたのかは何回か聞いても妻は確信してるって事意外言わなかったらしい。随分傷ついていてやけになってる様子だったようだ。裏切られて傷ついて、誰でもいいから自分を求めて欲しがっていたらしい。そんな妻の心に付け込んで関係を結んだそうだ。
でもいざ関係を持つとある種の異常性をはらんだ妻の心が重かったらしい。でもカメは妻の女としての魅力から逃れられなくて、ズルズルここまで関係を続けたと言っている。妻の異常性に腰が引け気味のカメに、妻はすがり付き、失いたくないがために何でも言うことを聞くようになった。
カメが言うには、自分が女として求められたい願望が強ければ強いだけSMにはまるそうだ。俺には理解できないが。
最初カメは恐る恐る始めたらしいが、妻はのめり込むようにはまっていったらしい。
カメは言っていた、最近では妻の心の壊れっぷりが怖かったと、無責任で申し訳ないがもう自分は妻と関わるつもりは全くない、ある意味ではやっと終わったって安堵感を感じている。
正直に言って今日のカメの話を聴いて、より一層俺の中では謎が深まってしまった。結局妻と一度正面から何故俺の浮気を疑い、なんでそんなに傷ついていたのかを聞き出すしかないよな、でもなんで妻はそこまで壊れてしまったのだろう?全然わからんよ
俺は知らず知らずのうちに妻を追い込み苦しめたらしい、これまでの関係者の話を総合すると。
ただ俺は妻を裏切ってなんかいないし、何でなのか全くわからない。いったい何がいけなかったのだろう?何で妻は俺が浮気してると思いこんだんだろう。
仕事にかまけて家庭をないがしろにしたのは事実だ。でもそれと俺の浮気疑惑がなんでリンクするんだろう?正直誰でもいいから、推測でもなんでもいいから書いてくれ。
妻は実家に戻ったようで、夕方義母から電話があった。妻は一切の理由を話さないらしくて、義母はとまどいながらも俺に説明を求めた。さすがに電話で話すことではないので、明日の昼に直接会って話をするよ。でも俺は全貌は到底話せない、あまりに義母が可愛そうだ。いったいどういえばいいのだろう?正直途方にくれるよ
きのう近所の居酒屋でジャックと飲みながらいろいろ話した結果、やはり手伝ってもらうことにした。結果としてやつにも迷惑がかかるかもしれんが、どうしても一緒にやるって聞かないんだ。それに2方面の同時作戦のほうがはるかに効率よく、相手に与えるダメージも大きい。人手があるに越したことはない。
明日からの作戦のために、俺は少し前に東京に到着した。今は新宿のとあるシティーホテルにいる。少し後に単身赴任中に部下だった男と、ホテルのバーで待ち合わせてる。長年勤めた会社に最後のご奉公だ、いくつか注意すべき点を教えておかなければいけない。
明日の朝一から俺はこっちで、ジャックは地元で、同時に一気に侵攻作戦を開始する。結果の報告は本作戦終結後としたい。ターゲットが多いので1日では終了できないが、長くても3日はかからないだろう。
今日もほぼ夕方までかかって、ぎりぎり明日からの作戦のための資料作りを終えることができた。Bも俺もくたくただよ、でもBはよくやってくれた、こういう方面の仕事させたらピカイチだな。夕方俺が出発する前にBの部屋で俺とジャックとBの3人で最後の打ち合わせを行い、俺は彼らと別れた。
今日の昼に義母が俺のマンションに会いにきた。妻は俺が全て悪い、全部俺の責任だ、自分を裏切り人生をメチャメチャにした、俺を死ぬまで許さない、何を聞いてもそれだけしか言わないそうだ。俺の話を聞いて最初のうち戸惑いを隠せない様子だった義母は、やがて信じられない様子でガックリと肩を落とし、泣きながら俺に何度も何度も土下座しながら謝っていた。
頼むからやめてくださいって俺が言っても全然聞いてくれないんだ。俺は懸命に言葉を選びながら、妻の裏切りを伝えた。当然詳細な内容なんて言ってはいない。ただ妻が俺を裏切った事実だけを、そして俺が妻を裏切ったことがないって事実も。
義母は泣きながら
「馬鹿な娘、本当に馬鹿な娘、自分もあんなに苦しんだのに結局父親と同じことするなんて」
「私たちの教育が悪かったんです、すいません、すいません」って何度も何度も言っていた聞いていて一番応えたのは義母のこの一言
「私は結局夫にも娘にも裏切られてしまいました・・・何がいけなかったのでしょう?」
自分が娘によく言って聞かせるから離婚だけは思いとどまって欲しい、もう一度チャンスを与えて欲しい、そう懇願する義母に俺は言った、一言だけ
「・・・すいませんお義母さん、それは無理なんです・・・」
憔悴しきってガックリと肩を落として義母は帰っていった。今回の作戦終了後に、俺は妻ときっちり話をするつもりだ。もちろん緑紙を用意した上で。
午前9時客1の会社の受付
俺
「おたくの○○支店の○山部長の件でお伝えしたいことがあります、総務のかたを呼んで頂きたい」
嬢
「.・・・どういったことでしょうか?・・・」
俺
「おたくの○山部長が仲間たち数名で私の妻を集団でレイプした疑いがあります」
「証拠はこれです」そう言うと俺はカメが撮影した例のパーティーの画像の中で、客1が妻に挿入している画像を数枚いきなりテーブルの上に広げた。ヒッっと言って絶句する2名の嬢、顔面蒼白で固まっている。そこへ通りかかった2名の30代の社員が受付の異常を察して近寄ってきた。
俺
「おたくの○○支店の○山部長が集団で私の妻をレイプした、これが証拠です。刑事告訴も視野に入れています、これが表ざたになり、お宅の会社にご迷惑がかることを私は望んではいませんので、こうして予めお知らせに伺った次第です。総務の方をお呼びいただけますか?」
卓上の画像を見て一瞬絶句した2名の社員は、すぐに受付の電話を取ると早口で事情を伝え俺に向き直ると 社「すぐに係の者がまいりますので、とりあえずそれをしまって頂けませんか?」
ものの数分で総務の課長と30代前半と思しき社員がやってきて、俺は応接に通された
そこで俺は再度同じ説明をした上で言った。
俺
「一流企業の部長職にある人間が人妻を集団でレイプしたなどという話が表ざたになればマスコミの格好の餌食になるはずです」
「しかし一人の不心得な人間のせいで御社、ひいては多くの社員に迷惑がかかる事態を、私は望んではいません」
「私は何かを御社に要求するためにここに来たのではありません、私が刑事告訴に踏み切った場合に万が一にも御社にご迷惑がかかることがないように最善の自主防衛策を講じて頂きたい、そのためにこそ私は来たのです」そう言うと私はBと二人で編集したパーティーのDVDを取り出しこう言った
俺
「ここに一部始終が撮影されたDVDがあります、正直申しまして酷いものです、見ていて吐き気を催します」
「ですがこれを御覧になれば全てがお分かり頂けると同時に、どれほど大きな問題かもご理解いただけると思います」
「相手は部長職にある人間です、私としては失礼ながら出来ればしかるべく決定権のある方をお呼び頂き、一緒にこのDVDを見て頂きたいのですが?」
課
「わかりました私の上司を呼んでまいります」しばらくしてやってきた部長を含めた全員でオーディオ設備のある小会議室に移動。全員で俺が持参したビデオを見た。2時間ほどの録画を編集して45分ほどにまとめてある。最初やってきた当初は戸惑いを隠せない様子の部長も、映像が進むにつれ絶句して蒼白になっていった
延々と続く妻の泣き声、やめて欲しいと懇願する声、絶叫、悲鳴、男達の下品な野次、残忍な仕打ち、欲情のままに妻を代わる代わる犯す男達映像が終了すると、しばらくの間室内は静まり返り、部長は首を振りながらこめかみを押さえていた。そしてやがて俺に陳謝した
部
「確かに当社の○山部長です、なんとも言葉がありません、申し訳ございません」
俺
「どうか頭を上げて下さい、私もあなたと同じサラリーマンです(辞表提出済みだがまだ有給消化中)」
「あなたのお立場もお気持ちも十分に承知しています、不届きな一人の社員の行いです」
俺 「私は今日謝罪や賠償を求めてここに来たわけでは決してありません」
部 「・・・・・・・・・・」
俺 「私は民事はもとより刑事も視野に入れています、こんな人間たちをとても許せません」
「場合によってはマスコミへのリークも考えています、今ご覧になられたDVDには5人の男が登場しますが、妻をレイプした男達は全部で9人に及びます」
「主犯はカメラで撮影している男ですが、彼らは妻を犯している映像を撮影して、それをネタに妻を脅し繰り返し何度もこうして輪姦しました」
「今日のDVDは私があまりにおかしい妻の様子を知るために興信所が設置した隠しカメラの映像です」
「妻を輪姦した男達の大半はそれなりに社会的地位のある人間達です、表に出れば大きなスキャンダルとして大々的に世間を賑わすはずです」
俺
「しかし私は先ほども申し上げました通りあなた方と同じ一介の勤め人です」
「こんなことで会社の信用が損なわれ、社員の皆さんが好奇の目に晒されていいわけがありません」
「ですからどうか十分に自主防衛してください、しばらくの間私は待ちますから」
部「・・・そうですかそうでしたか、お辛いでしょうによくお伝え下さいました、心から感謝いたします」
「この会社に勤める人間としても、一人の男としても許せません、即刻上にはかってしかるべく措置をとります」
俺
「私はこの男の処分を含め一切何も御社に求めるつもりはありません、ですが私は少しでも早く彼らに法的、社会的制裁をしたいのです」
「なので出来れば彼に対する処分が決まり、御社の準備が整ったならお教えいただきたいと思います」
「私も刑事告訴およびマスコミへのリークをする前にお伝えしますので」
部「了解しました、必ずお伝えすると約束します」
「しかしよくお伝え下さいました、重ねて心から感謝いたします」こうして客1の会社への突入は終わった
俺がアポもなしでいきなり受付に突入したのは、そう、当然にただ単に担当セクションに直接突入してスキャンダルを内々に処理させないためだ。今日俺がもたらした客1部長の決定的なスキャンダルはあっという間に全社を駆け巡るだろう。人の口に戸は立てられない、こんな話が会社中に広まっては辞めざる負えないだろう、それが狙いだ。会社としても辞めさせざるを得ないはずだ。
しかも俺のことは相手の会社の体面を気遣ってわざわざ知らせに来てくれた親切な人間として処遇せざる負えない。俺は法学部ではないし、決して法律関係に明るくはないので、はっきりとしたことはわからんのだが、刑法上の名誉棄損の構成要件該当性を考えた場合、ある程度の安全性は確保できているのでは?と考えている、というより、厳密にはアウトなんだろうが、ある程度の正当性を主張して粘れるぐらいにはしておきたい。
詳しい人がいれば解説してくれるとありがたい。俺が結果何人もの社員に伝えたことに変わりはないが、それは最初に俺が要求したとおりに担当セクションの人間がすぐに出てきてくれなかったことが原因だから、俺は今回の突入作戦は全てこのやり方でやるつもりだ
同時刻、地元のジャックは客1の自宅に突入した。そこには旦那と子供を送り出し、朝のあわただしさから解放されてしばしの休養を楽しんでいた彼の妻がいた。
インターフォンを鳴らし要件を伝えて玄関先に通されたジャックは、証拠の写真を客1の妻に見せ、客1の人妻レイプ事件を伝え、今後我々が民事はもとより刑事告訴及びマスコミへのリークを行う予定であることを伝えた。
絶句して沈黙した後で客1の妻は半狂乱になりながら、信じません、こんなこと信じませんと繰り返していたそうだ。何を言っても無駄だと判断したジャックは、俺とBが作成した証拠のDVDをおいて客1の自宅を後にした。必死で否定しながらも客1の妻が完全にジャックが伝えた事実をあくまでも事実として受け入れていることは容易に見て取れたそうだ。ただ彼女の心が瞬間的にその事実を受け入れることを拒否しただけだろう。どうか彼女の心が壊れないことを祈るのみだ
その後、俺はカメが契約している出版社や広告会社をすべて回った、反応はどこも似たりよったりだった、ただそれは客1の会社とは明らかに違うものだった。
出版社や広告会社にとってカメは社員でも何でもなく、たかだか契約カメラマンにすぎない。あっさり契約を切ってカメとの関係を遮断するつもりなのがありありとわかった。
俺が説明するまでもなく彼らはマスコミ関係であるがゆえに、その事実が世間に出た場合の決定的な破壊力をある意味俺以上に承知しているだろうから。
何しろ俺がもたらした情報は、DQNが小娘を集団でレイプしたのとは話が違う。40代50代の社会的責任や立場がある大人が、集団で人妻を輪姦したのだ。カメを切り捨てた上で自分のところの雑誌や週刊誌に特ダネとして掲載する出版社があったとしても不思議ではない。
まあそうなったとしても俺が刑法上の罪にそのことが原因で問われる可能性は低いのでは?って思うがどうだろう?最悪そうなっても覚悟はできている。
ジャックは俺よりははるかに早くカメの自宅突入を終えていたのだが、あくまで俺と歩調を合わせる必要から、俺と突入タイミングを同じくしてカメの妻を訪ねた。カメの妻は年齢よりも随分老けこんでいて疲れ切った様子だったそうだ。子供のためカメの収入を補うために、長年必死で彼女は働き家計の手助けをしてきたようだ。大変なご苦労だったと思う。それなのにこんな悲しい話を聞かなければならない彼女が心底可哀そうだった、とジャックは言っていた。
彼女は、カメが私の妻と関係を持った後、仲間たちに輪姦させたビデオをネタに何度も何度も、しかもこれが初めてではなく過去にも同様のことを繰り返している、そのジャックの説明を聞き、ガックリと項垂れ、しばらくの間無言だったようだ。
やがてスイマセン、スイマセンと何度も土下座して謝ったそうだ。かける言葉もないままジャックはカメの自宅を後にした。ジャックはカメの妻の疲れ切った表情に心を痛めて、あらためてこんなことを繰り返す男に激しい憤りを感じていた。許せない、ぶっ殺してやりたいって言っていた
こうして俺とジャックの作戦初日は終了した、ジャックのほうはともかく、俺のほうは予定よりもかなり時間がかかってしまった。明日からの作戦が懸念される。
このままでは予定通りに終わりそうもない、でも急がないといけない。敵に時間を与えてはならない、何としても予定通りに終了させる必要がある。気がついた時には手遅れ、それこそが一番大きなダメージを与えられる。明日からは一社当たりにかける時間をもっと省略しないといけない。
夕方から俺の携帯にカメから何度もTELがあった、やっと気がついたらしい。ただし恐らく自宅への突入しかまだわかっていないはずだ。客1及びカメと契約している各社からの本人達への呼び出し及び契約解除の通告は、早くても明日以降だろう。今回の突入作戦が全て終了するまでは無視だ。
俺は予定ぎりぎりで関係者5名の勤務先および重要関係先に俺は突入完了。繰り返しになるので突入の詳細は割愛させていただく。ただしサラリーマンの関係者には決定的な破壊力をもたらすだろうが、フランチャイズオーナーにはどれだけの影響力があるかはわからない。
ジャックはバツ1と未婚の客を除く全ての客の自宅への突入を果たした。残るは開業したての社労士、居酒屋オーナー、カメの業界の舎弟の3名への業務上のダメージをいかにして与えるかだ。
社労士には俺が地元に帰還するなり、県の社会保険労務士会に懲戒申し立てを行う。カメの業界の舎弟は、カメの件が業界でそれなりに取りざたされるのを待ってリークしてやるつもりだ。
ただし居酒屋オーナーはかなり難易度が高い、正直客を装い何度も足を運び大きな声で
「知ってる?ここのオーナーってさ・・・」ってやる以外ないな、ただそれでどれだけダメージを与えられるかは疑問だが、やるしかない
昨夜俺が地元に帰還すると、俺とジャックとBは集合して、客4の経営している居酒屋の中で一番メインの店で飲んでいた。繰り返し繰り返し「ここのオーナーってさ・・・・」ってやりながら噂になるまで何度でもやってやるさ。
俺はそのまま実家に戻った、理由は聞かずにしばらくおいて欲しいと頼んだ父親は怪訝な様子ながらも、久しぶりの俺の帰還を大層喜んでくれて、さっきまで一緒に飲んでいた。
あれだけ厳しかった父もやはり老いたな、随分丸くなっちまってるよ、ここらが潮時なのかな、そろそろ親父を楽にさせてやるべきかもな。
カメからは相変わらず何度も携帯に連絡がある一方妻からは何の連絡もない、正直これだけのマネをしながら相変わらず俺を憎んでいる妻の心が全く読めない
今日の午前9時、俺は客3の所属する県の社会保険労務士会に足を運び、事実を伝え処分を申し立てた。一様に俺の話を聞いて証拠を見せられた係員は、驚愕の表情を浮かべて信じられない様子だった。こいつらが果たして身内にどれだけ厳しい態度で望むのかははなはだ疑問だが、ただ俺の話を聞いていた人間は興味しんしんの様子だったよ。人の下半身のスキャンダルはずいぶんと楽しいみたいだな、さてさてどうなるのかな楽しみだな。
今後彼らがどう動くかは全く予測出来ない。やけくそになり俺と徹底抗戦するのか、それともこれ以上の被害を食い止めるために必死で示談しようとするのか。俺と戦おうとすればいやでもこの話は外に出てて、マスコミにでも伝われば目も当てられない結果になることを覚悟する必要がある。彼らは警察の判断や裁判所の判断など決して待ってはくれないだろうから、派手に面白おかしく報道してお終いだろう、だがそうなれば関係者は長い年月世間から後ろ指さされ、もう決してまともな職にはつけないだろう。
たとえ和姦として警察が不起訴処分にしたところで一旦報道された後ではなんともならないはずだ。それに一人でも徹底抗戦する人間が出れば結局全員巻き込まれる結果になるために、彼らは全員でまとまって行動する必要がある。それぞれ立場の違う人間が9名、はたして意見はまとまるのか?
俺はここでついに、突入以降鳴り続けるカメからのTELに出た。開口一番カメは早口にまくし立てた
カ「どういうことですか?いったい?我々は奥様をレイプなんてしてないじゃないですか!」
俺「あの後色々な証拠、特にあの日の監視映像を見て我々はあなた方が妻を輪姦していたと確信しました」「泣き叫び嫌がる妻をあなた方が笑いながら犯していました、許せません刑事告訴します、勿論民事も、そしてあなた方には社会的制裁を受けて頂く」「マスコミ各社に今回の事件を伝えます、証拠の映像も添えて」
カ「ちょっと待って下さい、そんなことしたらあなたも名誉棄損で訴えられますよ、そうなればあなたもただではすみませんよ!」
俺「どうぞ、もとより覚悟の上です、あんな形で妻を汚され、輪姦されて黙って引き下がる男がいると思いますか?」「とことん戦いましょう、そのために私はすでに会社を辞めました、失うものはもう何もない」
カ「・・・いや、待って下さい、あれは本当にレイプなどではないんです・・・ああいったプレイなんです、奥様も了承されてのことなのです・・・」
俺「そんなことは信じない、妻はあんなに嫌がって泣き叫んでいた、あんたたちは集団で妻をレイプしたんだ!」
さらに驚き、必死のカメと俺とのやり取りは続く
カ「奥様は、奥様はなんて言っておられるんですか?奥さまはあの日も警察にレイプではないと証言したじゃないですか!」
俺「あなた方が撮影した映像で妻を脅していたからでしょうが!それにあそこまで酷く犯し抜かれた女が表ざたになることを覚悟できるわけがない」
「それぐらいのことは誰にだもわかることじゃありませんか?妻はショックと恐怖で何を聞いてももう何もいいません」
「そんな妻に代わって私があなた達を制裁します、どうかお覚悟をなさっていただきたい」
カ「・・・時間を、時間をいただけませんか?あなたのお気持ちをみなに伝えて検討させてください、少しでいいですから・・・」
俺「今更何を検討されるというのですか?検討してどうしようっていうんです?」
カ「で、ですから、あなたの御納得のいく形でですね謝罪と賠償をですね・・・」
そこで遮って
俺
「そんなことをして頂く必要はない!私は準備が整い次第に開始いたします、相談されるのならばせいぜい急ぐことですね」
それだけ言うと俺は電話を切った、カメはあの日決定的な瞬間に妻を切り捨てた、今更カメが連絡しても妻は出ないだろうし、もうカメのためには何の証言もしないだろう
人間は受け入れがたい事実に直面すると、しばしばむりやりに事実を捻じ曲げて解釈し、自分の心の負担を少しでも軽くしようとする傾向があると思う。今回の俺はその極致、少々あっち側に行ってしまった男の役どころだ。
カメが今日の様子を仲間に話せばきっと彼らは思うはずだ、きの字に地獄の道ずれにされてたまるかってwもちろん俺は本気で刑事告訴やマスコミリークなんてするつもりはない。ただこれはチキンレースだ、先にブレーキを踏んだほうの負けだ。ならばきの字は手ごわい相手だろう、怖いもの無だからなwさてさて上手く演じられたかどうか?
今日の夕方、客の少ないシティーホテルのコーヒーラウンジで妻と会ってきた
最初頑なに話すことは何もないと取りつく島もない様子だった妻も、あれから数日たって少しは頭も冷めてきたのか、俺が最後の話をしようというと、しぶしぶながらも了承した。
ホテルにやってきた時には覚悟も決まっていたのか、電話で話した時よりはずいぶん冷静だった。離婚することについては簡単に話はまとまった。そしてそこで俺は気まずい沈黙の中、ついに長い間の疑問の回答を求めて口を開いた。
俺「今回のことについて今更何も言うつもりはないんだ、ただどうしても聞きたいことがある」
「カメからも君の母からも聞いた、君は俺が君を裏切って浮気していたことが許せないって言ってるが、それはいったい何のことなんだ?」
「俺は君と結婚して以降今日まで君を裏切ったことは一度もないんだ、俺にはいったい何のことかわからない」
妻「・・・まだそんなことを言うの?この期に及んでまで?」
妻はややあきれ顔で嘲笑うかのような表情を見せながら言った
俺「わからないから聞いているんだ、いったい何のことだ?いつの話をしている?頼むから答えてくれ」
妻「・・・あなた私が気がついてなかったって思ってるの?馬鹿にしないで!」
俺「だからそれはいつのことだ、何を指して言ってるんだ?答えてくれ!頼むから」
ふうっと一息ついてから妻はやっと話始めた
妻「今から1年ちょっと前、両親の離婚問題で1年以上も苦しんだ私がやっと立ち直りかけた頃のことよ」
「あなたは鬱状態だった私の相手にいい加減疲れたんでしょ、私はずっとあなたに感謝していたし、心から信頼してたのに」
「私見たの、あなたが若い女性とホテルのレストランで楽しそうに食事してるところを」
「でもその時はたまたま部下かなんかの女性と食事してただけだって思った、思おうとしたの」
「でも一たん疑念が生まれると次々とあなたの不審な行動に気がついてしまった」
「夜中にこっそりとリビングで電話してたり、あなたのスーツのちょうど胸のあたりに女性のファンデーションが付いていたこともあった」
「そして決定的にあなたの浮気を確信したのは、あなたがカバンに入れていたコンドームを発見した時よ」
「あなた嫌いだからって使ったことなんてなかったでしょ?」
「信じていたのに、愛していたのに、あなたは私を裏切った、父親と同じように」
「悲しくて辛くてどうしようもなかった、何度もあなたを問い詰めようと思った、でもあなたはいつも仕事、仕事、仕事、私の話をちゃんと聞こうとなんてしなかったじゃない!」
「それに私にもプライドがあるの、母親みたいに男にすがって捨てられるなんて絶対に私のプライドが許さない、だから聞かなかっただけ」
「あなたが毎日遅くまで帰ってこなくたって、仕事だから、私のために頑張ってくれてるんだって思ってたから平気だったし、感謝もしていた」
「でも全部嘘だったんじゃない、あなたは仕事っていいながら他の女と遊んでいたのよ」
「やっと立ち直りかけてたのに、あなたのせいで私はそれまで以上に苦しんだのよ」
「でもそれまでみたいにあなたに苦しんでるところなんて見せたくなかった、だからあなたの前では平気なふりしてただけよ!」
「どんなに辛いかあなたにわかる?誰も私を愛してくれないことが、必要としてくれないことが!」
「苦しかった、毎日毎日心が壊れそうに」
「そうして苦しめば苦しむだけだんだんとあなたのことが気持悪くなったの、だからあなたの下着に触るもの気分が悪かった」
「初めて人を憎いと思った、本当にあなたのことが大スキだったから、心から愛していたから、だから絶対に許せないって思ったの!」
「そうね、その頃から私は本格的に壊れてしまったのかもしれない」
「寂しくて寂しくて、誰かに求められたい、誰でもいいから、そんな風に強く思うようになった」
「カメなんて好きでもなんでもなかった、あんな男、そうね、はっきり言えばだれでもよっかったのよ」
「私たちのマンションで撮影があった時、あいつは無理矢理私を抱きしめて押し倒したの、その瞬間に頭の中に電気が走った」
「ああ、私こんなに強く激しく求められてる、そう思ったらそれまでの苦悩が一気に消えていった、爽快で幸せな気分だった」
「でも回を重ねるに従ってだんだん刺激が足りなくなった、最初のころの爽快感が少なくなっていった、そんな私の反応を見てあいつはいろいろ頑張ってくれたわ」
「私に飽きられまいとして必死にね」
「何とか私を最初のころのように満足させようとして、もうほんと次から次へと」
「そうやって考えれば親切で便利な男だったわ」
「あなた私があいつを愛して骨抜きになってたとか思ってるでしょ?」
「でも残念ながら見当外れ、あなたに裏切られ傷つけられた私が簡単に男を信じたり愛したりできるわけがないでしょう!」
「あの男達に私はオモチャにされたんじゃないの、私があの男達をオモチャのしたのよ」
「あいつ達にめちゃくちゃにされるのは気持よかったわ、大勢の男が必死に競って私を求めている、頭の中がスーッとしてジンジンして苦しいこと全部忘れられた」
「それに私がめちゃめちゃにされればされるだけ、大っきらいなあなたが汚れていくと思うとよけいに快感だった」
「どう?これで全部わかったでしょ?満足した?」
「あなたがやったことは私を裏切っただけじゃない、自分自身をも裏切ってめちゃめちゃにしたのよ
「だから私は死ぬまであなたを許さない、絶対に!!!」
前にも書いたが俺は立場上取引先や部下の女子社員と食事をしたりすることがたまにある。妻がいったい俺が誰と一緒のところを見たのかは今となっては不明だ。夜中に電話していたのは、1年ちょっと前に優秀な部下の女子職員が、仕事上の問題で会社を辞めようと悩んでいたことがあった。俺は彼女の能力を惜しんだし、人間的にも見どころを感じていたので、一生懸命励ましていたんだ。
そんな折に何度か夜中に泣きながら電話してきたことがあって、妻はきっとその時のことを言っているのだろう。そして結局その女子職員は会社を辞めてしまったのだが、最後の送別会のときに店を出た帰り際に泣きながら「いろいろ相談に乗っていただいたのにすいません」って抱きついてきたことがあったんだ。
勿論それだけなのだがその時に彼女の頬紅がついたのだろう、それ以外にはありえない。
俺はやましいことがない故に全く気にもしていなかったのだが、コンドームは俺は早く子供が欲しかったこともあって俺達夫婦は使っていなかった。妻はまだもう少し二人でいたいからと俺に避妊するように求めていたのだが。
問題のコンドームは上司と数人で飲んでいた時に酔っぱらった上司が上機嫌でワイ談を始めて、最近ネットのアダルトショップで購入したというジャンボサイズのコンドームを皆に見せながら(その上司は大きいらしい)そのコンドームがいかに具合がいいかを話して聞かせていた。
その時にどうだお前たちも試してみろと言って俺達に一つづつ配ったことがあった。まさか断るわけにもいかず、その場で捨てることもできずに俺は何気なくカバンの中に入れてそのまま忘れてしまったのだ。数日たって思い出して捨てたのだが、妻が見たのはその時のコンドームに間違いない。
長い妻の独白が終わった後に俺は言った
俺
「・・・違うんだ・・・違うんだよ○子、全部誤解だ、俺は君を裏切ってなんかいないんだ!」
その瞬間に妻の表情が変わった、ハッとして最初驚きの表情を見せた後、まるで憑物が落ちたように先ほどまでの険しさが消えていった。
俺が全ての説明をするまでもなく妻にはわかったようだ、俺の悲しげな様子を見ただけで。
そしてその後に見せた表情こそ俺が愛した妻の顔だった。
不幸が重なり疑念に取りつかれて夜叉に変身してしまう前の妻の大きな瞳にみるみる涙が溢れ、これほどまでに悲しそうに人が泣けるのかと思えるほど悲しそうに妻は泣いた。
長い間の苦しみと憎しみで凍りついてしまっていた俺の心がやっと溶けた。そして振りきれてしまっていた心の振り子が再び元通りに戻った妻は、泣きながら無理矢理に微笑んでただ一言だけ残して去って行った
「・・・でも、もうダメね」
俺は悲しくて、ただ悲しくて、妻にかける言葉も見つけられないまま彼女を見送った
そしてその日の夜に妻は自殺を図った。
彼女は以前両親の離婚問題に悩んで通院していた時に出された、睡眠薬や安定剤などを大量に残していたようで、昨夜の娘の様子があきらかにおかしかったことから、虫の知らせなのか、朝いつもより早く目覚めた義母が娘の様子を見に行って気がついた。
すぐに救急車で運ばれた。昏睡状態の妻は胃洗浄を受けた。幸い発見が早かったこともあり何とか助かりそうだ。ただ、今も妻は昏睡状態のまま病室にいる。
俺が様子を見に駆け付けた時にも、妻は昏睡状態のまま病院のベッドで寝かされていた。ある種の劣性遺伝なのだろうが、常人よりもかなり白い彼女の肌がよりいっそう白く青ざめて見えた。
俺はそんな妻を見つめながらいろいろな思いが頭を駆け巡った。頑張れ、死ぬなって思う反面、目覚めれば嫌でも悲しく絶望的な現実が彼女を待ち受けている、このまま目覚めないほうが幸せなのかも知れない。しかし悲しみ絶望したまま死ぬのではあまりにも可哀そうだ。
でもただ一つだけ確かなことは、もう決して俺達夫婦は元には戻れないだろうこと。
妻が俺にあてた遺書にはたった一言だけ「ごめんなさい」
3日間昏睡状態だった妻は4日めに目を覚ましました。両親の関係が壊れ始めたころからその時点までのおよそ3年間の記憶を全て失って、医者の話では耐えきれないほど辛い、自ら死を選択するほどの苦しみで心が壊れてしまわないように自我が記憶を封印してしまったそうです。ある種の自己防衛本能なのだそうです。
妻が失った記憶を取り戻す可能性はかなり低いそうです、辛い記憶を取り戻すことを自我が拒否するから。でもうっすらと何かを覚えていたり、断片的に何かを思い出したりはすることはあるそうです。
私が目覚めた妻の病室を初めて訪れた時、そこには度重なる不幸な出来事と些細なすれ違いで心が壊れ夜叉に変身してしまう前のそう、私が心から愛していた昔のままの妻がいました。
私に気がつくとうれしそうに何の屈託もない笑顔を見せて妻は言いました
妻「心配させてごめんね、でも私いったいどうしたの?どうしてここにいるのか全然思い出せないし、誰に聞いても教えてくれないの」
「覚えてるのはね、私真っ暗な何もないところで一人でいたの、すごく長い間いたような気がする、でもそれが1日なのか1年なのか10年なのかはわからないの」
「とにかく長い間一人でぼうっとしてた、でね、ふっと気がつくと蝶が飛んでた」
「それが見たことないぐらい綺麗な蝶でね、私一生懸命追いかけたの」
「なかなか捕まえられなかったんだけど、一生懸命追いかけてやっと捕まえたって思ったら目が覚めてここにいたの」
「何か不思議な感じだけど悪くはないよ、今は幸せな気分、あなたが来てくれたからかな?」
それから1年が経ちました、今も私は妻と一緒に暮らしています。
私はこれまで現在形で書いてきましたが、実際は1年前に私達が経験した事実を当時の私の日記をもとに時系列を現在に変更して加筆をして書いたものです。
時々妻は何かを思い出しそうにふと宙を睨んだりしていますが、今のところ何も思い出さないようです。この1年の間、私は妻の記憶が戻ることだけをひたすら恐れてきました。あの忌まわしい3年弱の記憶を妻が取り戻すことがないように祈り続けてきました。
妻が退院すると私はあのマンションに戻ることはしないで、妻と一緒に私の実家でしばらく暮らしました。両親には詳しい事情は一切話しはしませんでした。でも彼らは妻の様子を憐れんで、随分と気遣い、優しく妻に接してくれました。
当初妻はいきなり自分が3年もの歳月の記憶を失っていることに、戸惑い不安そうに暮していましたが、周りの温かい反応に次第に安心して落ち着いていきました
カメ及び客達とはその約一か月後に彼らが全員で私に一括で2700万を支払うことで示談しました。おそらく金回りがいい客が他の客の分も立替えて支払ったものと思われます。
その金額が果たして高いのか?安いのか?今もって私にはわかりません。ですが、正直その時点ではすでに私は金などどうでもよかったし、カメや客達のことももうどうでもよかったのです。
ただ一刻も早くこの問題にけりをつけて、妻からこの問題を遠ざけたかった、ただそれだけです。愛する妻を忌まわしい過去から守りたい、その思いでいっぱいでした。結局彼らは大きなダメージを受けながらも、私と戦う道を選択することは出来ませんでした。自らの人生がそれ以上のダメージを受けるのを恐れて。チキンレースは私の勝ちです。
あのマンションはすぐに売りに出しました、今私は妻と二人で私の実家の比較的近くに新しく中古で購入した一戸建てに住んでいます。マンションとは違い、狭いながらもささやかな庭もあります。
妻の母親もちょくちょく遊びにきてくれます。
ジャックはしょっちゅう遊びにきます。当初は不思議そうに妻を見ていましたが、いまではごく普通に、なんのわだかまりもなく接してくれています。
そして私は今は父の仕事を手伝っています。父は早く私にバトンタッチしたいようですが、まだまだ父には頑張ってもらうつもりです。なぜなら、もう私は以前のようにがむしゃらに働くつもりはありませんから。
毎日なるべく早く家に帰り、妻と一緒の時間を過ごしています。
不幸な出来事や、悲しい疑念、家庭を蔑ろにしてしまった報い、そしていろいろな偶然も重なった結果、私は愛する妻を失ってしまいました。
亡くなってしまった人、悲しみと絶望のあまり鬼に変わってしまった人は、もう決して元には戻らない、たとえどんなことをしようとも。実際それは真実でしょう、
しかし奇跡は起こった、そう私は信じることにしました。もちろん色々な思いはあります、でも今私の傍らにいるのは心が壊れ、薄汚く汚れてしまった妻ではありません。そうなる前の純粋で綺麗な心のままの妻なのです
私は失ってしまった3年間をもう一度リセットしてやり直す機会を与えられた、そう思っています。以前にはしてやれなかった旅行にも何度も一緒に行きました。毎日妻は幸せそうに、楽しそうに暮らしています。
以前よりもずっと私が仕事を終えて帰ると、屈託のない笑顔で嬉しそうに私を迎えてくれます。私も今は幸せです、ただ妻がいつか失った記憶を取り戻す時がくるかもしれない、その不安だけが私にとっては小さな小さな抜けない棘です。
しかしもう私はそのことを考えるのはやめにします。もうじき、後5か月足らずで私と妻の子供が生まれてきます。妻は毎日聞きなれないクラッシック音楽を必死で我慢しながら聞いたり、お腹の子供に話しかけたりしています。もしもいつか妻が記憶を取り戻したとしても、些細なことと笑い飛ばせるように、二人で幸せな時間を積み上げていけばいいと思います。そして私もあの忌まわしい記憶を妻のように忘れてしまえばいいのではないでしょうか?
そうそう、昏睡状態から覚めて以降、妻は蝶がとても好きになったようです。我が家のささやかな庭の花壇で蝶が飛んでいると、とてもうれしそうにウットリと眺めています
最後にカメと客達のその後を報告して終りにしたいと思います
カメ 離婚、ほとんど全ての仕事を干され現在はアシスタントのようなことをして何とか生活している
客1 離婚、会社は自主退職、現在就職活動中
客2 相当揉めたようだが離婚には至らず、フランチャイズ店の権利は売却
客3 離婚、社会保険労務士は廃業、現在は清掃会社で働いている
客4 現在も居酒屋オーナーただし以前と違い自分は店には出なくなった。そして妻の親権下の子供がアルバイトで店を手伝っていたのだがあのしばらく後から顔を出さなくなった
客5 離婚はせず、会社は自主退職
客6 離婚、会社は自主退職、半年ほど前から不動産会社の営業として働いている
客7 離婚はせず、会社は自主退職、現在就職活動中
客8 業界から姿を消す、その後は不明
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